2_言葉集
ご無沙汰しております。
ずいぶん遅くなりましたが、2章の言葉まとめです。
●魄気
・・・自分の魂から溢れる気のような物。体内を器として一杯になるまで自然に放出される。
幻素と3対7以上の割合で高エネルギーを発して爆発する。
●魄式
・・・魄気を使った術。
●幻素
・・・世界に漂う、大気や大地から放たれる気のようなもの。体内を器として一杯になるまで自然に吸収する。
魄気と3対7以上の割合で高エネルギーを発して爆発する。
●幻法
・・・幻素を使った術。
●言魂
・・・魄式に使われる言葉。
●幻語
・・・幻法を使うのに使われる言葉。
●ギルド
・・・世界中にある組合のようなもの。国によっては権力の影響を受けるが基本平等。
冒険ギルド、商業ギルド、研究ギルドが存在する。
●冒険ギルド
・・・冒険者の育成や補助、依頼の仲介などを行っており、危険なエリアの監視なども国と協力して実施、伝達を行っている。
上から順にⅩ、S、A、B、C、D、E、F(失格者)
●商業ギルド
・・・地域毎の物品管理、冒険ギルドに持ち込まれた物や研究ギルドによる開発品を売買している。土地の管理も国と協力して行っているため、他国に引っ越す際に、予め土地を購入しておくこともできたりする。
上から順にⅩ、S、A、B、C、D、E、F(失格者)
●研究ギルド
・・・魄式や幻法の研究、それらを用いた道具や武具の開発を行っている。国同士の共同研究も行われることがあり、世の中に便利な物の大半はこのギルドから広まった。
上から順にⅩ、S、A、B、C、D、E、F(失格者)
●クラン
・・・ギルドに所属している人たちによって構成される団体、チーム。
上から順にⅩ、S、A、B、C、D、E、F(失格)
●爵位
・・・世界中で使われている爵位。
地位の高い順に、偉爵、仁爵、賛爵、子爵、郷爵、武爵
●霊人
・・・身体的にも能力的にも種族としての優位性がない種族
●獣人
・・・獣の特徴を持ち、身体能力が高い種族。
●妖人
・・・妖精が進化したされ、高い幻素適性を持つ種族。
●竜人
・・・竜に魂の一部を譲り受けた者やその血縁であり、高い魄気適性を持つ種族
●リデオーラ王国
・・・オステリア大陸の4カ国の1つ。アルディオ家が王位の国。主に霊人が暮らしている。
●ルクオン
・・・リデオーラ王国の首都。リデオーラ王立学園がある。
●カドバーン王国
・・・オステリア大陸の4カ国の1つ。メディルカルト家が王位の国。主に獣人が暮らしている。
●アステリオン王国
・・・オステリア大陸の4カ国の1つ。ユスティト家が王位の国。主に妖人が暮らしている。
●ディムナート王国
・・・オステリア大陸の4カ国の1つ。タノファッシェ家が王位の国。主に竜人が暮らしている。
●魂澱種
・・・幻素を過剰摂取したり、何らかの要因で魂が汚染されたりして、変質した生き物や物体の成れの果て。幻素は体内に蓄積し、それを幻法として使うが、魂にとっては毒にしかならない。魄気と幻素の密度、割合で爆発現象が起きるが、幻素が魂そのものに影響を与えた場合は爆発ではなく、侵食となる。つまり、本来あるべきものが変えられてしまう。魂があるからこそ、その存在はその存在として、在り続けられるが、魂が変わってしまえば、その存在は別の存在になってしまう。また、魂澱種は同じ種類の生き物や物体がなったとしても、強さや変質の仕方が異なる。
† † † †
【魂源魄式】
・・・自身の魂の性質“魂性”をありのまま用いた魄式
>【Zeiger Knochen】
意味:骨格を示せ
第1段階。自身の魂性を魄気を用いて形作る。
>【Gestalt Körper】
意味:血肉を宿せ
第2段階。自身の魂性に関わる想いを具現化する。
>???
