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赤いマフラー

作者: Libra

木枯らし吹く

寒い朝

銀杏並木から

黄色のスカートのような葉が

ハラハラと舞い降りてくる

横断歩道では

色とりどりのマフラーを

つけた人達が歩いている

その中の赤いマフラーに目がとまった


おばあちゃんを思い出した


母から貰った赤いランバンのマフラー

おばあちゃんのマフラー

叔父がヨーロッパ旅行にいったお土産に

おばあちゃんに買ってきた

おばあちゃんが亡くなって

母が貰ってきた

母も使っていたが

わたしにまわってきた

赤いマフラー


おばあちゃんの事を思い出す

一緒には住んでいなかったが

とにかく

優しいおばあちゃんだった

お相撲が大好きで

「何故好きなの?」

と聞くと

「小さいのが大きなお相撲さんに勝つから」

と言っていた


空に向かって

心の中で、マフラーあったかいよ

とつぶやいた


娘が、貰ってくれるのかな?

赤いマフラー

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― 新着の感想 ―
[一言]  Libra樣らしい、温もりを感じる詩ですね。  受け継がれるものって温かいですよね。  倖せの中にある家族なんだなあって、とても嬉しくなりました。  受け継がれる笑顔も見えて来そうです。
[良い点] うわあ……素敵~(´艸`*) ずっと受け継がれてゆくと良いですね。想い出とともに心までぽかぽかに暖まりそうです(*´▽`*)
[良い点] 寒い朝のシーンから読み進めるに従って、何だか胸がポカポカと温まるような素敵な作品でした。 マフラーって暖かいですよね。(o^^o)
感想一覧
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