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ヘヴンズゲート

ヘヴンズゲート

作者: 白兎

■ヘヴンズゲート





たった一つの願いを叶える為、少年は行く。





郁水行人いくみず ゆきと


能力『他人の能力を完成させる能力』





行人の目の前に神様が現れた。


「好きな能力を言え。サバイバルゲームに選ばれし者よ」


行人は驚かない。


「神? まあいい。俺の望む能力は他人の能力を完成させる能力だ」


……


…………


………………


「ふわぁぁ」


俺の朝は早い。


帰宅部で部活には入っていないが、行人は起きた。


「ん~? 能力を貰ったから何かが変わるかと思ったが、案外変わらないものだな」





「おはよー行人」


家の前で行人を待っていたのは幼馴染の向日葵日向ひまわり ひなただ。


「待たなくてもいいのに」


「わたしが行人を待ちたいの! 行くよ」


日向に手を引かれ、行人は学校へと急ぐ。





学校。


「はぁ、はぁ、日向。……走り過ぎ……」


「もう、行人は体力ないな~」


校門を抜けた二人が見たのは破壊された校舎だった。





「えっ、!? 何!?」


「サバイバルゲーム。……神様、そういうことかよ」


行人は冷静に考える。


火事でも起きたかのような学校。


学校を大破させるほどの能力。


完成させ自分のものにすればこれ程頼りになるチカラはない。





バタッと何かが倒れる音が行人の後方でした。


「よぉ? お前はやけに冷静じゃねーか。メガネくん」


行人に声をかけたのはいかにも不良っぽい男だった。


ただし、一般人と異なりその身体は炎に包まれていた。


「冥土の土産に教えてやるよ! 俺のチカラは……強制発火パイロキネシスだ! さぁ、燃え尽きやがれ!」


炎が行人に迫る!


