59/77
"Mr. Cool in a Tee" (Tシャツのいかした奴)
真夏の夕暮れ、街角。
健司はTシャツの袖をクルクルっとまくり上げ、上腕二頭筋をアピール。
健司(心の声)
「女子は男らしい細マッチョが好きに違いない……!」
女子二人がひそひそ。
女子A「ねえ見て、あの人……」
女子B「今時、袖まくってる……」
健司「よかったら、このあと冷たいものでもどう?」
女子A「ごめんなさい、急いでるので!」
(クスクス笑いながら去る)
健司「……ふっ、照れて逃げたな」
そのとき背後から声が。
Tourist(巨体の黒人しかもbrotherっぽい? いやおねえっぽい.....のか??)
(大声で)「Hey, brother! That sleeve roll… So cool!!」
(お兄さん!その袖のまくり方……カッコイイっすね!)
Touristが親指を立てて迫ってくる。
Tourist「Come with me, we show off together!!」
(一緒に見せびらかそうぜ!)
健司、汗をかきながら必死に英語をひねり出す。
健司「いぇす、いや……No thank you!!」
(い、いえ……けっこうです!)
Tourist「Ohhh you are polite!!」
(字幕:おお、礼儀正しい!)
周囲の女子、大爆笑。
健司、天を仰ぎながら小声で。
「……だからなんで男にモテるんだよ」