意味:???
第3段階。生前(1つ前とは限らず)の魂を思い描いた形として具現化する。この段階に至った時点で生前の自分が何であったか理解する。
>???
意味:???
第4段階。【魂源魄式】の最終段階であり、自滅の術。複数ある魂性のうちの1つに絞り、今生のエネルギーを一時の間に使い切る。中断は出来ず、必然的に死する。
作中の【魂源魄式】
●“影身”
使用者:ライニー・フォン・シュベルトヒルト
【魂源魄式】第1段階
黒い剣で形は自由だが大体が同じ形、大きさで作られる。
ライニーの心臓を中心とした相対座標で周囲に空間配置可能。
●【Donner】
使用者:ライニー・フォン・シュベルトヒルト
ロイマン・ウェン・ブレイリード
【魂源魄式】第2段階
魂性の“剣”から連想される剣士の願いを付与術として使用する。
願いは「雷のように速く振るえば斬れぬものなどない」
●【Klinge】
【魂源魄式】第2段階
使用者:ライニー・フォン・シュベルトヒルト
魂性の“剣”から連想される剣士の願いを付与術として使用する。
願いは「自身の身が剣であればより自由自在に剣を扱うことができる」
●【Echt】
【魂源魄式】第2段階
使用者:ライニー・フォン・シュベルトヒルト
魂性の“剣”から連想される剣士の願いを付与術として使用する。
願いは「剣とは折れずに斬れるものであれ」
●【Gewight】
【魂源魄式】第2段階
使用者:ライニー・フォン・シュベルトヒルト
魂性の“剣”から連想される剣士の願いを付与術として使用する。
願いは「重い剣はその重みで叩き断てるだろう」
●【Fliegen】
【魂源魄式】第2段階
使用者:ライニー・フォン・シュベルトヒルト
魂性の“剣”から連想される剣士の願いを付与術として使用する。
願いは「間合いが届かないのであれば剣を投げ放って刺すべし」
●【付加の息吹】
【魂源魄式】第2段階
使用者:シリウス・メガ・プラネタル
魂性の“自然”から連想される現象を付与術として使用する。
起こる現象は「指向性を持つ風が吹く」
●【【大樹成長】】
【魂源魄式】第2段階
使用者:シリウス・メガ・プラネタル
魂性の“自然”から連想される現象を付与術として使用する。
起こる現象は「植物の生長促進」
【降霊魄式】
・・・契約した霊魂を身体に憑依させ、その霊魂の特徴を自身の力として使えるようになる魄式。
霊魂との力関係や新密度がものをいう魄式で、なかなか制御が難しい
作中の【降霊魄式】
●【Besessen Seele】
使用者:アゼルド・レック
アゼルドの守護霊“蒼天の百獣王”レグスターを自身の体に憑依させるときに使用。
レグスターの特性を引き継ぐ。
なお、接続率が高くなるほど、獣らしい気配を纏い、理性のタガが外れていく。
●【Verbindung Stark】
使用者:アゼルド・レック
アゼルドの守護霊“蒼天の百獣王”レグスターを媒介とした身体機能向上。
ライニーの【Donner】とは異なり、全身強化
【刻印魄式】
・・・主に補助として使われる魄式。物に刻んでおくことで、魄気を流すだけで発動できる。魄気を指先に集めて空中に文字を書くのもあり。
作中の【刻印魄式】
●【斬印】
使用者:ロイマン・ウェン・ブレイリード
シリウス・メガ・プラネタル
斬撃性能の付与
●【倍印】
使用者:シリウス・メガ・プラネタル
特定性能における倍増
●【硬印】