「強制発火……ね」


行人は能力を分析する。


こいつの本当の能力は……


行人は炎を避け、右側のコンクリートを焦がしたに過ぎなかった。


「……違うな、お前のチカラは発火能力じゃない」


行人は付近に落ちていた鉄パイプを手にした。


「学習したぞ。お前のチカラは……」


「ぅるせえ! 燃え尽きやがれ!」


行人は打ち出される炎の塊を鉄パイプで受け止めていく。


「お前のチカラは強制酸化能力、炎の操作はその副産物に過ぎない」


「ぁああ……」


「酸化コーティングした鉄パイプだ。受け止めてみせろ」


行人は不良男の頭をかち割った。





「ふっ、こんなものか」


行人が辺りを見渡すと、近くに気絶したらしい日向がうずくまっていた。


「一体どこまで見たのか……」





日向が目を覚ますと、そこは病院だった。


「大丈夫か。日向」


行人は日向に尋ねた。


「うん。……大丈夫。わたし、気絶しちゃったんだ」


「知ってる。俺が救急車を呼んだからな」


「……そうなんだ」


「どうした?」


「うん、みんな燃えちゃったんだなって思って……」


「日向……」





日向の見舞いを終え、行人は学校へ向かった。


あの不良男がただの馬鹿の可能性もあるが、生徒たちの中に能力者が混じっている可能性もある。


能力者を狙って学校ごと燃やすなんて、一見非効率的に見えるが、確かに手段としてはありだ。


「その強制酸化能力も、俺が完成させたがな」





学校。


「……まるで廃墟だな」


これが昨日まで通っていた学校か……と、感傷に浸るひまは行人には無かった。


「むむ、悪人の気配がします」


行人の近くに魔法少女がいた。


否、正確には魔法少女のコスプレをした少女がいた。


「む~、悪人は既に誰かにやられたようですね~」


「ちょっと、いいかな?」


「はい!?」


「俺の名前は郁水行人。能力者だ」


「っ!?」


「警戒しなくていい。俺は君に危害を加えるつもりはない」


「信じろ……と?」


魔法少女は怪しい者でも見るかのように行人を見た。


「おそらく君のチカラは『悪人』にしか効かない。違うかな?」


「……正解です。わたしのチカラは『悪人』を『犯した罪の分だけ裁く』ことです」


あっさりと能力者であることを明かした魔法少女。


「なら、俺にチカラを使ってみるか?」


「そうですね。……ギルティ」


魔法少女の右手に弓矢が現れた。


「ギルティアロウ!」


放たれた矢は行人を貫き、しかし行人は無傷だった。


「ほら、俺は何ひとつ悪事をおこなっちゃいない」


「そう、みたいですね」


魔法少女は気付かない。


自分の能力の落とし穴に。


裁かれる者自身が『罪』と知覚しないものに対してギルティは無力であることに。


しかし、これは行人にとっても賭けだった。


もし不良男を殺した罪悪感を欠片でも感じればその先に待っているのは死、なのだから。


「同盟を結びたい。俺一人でもやるつもりだったが、仲間が居ると楽になるんだ」


「何を……するつもりですか」


行人はこう答える。


「世界平和」








■ヘヴンズゲートⅱ





春日港かすが みなと


魔法少女。


能力「『悪人』を『犯した罪の分だけ裁く』能力」





行人は結局その日はうやむやのまま、魔法少女とメールアドレスの交換だけをして帰った。





世界平和。


行人が掲げたその目標の為、行人はチカラを何度も繰り返し練習した。


魔法少女と出会った時にギルティは既に完成済みだ。


炎の出現しか出来ないチカラを完成させ、あらゆるものを酸化させることが出来たように、ギルティも弱点である『悪人』の定義を自分から見た『悪人』へと完成させていった。


行人は言う。


「この世界から悪人を一人残さず抹殺するんだ。そうすれば世界には俺に選ばれた心の優しい人たちだけになる」


「その為にはまだまだチカラが必要だ。チカラが……」





翌日。


『昨日はうやむやにされたので、今度こそ同盟の話をしましょう』


というメールが魔法少女からきていた。


「早いな。待ち合わせは駅前のカフェか……」


行人は身支度を整えると家を出た。


「春日港です。昨日はいろいろあって話せなかったので今日はじっくりと話しましょうね」


「郁水行人だ。俺からは特に話すことはない」


むっとした港は行人にビシッと指を突きつけた。


「世界平和って、具体的に何をするんですか?」


「それよりも、あの魔法少女コスチュームは今日はしてこないのか?」


「あ、あれ、は友達が…………」


「まあ恥ずかしい思いをするのは港だけだからな。俺は関係ない」


「きっとあなたも着させられますよ」


「ん?」


何時の間にか行人の後ろに少女が立っていた。


しかも、メジャーやハサミを手にして。


「さあこの『裁縫師』桐枝きりえに服を作らせなさい」


「え!?」


無感動無感情の行人が驚いたのは人生で何回目だろうか。


それからのことを行人はあまり覚えていない。


忘れてしまって良かったとも言える。


「さぁ、行きますよ行人さん」


場面は変わって路地裏。


行人と港は能力者を捜していた。


「この服、いいな」


「でしょう」


行人が着ているのは防弾、防刃、耐火性のあるスーツだ。


港はおなじみの魔法少女コスチュームだ。


「裁縫師、桐枝だったか。あいつは……」


「一般人ですよ。ただ、こうした服を作るのが上手くて……」


「まあ着心地は悪くないな」


行人はスーツ姿と合わせて見るとどこかのホストのようだ。


「それで、悪人の居場所……本当に分かったのか?」


「ええ、確かな情報です」


やがて、行人たちがたどり着いたのは廃墟となったビルだった。


「この中にいるはずです」


「分かった。じゃあ俺が先に行く」


行人は港たちには自分の能力は発火能力だと説明している。


「発火」


指先に灯した炎をドアにぶつけ、壊れた入り口からビルに侵入した。





「ふふ、やって来ましたか」





■ヘヴンズゲートⅲ





???


