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尖角による作品集

たった一つのマリオネット

作者: サークルO.L.
掲載日:2011/12/10

作者は尖角となっております。

それでは、よろしくお願いいたします。

月の光に闇が終わる頃、君を呼ぶために雄叫びを上げる。


“―――――僕は初めから一人だった―――――”


そんな程度のことは、すでに知っていた事実。


きっと、他に相手がいるんだろうね。 それが、一体誰であるのか?


『関係ないでしょ?』 そうやって、君は僕を向こうに押しやる。


それでも、時々願いを告げる心。


僕の心を見てくれる人が、君であればよかったのに・・・。


心は僕に終わりを告げようとする。


冷たくなった視線に、君を見るためだけにある両目。


僕は悲しみに打ちひしがれる無意味なマリオネット。


涙は流れることはなく、永遠にそこに立ち尽くしている。


『もっと冷たくならなくちゃ』


そうやって、自分で自分に言い聞かせてみても、君に近づくことすらできない。


だけど、時々想いを伝えようとする心。


僕だけを見てくれるのが、君であればよかったのに・・・・。


心は僕にサヨナラを告げようとしている。


冷たくなった身体に、君を抱くためだけにあった肉体。


僕は愛を忘れることなく、永遠に君の傍に居続ける。


『もっと大事にしなくちゃ』


そうやって、自分に自分で言い聞かせてみると、君は僕に振り向いてくれる。


君は僕を夢見る、 悲しげなマリオネット。


誰でもない、 たった一人だけの僕を夢見て眠るマリオネット。


いつだって寂しくて怖いのに、僕は君だけを求めていた。


そっと、僕のところに近づいてきてくれよ。


冷たくなった僕は、君を操るたった一人の人形師。

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