使用者:シリウス・メガ・プラネタル
物質の硬化
●【弱印】
使用者:シリウス・メガ・プラネタル
耐久力、性能などの低下
●【嵐印】
使用者:シリウス・メガ・プラネタル
風の性能の付与
●【癒印】
使用者:シリウス・メガ・プラネタル
治癒効果
【大罪魄式】
・・・暴食、色欲、強欲、憤怒、怠惰、傲慢、嫉妬の7つの大罪に関する魄式
作中の【大罪魄式】
●【憤怒顕現】
使用者:憤怒粉砕
怒れば怒るほど攻撃力を増していく。
-幻法種類-
【語式幻法】
・・・単語、文章を詠唱して術を行使する。分類は3種類。
≫【単列語式幻法】
・・・単語のみ詠唱する術。同じ単語でも重ねれば効果は増すが、高める意味を持つ単語を用いた方が上昇率は高い。ただし、単語を重ねる方が難易度は低い。
≫【文化語式幻法】
・・・文章を詠唱する術。意味がしっかりしている分、効果は高く、特定しやすい文になるほど上昇率は高い。ただし、長文ほど難易度は高い。
≫【史実語式幻法】
・・・過去の人物、出来事を語る術。人物や出来事は星の記憶として刻まれているため、特定した詠唱になるほど効果は高く、人物の強さや出来事の規模でも効果は変わる。ただし、名前を唱えたり、出来事の名称を唱えても、暴走しかしない。
作中の【語式幻法】
●イーセ
使用者:ライニー・フォン・シュベルト
種類:【単列語式幻法】
“氷”を意味する幻語。
●フレエゼ
使用者:ライニー・フォン・シュベルト
種類:【単列語式幻法】
“凍る”を意味する幻語。
●ビンドー
使用者:ライニー・フォン・シュベルト
種類:【単列語式幻法】
“縛る”を意味する幻語。
●スパーセ チャンゲ
使用者:ニフィル・カド・バーン・メディカルト
種類:【単列語式幻法】
“空間”を意味する幻語と“転換”を意味する幻語
●コルラプセ
使用者:ライニー・フォン・シュベルト
種類:【単列語式幻法】
“崩壊”を意味する幻語。
●ワーテル
使用者:ライニー・フォン・シュベルト
種類:【単列語式幻法】
“水”を意味する幻語。
●イー フィーレ フィエーセ フラッメ
使用者:ライニー・フォン・シュベルト
種類:【文化語式幻法】
幻語で“私は苛烈な炎を放つ”という意味。
●ファッケ ケラウノス ランセ(疑似・ケラウノスの槍)
使用者:ライニー・フォン・シュベルト
種類:【史実語式幻法】
過去の偉人“雷獣の戦姫”が使ったと言われる術の再現。圧縮して高密度になった雷の弾丸を放つ。
一説にでは乱発して大山を削って平地にした、と語られている。
詠唱は以下の通り↓
≫セ ペルソン イー オーベイ マイ キング(我は王に服従する者)
≫セ ペルソン イー ブレアック ア ヂフフィクルティ オブ マイ キング(我は王の障害を壊す者)
≫ピエルセ(貫け)、ピエルセ(貫け)、ピエルセ(貫け)、ピエルセ(貫け)
≫イー ブレアック ア ヂフフィクルティ アンド マーケ ワイ フォル マイ キング(壁を壊して王の進む道を開けるのだ)
≫マイ スーンデール(我が雷よ)
≫ブレアック マニー ヂフフィクルティ(あらゆる障害を突き破れ)
≫シーネ マイ キング ロアド ウィス セ リグヒト(輝きを持って王の道を照らせ)
≫マイ スーンデール カン ブレアック アルル シング(我が雷に壊せぬものな無し)
≫ベ アフライド オフ ティス アトタクク(この一撃に恐れるがいい)!
≫ヒストリ レペアテッド(史実再現)!