能力『人を操る能力』





行人たちがビルに入った瞬間、どこからか声が聞こえてきた。


「ふふ、やって来ましたか」


「誰だ。どこにいる?」


「誰だって悪人ならわたしが裁きます!」


「ふふ、あたしのチカラは人を操る能力。そしてあなたたちはあたしの能力使用範囲に入ってきた」


「……」


「魔法少女ちゃん、そのホストくんを攻撃しなさい」


「くっ、行人さん。すみません」


「いや。それよりも、二人同時に操れないのか。やはり中途半端な能力だな」


ズキュン。


ギルティが行人を貫く。


無傷になるはずのそれは、行人の腹を貫いた。


血しぶきが舞う。


「えっ!? なんで行人さんが……」


「どうやら死にかけのようね」


「はっ!?」


港の後ろに妙齢の女性がいた。


「あなたもすぐに一緒の所へ送ってあげる」


「……地獄に行くのは俺とお前だけだよ」


「なっ!?」


「行人さん!?」


行人はフラフラになりながら、妙齢の女性の能力を完成させる。


「……プレイウィズドールズ」


それが、このチカラの名前だ。


行人が操るのは自分自身。


動けない身体をそうやって動かす。


「勝手に地獄に堕ちてろ!」


行人のパンチが妙齢の女性にぶち当たる。


「ぐぁあああ!」


妙齢の女性は折れた歯茎を押さえ、逃げて行く。


「……どうだ。俺の一撃は……」


「しゃべらないで。いま救急車を呼ぶから」


「……ありがとう。港」





場面は変わり、再び路地裏。


「くっ、あの時油断していなければ……」


「いなければ?」


妙齢の女性の後ろから声がした。


「お前、確か刑務所に居たはずじゃあ……」


「司法取引をしてくれた人がいまして。出所してきたんですよ」


「……」


「ゲームオーバーです」


妙齢の女性は自分の胸に突き刺さったナイフを見た。


「……空々(そらから)まこと……」


「Good night and have a nice dream.」





■ヘヴンズゲートⅳ





空々(そらから)まこと


能力『なし』





行人は病院にいた。


「まさか行人を見舞いに来るなんてね」


退院したばかりだというのに元気いっぱいの日向に、すこし嫌そうな行人。


「じゃあ、また来るね!」


「ああ、来なくていいぞ」


ガラガラ。


音を立ててドアが閉まる。


「空々誠。いい加減出てきたらどうだ」


「いやー、気配を消すのは難しいなー」


病室に備え付けられているトイレから出てきたのは、間違いなく空々誠だった。


「司法取引までして出所してもらったんだ。世界平和に協力してもらうぞ」


「はい。それにしても驚きましたね。能力者たちのサバイバルゲームですか……」


「暗殺が得意な誠らしいゲームだろう」


「あはは。暗殺なんて簡単ですって」


「そうか?」


「ええ」


などと、誠と行人が話していると。


「行人さん。お見舞いに来ました」


魔法少女の港が部屋に入って来た。


「えっと……どちらさま?」


「……空々そらから まことです。よろしくお願いします」


「こちらこそ! 春日港かすが みなとです」


「自己紹介が終わったところで港、話があるんじゃないのか?」


「む、誠さんが居ますよ?」


「大丈夫。僕も関係者だから」


「それなら大丈夫ですね。ニュース、見てください」


港に言われた通りリモコンを操作する。


病室に備え付けのテレビに映し出されたのは秋葉原を舞台とした犯行予告だった。


『本日、警察庁に犯行予告が届きました。明日の12時までに100億円を用意せよ。もし要求を拒否した場合、秋葉原を爆発させるそうです。警察は爆発物を探していますが、未だに発見出来ていません……』


