第四話ギルマーティン魔法具店
2階建ての建物に看板が付いている看板にはギルマーティン魔法具店と書かれていた。
「ただいま!頼まれた物採って来たよ!」
店内は様々なマジックアイテムが置かれていた中にはとても高価なアイテムも置いてある、すると。
「おかえりアンナ、ん?横に居るのは誰だ?」
アンナの父親らしき人物が出迎える。
「お父さん紹介するねこの人クランて名前で森の奥地で倒れてたから拾ってきた一応帰り道ゴブリンから助けてくれたの」
クランがペコリと頭を下げる。
「そうだったのか娘を助けてくれてありがとうクラン君私はアンナの父のビル・ギルマーティン遠慮なくゆっくりして行ってくれ」
アンナの父に礼を言われクランは少し照れていた。
「アンナ取り敢えずクラン君を部屋に案内してあげなさい」
「取り敢えず部屋に案内するわこっちよ」
アンナと共に二階に向かい部屋に案内してもらう。
「そう言えばこれからは名前で呼ばせてもらうね」
「・・・そうか」
そんな話をしながら階段を登っていく。
「ここよ今日はここで寝て」
「もともと使って無い空き部屋だけどね」
そう言いながらも部屋の中は綺麗で掃除が行き届いていた。
「少しやる事あるからここでゆっくりしてて」
そう言ってアンナは部屋から出て行き部屋にはクランが1人残された、取り敢えずベッドに横になって天井を見上げる。
「・・・俺は何者なんだ」
クランは自分の事を綺麗さっぱり忘れていて何処に住んでいたかすら分からない、ただ覚えているのはクランと言う自分の名前と魔法の使い方だけだ
「・・・今考えてもどうしようも無いか」
そう呟くと彼は目を瞑り眠りに落ちた。
キャラクター解説
ビル・ギルマーティン
性別男
年齢41歳
アンナの父でギルマーティン魔法具店の店主
昔は魔道士だったが怪我で若くして引退した