第二話記憶喪失の魔道士
森から街に戻る道中アンナはクランと名乗る青年から話を聞いていた。
「アンタどうしてあんな森の奥地で倒れてたの?」
「・・・知らん」
「・・・じゃあアンタ何処から来たの?」
「・・・覚えてない」
「アンタ自分が何歳か解る?」
「・・・解らない」
「昔何してたとか覚えてる?」
彼は首を横に降った記憶も無いらしい恐らく記憶喪失だろうまた彼は自分の事すら解らない様だこの感じだと他の事も解らなそうだ。
どうしようかと悩みながら街に向かって進んでいると
「・・・この先に何かいる」
クランが急に声を掛けてきた彼の言うとうり多数ゴブリンが居た見た限り50匹は居る
「何でこんな時に面倒な事になるのよ!」
アンナが頭を抱えているとクランが前に出てきて
「・・・ファイヤ」
その声と共に火球が打ち出されゴブリン達に命中すると通常のファイヤよりも巨大な爆破を起こしゴブリン達は断末魔と共に1匹残らず消滅した
「え?」
アンナは開いた口が塞がら無かった通常のファイヤではゴブリンを10匹倒すのが限界であり50匹も倒す威力は無いなのに何故ファイヤ1発でゴブリンを殲滅出来たのだろう?彼がそこまで強い魔道士なのだろうか?それとも何か仕掛けがあるのだろうか?
「アンタ何でそんなに強いファイヤが使えるの?普通はそんな威力でない魔法なんだけど」
「・・・これでもかなり威力を抑えた」
「ウソでしょあれで威力を抑えた!?」
彼は自分の記憶が無くても魔法の知識はあるらしい。
「何で魔法の知識を覚えてるか解る?」
「・・・さぁ?魔法については覚えているが何故覚えているか解らない何処かで学んだのだろう」
「取り敢えず街に行きましょう後の事はそれから考えましょうついて来て」
こうしてアンナと記憶喪失の魔道士クランは街に向かっていった。
まだクランの謎が多いですが簡単なクランの解説です
キャラクター紹介
クラン
性別男
年齢不明
本作の主人公的立場
アンナが森で見つけた記憶喪失の青年
通常より強力な魔法が使える魔道士