「能力者の仕業です」


「なぜ断言出来る?」


「わたしの悪人センサーにビビッときました」


「誠。悪いが俺の代わりに世界を救ってきてくれ」


「……分かりました。さぁ、行きましょうか港さん」


「行ってきます。行人さん」


「行ってらっしゃい」





秋葉原。


「わーお、秋葉原です」


「そうですね」


「行人さんが居ない分、わたしたちが頑張りましょう」


「そうですね」


「誠さんって秋葉原初めてですよね」


「はい、そうですね」


「誠さん」


「はい?」


「見つけました」


港の指差した先には、


「ふひひ、全部僕の計画通り」


中肉中背の青年が居た。





■ヘヴンズゲートⅴ





郁水ユノハ(いくみず ユノハ)


能力『???』





ある日、ユノハの前に神が現れた。


「好きな能力を言え。サバイバルゲームに選ばれし者よ」


ユノハは兄の行人とは違い、普通に驚いた。


「か、神様?!」


「そうだ。さぁ、好きな能力を言え。サバイバルゲームに選ばれしものよ」


ユノハは神に反則とも呼べるチカラを願った。


「郁水ユノハ。勝ち残るのはお前かもしれんな」





……


…………


………………


郁水ユノハの朝は遅い。


「ん、もう十一時……」


アラームの鳴る目覚まし時計を蹴飛ばし、ユノハは起きた。


郁水ユノハは不登校児である。


もうすぐ三ヶ月目になる。


「お兄ちゃん……は、学校か。あ、そういえば神様から能力を貰ったんだっけ?!」


ユノハは集中する。


「『ハーツ』」


しかし、何も起こらない。


「そういえばこの能力は……だっけ。じゃあ使えなくてもしょうがないよね」


「……久しぶりに学校へ行こうかな」


学校。


「うわ、なにこれ?!」


ユノハと行人が通っている学校は半壊していた。


そして、目の前には頭から血を流した男性が倒れている。


ユノハはこの男が能力者だと分かった。


何故なら身体中から火を放っていたからだ。


「能力者……倒さなきゃ」


「う、がぁあ……」


「えいっ!」


ユノハが凶器として選んだのは行人が酸化コーティングを施した鉄パイプだった。


ガツ。


鈍い音がして男性は死んだ。


ユノハが殺したのだ。


「これで、私のチカラも使えるはず」


ユノハは願う。


この男性を生き返らせたいと。


そして、願いは叶った。


「あ、がぁ」


男性は蘇った。


しかし、もう酸化能力はない。


ただの一般人だ。


郁水ユノハ。


『ハーツ』


一回で使い切り能力を開発する能力。


ただし、能力者一人を倒さなければ使えない。


……たった一人を倒すだけで無限に能力を作り出せるなんて反則だろう。





秋葉原。


「ふひひ、君たちは一体?」


路地裏に三人はいた。


「正義の味方です!」


「正義の味方の味方です」


港は迷わない。


「ギルティ」


右手に現れた弓。


左手に現れた矢。


「裁かれなさい。ギルティアロウ」


「ふひひ、妄想だ」


途端にギルティが消え去った。


「なら、これでどうですか?」


誠が取り出したのはサイレンサー付きの拳銃だった。


「妄想」


拳銃は消え去った。


「なら……」


誠は懐から丸い玉をとり出した。


「ふひひ、妄……」


丸い玉、スタングレネードは光と轟音を撒き散らした。


「う、わわ」


「逃げますよ」


誠は港を担ぎ上げその場から逃げた。





病院。


「そう、……うん。多分相手のチカラは『現実』を『妄想』にする能力だよ。秋葉原自体を妄想にする。それがヤツの狙いだ。それと多分相手は……」


誠たちに電話でアドバイスをしてから、行人は見舞いに来た妹に向き直る。


「で、ユノハも能力者になったと……」


「うん。お兄ちゃんも能力者なんだよね?」


