第五話食卓
「クラン起きてご飯にするから」
「・・・ああ」
どうやら気づかぬ内に寝ていたらしいアンナに起こされ1階に降りて行った、アンナに連れられ食卓に行くと知らない女性がいた。
「貴方がクラン君ねアンナから聞いたわ、私はリディアーヌ・ギルマーティンアンナの母よ」
その直後食卓にはグラタン、サラダが並び食事の用意が出来た様だ。
「クラン君遠慮なく食べたまえ」
「・・・いただきます」
クランがグラタンを一口食べると驚いた様な顔をしたそして何故か彼の目から涙が流れていた、クランは涙を流している事に気付いていない様だ。
「クラン!?涙流してどうしたの?」
「・・・何故だろう何故涙が流れてくるのだろう?」
涙が流れた理由は結局判らないままだった。
クランが涙を拭き食事を再開するしかし先程からクランは何か悩んだ様な顔をしていた。
「クラン君、君はこれからどうするか考えてあるかね?」
アンナの 父ビルがクランに話しかけていた
「・・・ありません」
「ならウチで働かないか?今なら給料と三食寝床付きだよ」
「・・・」
クランは怪しんでいた何故何処の馬の骨かわからない自分に優しくしてくれるのかが、しかしこれは彼にとって願っても無い話だった。
「・・・分かりましたならよろしくお願いします」
ギルマーティン魔法具店に居候兼従業員が入って来た。
キャラクター解説
ディアーヌ・ギルマーティン
性別女
年齢43歳
アンナの母で今は魔法具店に置くマジックアイテムの製作をしている
彼女も元魔道士だった