≫【ファッケ ケラウノス ランセ(疑似・ケラウノスの槍)】
●黒き焔の呪縛
使用者:カグチ・ナラク
種類:【文化語式幻法】
【怨み辛み多言の呪界】の中でカグチ・ナラクが使った術。粘着質のある黒い炎で触れるとくっつき、消えず離れず燃え続ける。さらに発狂させる効果もある。
詠唱は以下の通り↓
≫この黒き焔を見よ
≫憎悪に染まった色を見よ
≫祖は消えることなく燃え続く
≫【黒き焔の呪縛】
●怨嗟が引き裂く竜巻
使用者:カグチ・ナラク
種類:【文化語式幻法】
【怨み辛み多言の呪界】の中でカグチ・ナラクが使った術。風の音の代わりに怨念や憎悪が紡がれる竜巻。風に刻まれながら、さらに精神汚染するという術。
詠唱は以下の通り↓
≫数多の苦しみを知れ
≫俺の感じた絶望を理解しろ
≫この世の全てを俺は憎んだ
≫故に俺以外は塵と化せ
≫【怨嗟が引き裂く竜巻】
●漆黒の処刑
使用者:カグチ・ナラク
種類:【文化語式幻法】
【怨み辛み多言の呪界】の中でカグチ・ナラクが使った術。切り傷から精神と肉体の両方を汚染する刀。
詠唱は以下の通り↓
≫祖は憎悪の具現
≫憎しみこそが正しく
≫嘲笑う者に刃を刺した
≫憎しみの刃こそ
≫この世においては全て切り裂くのだ
≫故に黒の刃は止められぬ
≫【漆黒の処刑】
【図式幻法】
・・・図や文字を描いて術を行使する。分類は3種類。
≫【単形図式幻法】
・・・丸や三角形、何かを模した形のような図のみで構成した術。描けば描くほど効果は高まるが、難易度も高くなる。
≫【重複図式幻法】
・・・図を図の中に描き重ねることで構成した術。重ねれば重ねるほど効果は高まるが、難易度も高くなる。
≫【刻印図式幻法】
・・・文字と図を含みて1つの印とした術。
【複式幻法】
・・・詠唱と図式を複合して扱う術。難易度は【語式幻法】や【図式幻法】よりも効果は高く、難易度も高い。
作中の【創造幻法】
●ゴード スーンデール ドウン、ゴード ヂサステル(天雷降りし、神の災害)
使用者:ニフィル・カド・バーン・メディカルト
種類:【複式幻法】
カグチ・ナラク戦で使った広域殲滅術。広範囲に雷を横薙ぎに放つ術。
詠唱(間の2節)は以下の通り
≫イー ブンドレ ゾウサンド スーンデール(千の雷は束られ)、
≫イート デストロイ マニー ソルヂエル(万の兵を滅ぼし尽くす)!
【創造幻法】
・・・自分が思い描く理想の法則を絶対とした世界を自身、又は空間に構築する術。一番難易度の高い幻法だが、その分効果も絶大。
異界構築の副効果として、独自言語での幻法発動が可能となる。
作中の【創造幻法】
●怨み辛み多言の呪界
使用者:カグチ・ナラク
種類:【創造幻法】
この世界における主人公だと思い込んで過ごしていたカズ・カグチの"自分の言葉が正しいのだと信じて欲しい。ちゃんと聞いくれる人以外は消えてしまえ"という渇望の具現した世界。
効果は、常に発狂するレベルの憎しみや恨みが大音量で盛大に吐かれる異世界の構築。
異界構築の副効果として、独自言語での幻法発動が可能となる。
詠唱は以下の通り↓
≫この世の全ては道化なり
≫我は神の声を聞いた
≫すなわち、我こそが特別な存在なり
≫故に、我が声こそが真実なのだ
≫我の言葉にこそ価値がある
≫我の言葉にこそ正義である
≫老若男女厭わず聞け
≫我が言葉を聞いて理解しろ
≫理解できぬ者は絶望に果てに死ね
≫神に認められし我こそが中心であるっ!
≫異界構築っ!申請っ!
――申請受理――――認可
≫承認得たり!
≫展開!
≫【怨み辛み多言の呪界】