「ああ、炎しか操れないけどね」





秋葉原。


そこでは戦闘が繰り広げられていた。


「ギルティ」


「っ、妄想!」


ギルティが消える。


「ギルティ」


「っ、妄……」


パン。


足元のアスファルトが弾けた。


誠が撃ったのだ。


「今です! 港さん」


「分かってる! ギルティアロウ!」


矢が男の胸を貫通する。


「う、がぁあ」


「あなたの能力発動にはキーワードが必要だった」


そう、男が能力発動の度に言っていたセリフ。


「妄……想……」


「チェックメイトです」


パン。


乾いた音が路地裏に響いた。





■ヘヴンズゲートⅵ





やぁ、僕は六分儀ろくぶんぎしき


神様からチカラを貰った能力者だ。


「くっ……」


「うが……」


僕の目の前には能力を僕に奪われた港と誠が倒れている。


「さぁ、郁水の能力を奪いに行くか……」





病院。


「ひまだな」


「やぁ、我が親友」


「六分儀か。どうした」


「妹さんは?」


「お手洗い」


「そう。じゃあ帰ってくる前に済ませるかな」


「何をだ?」


「能力の剥奪」


僕は郁水の頭に手を当てる。


「くっ!?」


「奪った。コピー能力」


そうこうしていると郁水ユノハが戻ってきた。


「どうしたの!?」


「君からもチカラを奪わせてもらうよ」


「ユノハ、逃げろ!!」


「えっ!?」


「能力を奪わせてもらうよ」


ユノハの頭に手を当てる。


「……お兄ちゃん」


「ユノハ……」


「奪った。じゃあね」





二週間後。


「一人を残して全ての能力者は倒した」


僕の持つチカラ、能力を奪う能力。


「今や僕は無敵だ」


「なあ、そうだろ? 親友」


目の前には郁水が居た。


ただ、雰囲気が全く違う。


「ユノハが能力を奪われる直前に俺に作ってくれたチカラ……」


「吹き飛べ!」


手をかざし、郁水の周辺を滅した。


しかし、郁水には傷ひとつつかない。


「俺のチカラ……それはパラレルワールドに存在する最強の自分を召喚する能力」


「くっ!?」


郁水が動いた。


「まずは一発」


蹴りが当たる。


能力で強化した身体をやすやすと郁水は貫いた。


その威力は徹甲弾。


「お前に対する手加減は初弾から……無しだ」


次々と撃ち込まれる蹴り、パンチ。


「ぐっ……ああ!」


「終わりだ」


最後に郁水が放った蹴りで僕の意識は完全に飛んだ。


「おめでとう、君が殺し合いの勝者か」


「あんたは?」


「私は能力者に能力を与えた神だよ」


「神……」


「さて……勝者の君にはご褒美が与えられるが、能力を一生使えるようにする────これは君には意味が無いな」


ああ、一回限定の能力だもんな……


「そこで、君の願いを何でも一つかなえてあげよう。どうかな?」


「願いを一つ……」


「フフ、すでに意思は定まっているようだ。さ、願いをいいたまえ」


「…………」


「ん? どうしたかね?」


「この世界を……能力者が現れる前に戻せるか?」


「……可能だが。まさかそれが願いなのか?」


「ああ」


「驚いた、私はてっきり君の妹を生き返らすよう頼むと思ってたんだが」


「世界が戻ったら、ユノハも生き返るさ」


「俺はこの能力者どうしの戦いで死んだ全ての人を救いたいんだ」


「……では、その願いをかなえるぞ、時が戻るという事の意味……理解しているな?」


「あまり時間をかけると心変わりしちまいそうだぜ!」


そして、世界は能力者達が現れる以前に戻った。


「う……朝か。何だか長い夢を見ていたきがする……」


「……」


「!? ……夢じゃ、ない!」


「いってきまーす!」


「やぁ、親友」

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