第20話 温泉
僕は温泉旅館がある地域にやってきた。
何もない田舎だが、こんなところに旅館があるのか?
待ち合わせ場所で全員集まったら、旅館まで歩くみたいだ。
待ち合わせ場所には、アイウエオ、ソポス、エスティーヌの3人がいた。
数日前に宿泊してたときにやってた3人組だ。
他の転移者が来るまで待つという。
しばらくしたら、スタンファイブ、ギュウドン、カリンもやってきた。3年ぶりの再会だ。
これで自分含めて転移者の残り7人全員が集結してしまったぞ。
大丈夫か?
転移されたときの高校制服は誰も着ていない。異世界の衣装をみんな着ている。
アイウエオは7人全員にバリア付与する。
山道は凶暴な魔物でいっぱいで、バリアなしで移動は厳しいらしい。
バリア付与は助かるが、凶暴な魔物って怖いな。
そんなところにある温泉旅行って大丈夫なのか?
色々と不安はあるが、7人は山道を登ることになった。
山道を進む。
熊みたいなデッカイモンスターが集団で襲ってくる。凶暴な魔物ってこいつらか。
バリア付与のおかげで無傷だが、バリアなしでは帰れねぇじゃねぇか。
襲ってくるのを無視して、7人は山道を歩く。
温泉旅館に到着。
建物は古くてどちらかといえば、お化け屋敷に見えるんだが気のせいか?
中に入ったが誰もいない。
アイウエオが貸し切りにしたみたいで、7人で使い放題みたいだ。
1周目でも教会を転移者だけにしていたよな?
解散する前に、ソポスから話があるようだ。
「おれっち、争いは嫌いでね。懸賞金はあるけど禁止だぜ」
懸賞金はあるけど争い禁止というルールらしい。
【バリア】があるおかげで安心感はあるが、バリア付与を信用してていのか?
みんな警戒心が高い宿泊になりそうだ。
7人はそれぞれ個室が用意されていた。和風なイメージで、思っていたよりは良い部屋だな。
異世界に和風というのは、違和感あるが考えても仕方ない。
こんな山奥に従業員がいない温泉旅館が存在している時点でおかしい。
誰かが用意した舞台だ。
夕食はみんな集まって食事することになっている。
大きな畳の部屋で、用意された料理をみんなで食事することになった。
毒とか入ってないよな?
旅行に強制的に参加させられた僕とスタンファイブとギュウドンとカリンの4人は、食べるのを断った。
【バリア】があっても、毒を口にしたら終わりだ。
僕はお腹いっぱいとかで、部屋に逃げる。
それぞれ温泉に入ることに。
食事は怖いが、温泉くらいなら大丈夫か。温泉の中でもバリア消えないのはすごい。
男性風呂でスタンファイブとギュウドンと会話。
2人も強制的な参加だったみたいだ。
僕と同じでいきなりアイウエオとソポスとエスティーヌの3人が来訪してきて、断ったら殺される感じだったと。
カリンは女性風呂だが、同じく強制参加だったんだろうな。
温泉は気持ちよかった。
エスティーヌが、お風呂から出たばかりのみんなを待っている。
「私のギフトは風。風で濡れた髪を乾かしますね」
エスティーヌは【風】なのか。
すごい優しさだが、警戒した。温風ではないので、ドライヤーよりは遅いが髪を乾かしてもらう。
1周目ではミミサイコーのギフトで、ミミサイコーは魔王だった。
今回エスティーヌが魔王かもしれない。
旅行プランを作成したのは、アイウエオとソポスみたい。
何を計画してるんだ?
個室に戻って僕は寝た。
少し先のネタバレだが、次の日アイウエオとソポスが刃物で刺されて亡くなった。
【転移者状況】
【男性】
ドーダロ 生存
(エスケープ→スナイパー)
キュウタ 倒された
(スナイパー→トラップ)
スタンファイブ 生存
(二刀流→???)
ギュウドン 生存
(トラップ→???)
ソポス 倒された
(1周目不在→探偵)
【女性】
カリン 生存
(催眠→???)
エスティーヌ 生存
(バリア→風)
ミミサイコー 倒された
(風→二刀流)
アイウエオ 倒された
(探偵→バリア)
残り5人
転波乱(てんはらん/Tenharan)とタイトル略してます。
周回ありサスペンスありの異世界デスゲーム作品です。完結まで構成を用意してから投稿を開始しました!
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※本作は「カクヨム」にも掲載しています。




