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3日目

能面の少年の続編です^^


--3日目--


克樹はまた、いつも通り能面をつけている

あれ以来、誰からも声を掛けられる事はなくなった

目を合わせる事も、教室に出入りする時の

あの気まずい空気でさえ最近はなくなっていた


「ほらー、出席とるぞー 席座れー」

クラス中の皆が席に着席する


また朝倉から順に名を呼ばれていった

しかし藤村の名を呼ばれる事はなかった


その後、出席が終わると

クラス中の女子が藤村の方を見て

クスクス笑っている


「・・・・・・」

これは藤村に対するいじめだろうか

それとも藤村が気配が薄れていっている?

いや、そんな事はない。ないと信じよう

そう克樹は願っていた


克樹が仮面をつけ始めたのは

今から丁度二ヶ月前程だろうか

そう、克樹が母親を亡くした時だった


家は火事で灰と塵となり

今は親戚の家で暮らしているそうだ


それからと言うもの、母親を亡くしてしまったショックと

家族との思い出が失われてしまった事から

心を病んでいた。彼はもう心を閉ざしてしまっている


その時から、能面をつけるようになったらしい

病んでいるだけでなく、顔半分に火事の時の火傷を覆っていると言うのも

能面をつけている理由らしい

その事はクラスも教師でさえ誰も知らない



授業中、克樹はシャーペンを落とした

数学の時間だった


克樹の斜め前の席の男子が拾ってくれたが

克樹の所有物だと判ると、その男子は一瞬醜い物を見るような目で

シャーペンを見つめていた

その生徒の名前は確か・・・桜庭(さくらば) 綾人(あやと)と言ったか・・・


「うわっ、汚ねぇ・・・藤村のシャーペン拾っちまった・・・」

「そんなもんゴミ箱に捨ててこいよ」

隣の席の(はやし) 京介(きょうすけ)が桜庭につけ加えて言う


「そうだな、藤村の持ってるものは全部ゴミしかないからな」

「噂によると、藤村の持ってる物は能面の呪いが掛かってるんだろ」

「マジかよ。そんな危ないゴミならなおさら捨てておかないとな」

桜庭は林と笑いながら藤村のシャーペンを折ってゴミ箱に捨てていった


「あ・・・・・」

「なんだよ藤村、文句あるか?」

「・・・・・・・」

藤村が黙ると、桜庭は呆れて

「俺はゴミはゴミらしくゴミ箱に捨てにいっただけだからな」

と言った


「・・・・・・」

そんな事がありつつも数学の時間は終わっていった・・・



放課後

藤村は教室にひとり残っていた


ずっと何もせず、椅子に腰を掛けたまま

じっと前を見つめている


・・・廊下から声がする

「あー 疲れたー」

「なんで宿題忘れただけで再登校させんだよあのクソ教師ー」

桜庭と林だった


桜庭と林は教室に入って藤村がいる事に驚いた

「うわ・・・藤村がいる・・・」

「なんでお前こんな時間までいるんだよ」

のこのこと藤村の方に向かってくる


「お前さーなんで能面つけてんの?」

何も知らない林は能面を指指して言う

「こんな気持ち悪い面なんかはずしちゃおうぜ」

そういうと桜庭と林が藤村の能面を無理やり外そうとする


その時だった

藤村は机からカッターナイフを取り出し

桜庭の腕に傷をつけた


「うっわ・・・血が・・・」

指の先から腕に掛けて、ドクドクと血が溢れ出す

切りつけると藤村は桜庭を押し倒し

懐から取り出した五寸釘で桜庭の腕を五寸釘で打ち付ける

「うああああああああああああ」

「ちょ・・・藤村・・・やめろ!」

林が止めにかかると

藤村は持っていた五寸釘を林の目に打ち付けた

「ぎゃああああああああああああ目があああああああああ」

ふたりとも、制服は血塗れていた


林は目を押さえながらもがいている

やがて動きが止まった

心臓はまだ動いている様だ


桜庭の腕を五寸釘で打ち付けるのを

藤村は続行した

血が止まらない

その後も藤村は身体中に五寸釘を打ちつけて

打ちつけ終わると藤村は自分の机の中から能面を二つとりだし

桜庭と林の顔に能面をつけた


その後の桜庭と林の遺体はどこへ行ったのかは藤村以外

誰も知らない



正直ツッコミどころが多いですね

なんで五寸釘なんだろww


結構中盤はつくってて楽しかった^^

てかこれR-15じゃないですね

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