第六話魔道士就職しました
次の日からクランはギルマーティン魔法具店で働き始めた、朝からマジックアイテムについて学び商品の陳列店前の掃除その他の雑用でビルにこき使われ、昼には疲れ切っていたこんなに辛いとは思っていなかった様だ。
「・・・」
クランは机に突っ伏して死んだ目をしながら固まっている、そんなクランの様子を見てアンナは。
「こんな調子で大丈夫かな?」
と、呆れていた。
「私も人のこと言えないな」
彼女は学院生になる前から接客や商品の陳列などある程度店を手伝っている、素材採取は学院生になってからだったが彼女も店を手伝い始めた時は昼には疲れ切っていた。
「何とかフォローしないと行けないかな」
とは言え彼女は明日から学院の授業があるので学院に行かなければならない。
「クラン、大丈夫よ直ぐ慣れるから」
アンナは必死にクランを励ましていた。
疲れ切っていたクランも昼過ぎには少し回復していたが午後も仕事が山積みなのでアンナは心配そうにしていた。
「たぶん仕事終わりには疲れ切って倒れるな」
「・・・仕事・・・辛い」
アンナの予想通りクランは仕事終わりに床に倒れ限界を迎えていた。
「でも見た限りクランは物覚え良さそうだから大丈夫かな」
彼は午後には仕事をは覚えてテキパキとこなしていた物覚えは良いらしい。
「クランがこんなに頑張っているんだから私も明日から学院の授業頑張らないと」
クランの頑張りを見て明日から授業頑張ろうと思うアンナだった。