表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
1/1

第0戦目〖ここまでの成り行きと、これからの成り行き〗

始めまして、ULE(ゆーえるいー)と申します。

まず初めに私は小説初心者で語彙力もなければ、根本的に学力すらありません。

自分の中で物語を考えることが好きで、睡眠時に夢をよく見てしまい、前々から見た夢を覚えていることが多々ありました。

今回小説をあげてみようと思ったきっかけも(夢)でして、凄く印象に残った夢で、どうにかこの楽しみを誰かと共有できないかと思い、思い切って投稿してみました。

upする前に他の方の作品を読んで、自分の小説が読めるものではないことは重々承知の上ですが、少しでも楽しんでいただければ幸いです。


 【この世界は至って平凡である。】

 こんな風に思い出したのはいつからだったろうか。

 時の流れとは残酷なものであり、ましてや抗えるものでもない。

 気が付くと都内でも群を抜いて名門校と名高い高校に入学していた。

 初めの一カ月は実に刺激的なものであり、他者とも競い合える安息の地となっていた。

 だがしかし、月日が経つごとに、退屈感は押し寄せて、平凡な毎日が訪れる。



 *学年別テスト一位*

  *学年別体力測定一位*


「また無駄な肩書が増えた。」


 俺の中ではこの言葉で全てを表すことができた。

 当然優秀な生徒には何かしらの見返りがあるはずだと思っていたが、教員達から受け取った者は、長方形の形に口のような物がついた奇妙な箱と、ざっと数百枚はあるであろう紙切れのみだった。

 こんな物を使って何をさせるつもりかと思っていると、不意に一人の教員が口を開いた。

「是非我が校の生徒会長に立候補してくれないか?」

 数人のいい大人達がこぞってまだ未完成な赤子に対して提案した。

 特にこの肩書が、指し示す物も分からずに、その場の流れで一つ返事で返した俺にほんの数十秒間の喝采と拍手のみが送られた。

 この時はまだ、後にあの時よく考えて返答をするべきだったと、過去の自分に一喝いれてやりたくなるとは思いもしなかったのだ。



 数日後、体育館に全校生徒が集められ、各学年の立候補者が次々と自分の思いや目標を語り出した。

 中には涙ながらに必死に訴えかける「物」もいれば、ステージ上を真夏の満員電車のような熱気に包み込む「物」もいた。

 当然生徒の半分以上は聞く耳すらもたず、見向きすらしない。

 その中で与えられた10分間、ごく普通に演説をこなし、特に目立った事をした訳ではなかった一年坊主の俺が選ばれてしまった。

 勿論気が気ではなかったが、誰かに選ばれる事は実に光栄であると自負している。

 後日、またもや全校生徒が、団子のように密集した場所に集められ、一人の赤子の声を聞いた。


「この度、僕に票をいれてくれた生徒の皆さんに、感謝の言葉を伝えると同時に、この選択が間違っていなかったと安心していただく為に、この場を借り簡単な自己紹介をさせていただく。」


「僕の名は戦導吏鋭【せんどうりえい】、この学校の生徒会長を務めさせてもらうことになった、生徒の皆さん、そして支えていただいた教員の皆さんありがとうございます、皆がよい学校生活を送れるよう日々努力を厭わぬ事をここに宣言します。」


 我ながら完璧な演説だと思った反面、半分笑いそうになりながらも一言一句間違えることなくすらすらと朗読できた事を誇りに思った一日であった。



 翌日、具体的な役割と今後の方針を永遠と聞かされ、危うく目がホッチキスで止められたような感覚に陥る寸前に、物音すらない部屋の扉がゆっくりと開き、教員と入れ替わりで部屋へきた一人の少女をみた。

 閉じかけた目は次第に開き、どこか懐かしさを感じる少女に釘付けになった。

 短く整えられた白く光沢を放つ髪に、きめ細かく洗練された雪のような肌、ある種男の一つの願望であろう理想的な体型をしており、世間一般でいう絶世の美少女というやつだ。

 ここまで絶賛しているが、俺はこの少女をよく知っている。

 他の物に話すと間違いなく呪われ、妬まれ、恨みを買うであろう。

 まだこの学校に入学したばかりだが、彼女の人気は凄まじく、男女問わず崇められるほどの女神的存在にまで君臨しているのだから。

 気が付くと、まじまじと彼女を見つめていた自分に気が付く。

 心なしか頬が赤くなり、映画のマスコットのような外見になった彼女がゆっくりと口を開いた。


「ぼーとしてないで、吏鋭…」


 ボソッと口にした彼女の声を聞き我に返った、ぼーとなどしていない単純に目が離せなかっただけだったのだ。

 小柄な体を、木材でできた大きめの椅子に下ろし、再び彼女はゆっくりと口を開いた。


「生徒会、副会長に…任命されました…御守小雪【みかみこゆき】で…す…」


 再び小さな声でどこか自身なさげに発した彼女の言葉は紛れもなく俺が知っている少女の言葉だった。

 御守小雪俺の幼馴染である。

 幼少期からの長い付き合いの末、今日まで苦楽を共にしてきた、言わばよき【戦友】である。

最後まで読んでいただいた寛大な心の読者様に感謝の気持ちと、今後についてのアドバイスを頂きたいです。

今回まがいなりにも自分で面白いと思えるものを、文字として文章として打ちこんだ事で素直に楽しいという感情が芽生えた為、ダメな点やよかった点を評価していただけると幸いです。

とても小説と呼べるものではないと思いますが、厳しいお言葉も今後のわたしの活動の源や改善点としたいので、何かあれば嬉しい限りです。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