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プロローグ…日常、そして出会い

 夏休みが明け、二学期が始まる今日この頃、

 高校二年生の僕、こと高橋尚弥はいつもと変わらず通学路を歩いていた。。。


「なぁ尚弥、『もっと夏休み終わった~』的な感情ないの!?」



 こいつは幼馴染の小池瑠偉。


 馬鹿だが、顔がいいので、女子にもてる。馬鹿だが。


「別にないよそんな感情。それに僕、別に勉強嫌いじゃないから。」



 そう、勉強は嫌いじゃない。勉強は。


 そんなことをいう僕を、瑠偉が「学年一位の天才はかたるねぇ」と言ってくる。


 ..はぁ、勘弁してくれ。


 僕たちは、そんなことを話しながらいつも通り学校へ向かった。


 教室に入ると、もうみんな来ていて、休み明けの再会を喜んでいるようだった。


 みんな休み中合わなかったのかなぁ?そんなことを考えながら、用意をしていると、


「なおっちおっはよ~!」



 突然声を掛けられ、後ろを向くと、クラスメイトの居関朱音が、笑顔で手を振っていた。


「お、おはよう居関さん。朝から元気だね。」



 久しぶりの女子との会話に、キョドりながら返事を返す。


 ...あ、これめっちゃ恥ずかしい///

 

 居関さんはというと、僕のキョドりぐあいがツボったのか、机に突っ伏せながら、笑いをこらえている。


 まったく、新学期早々失礼な奴だ。


 その後も居関さんと話しながら、先生が来るのを待った。


 


 ガラガラガラ


「は~い、みんな席について~!」



 僕が、居関さんと話していると、担任の萩原紗栄子先生が教室に入ってきた。


 みんな、紗栄子先生が入ってくると、静かになった。


「皆さん。おはようございます。これから、転校生を紹介します。しっかり聞いていてください。」



 この時期に転校生?


 疑問に疑問に思いながらも、話を聞かないわけにはいかないので、転校生が来るのを待っていた。


 クラスメイトは、男か、女かで、盛りあがっていた。


 ガラガラガラ


「すみません!遅れました。」


 突然声がして、教室のドアが開いた。


 あぁ、転校生の子か。


 そう思いドアのほうを見ると....


 天使がいた。正確には、天使のような転校生がいた。


 僕が、ここが教室だということも忘れて、その転校生を見つめていると、


「お~来たか。ほら、みんなに自己紹介しろ。」



 紗栄子先生が、そういうと、転校生は、教卓の前に立って、


「こんにちはっ!福岡から転校してきました、桜井七菜です!これからよろしくお願いします!」



 元気な声で自己紹介を終えた桜井さんが、


「萩原先生、どこに座ればいいですか?」


 というと、みんな「ここ空いてるよ!」「ここきて~!」「天使~!」などと、騒ぎ出した。当の桜井さんはびっくりして、どうしていいかわからないようだった。


「は~い。静かに。桜井さん困ってるでしょう?」



 紗栄子先生ナイス!流石先生気が利くなぁ。そういえばこの前も...


「...よし!じゃあ桜井は、高橋の隣な。...ほら、あの窓際の席だ。」



 ...え?ちょっと待って、高橋って俺のこと?...ちょっと!何してくれてんの紗栄子先生!?


 僕が混乱しているうちに、もう桜井さんは隣の席に来ていた。


 席に着いたのを見た、紗栄子先生は


「よーし。ホームルーム始めるぞ~。」



 何事もなかったかのようにホームルームを始めた。


 もういいや。考えても意味がない。


 あきらめて、桜井さんに自己紹介しよう。



「あ、あのっ」



 急に話しかけられて、びっくりしている様子だが、聞いてくれているので、そのまま続ける。


「初めまして。高橋尚弥です。これからよろしく、桜井さん。」


 びっくりしていた、桜井さんも、自己紹介だとは思ってなかったらしく、苦笑いしながら、


「こちらこそ初めまして!桜井七菜です!改めてよろしくね、尚弥君!」



 まさか下の名前で呼ばれるとは思ってなかったので、ドキッとしてしまった。


 はぁ、これから大丈夫なのだろうか...



天才高校生高橋尚弥と、美少女転校生桜井七菜の甘々な高校生活が、

今、始まる!


初めまして。一ノ瀬凪沙です。カクヨム、エブリスタでも活動しております。

この作品が、初投稿ですので、読んでいただけて、うれしい限りです。

今後とも、一ノ瀬凪沙をよろしくお願いします。

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