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悪食のアウロラ  作者: アルくん
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1ー1

人には食べたい時と食べられたい時がある。

この作品は私が食べられたい時に書いたもの。

”ザーザー”と雨が降り続いている。

「こっちだ!いたぞ!」警官が森の中で叫ぶ。

視線の先にはフードを被った人が向こうへ走って逃げていて手にはナイフを持っている。

警官が銃を構える。引き金と同時に勢いよく放たれた弾はフード目掛けて飛んでゆく。

突然、大きな向かい風が吹き弾道をそらすとともフードを吹き飛ばした。

警官の目に唐紅の長い髪が飛び込んできた。女である。

女はすぐにフードを被りなおし、警官が追いかけるがそのまま女を見失ってしまった。

10分ほど経った頃馬に跨った別の警官がフードを被っていた者の居場所を尋ねるが

見失ってしまった事を伝えると少し暗い表情を浮かべた。

「あいつはあの連続殺人犯で間違い無いんだね?特徴はわかったか?」とまた尋ねる。

「手には真っ赤なナイフを、一瞬フードが取れて見えたんだが・・・唐紅の長い髪をした女だ」

それを聞いた警官は思わず驚きの声を上げてしまった。

なぜなら今までの事件の目撃証言の特徴とそれが完全に一致していたからだ。

間違いない、犯人はあいつだ。そのまま警官は馬を走らせ女を追った。

 僕はある牧畜の家系に生まれた。

家の隣に小屋があり、そこに馬などの乾草が置いてある。僕はいつもそこで寝ていた。

「エルネスーご飯よー」今日も乾草の上で寝ている僕に母親と鶏のモーニングコールと

窓から射す日光よって僕は起こされる。

「はーい今いくー」

「コーネリアス行ってくるね」エルネスはいつものように愛馬のコーネリアスを撫でて

ご飯を食べに帰る。

朝ごはんはいつもと同じ、うちの麦畑取れた麦で作ったパンの上に

これまた内で取れた鶏の卵の目玉焼きを食べる。

これがすっごくうまい!!

僕の1日はだいたい決まっている。

このようにご飯を食べて牛や馬、羊などを放牧する。

そして、愛犬のサンダースと遊んだ後昼ご飯を食べる。

コーネリアスに乗って野山を駆けた回ったあと

サンダースと羊や馬、牛を誘導してこやに戻す。

そのあとは夜ご飯を食べていつもの日課の読書だ。

最近はシェイクスピアにはまっている。

そして明かりを消していつもの小屋で寝る。

はずなんだが・・・今日は生憎の嵐だ・・・

母は畑の様子を見に行っているし、鶏は雷に怯えていて

太陽は・・・雲に隠されて光をよこさない。

つまり、モーニングコールは無しだ・・・

雨の日はひどく退屈だ。

野山を駆け回ることも馬たちを放牧することもない。

こんな日は1日中読書をしている。

「はぁおかげで今日は本を2冊も読み終わってしまいそうだ・・」

ただいま午後3時を回ったが・・・相変わらず嵐は止まない。

ラジオではこれが10年で五十回目の嵐だと行っていた。

確か、何処かの国に五十嵐さんという人がいたな・・・

おっと自己紹介を忘れていたね。

僕の名前は エルネス・フリック 14歳さ。

”ガランガラン”ピカッと閃光が走ったとほぼ同時に大きな音がした。

これは近くの木に落ちたな・・・そうエルネスは推察した。

ふと窓を見るとそこにはロングマントを着た者の姿があり思わず声を出してしまった。

”人だ。人が、窓に立っている。”

フードで顔はよく見えないが明らかに人である。

ロングマントを着た者はそのまま乾草の上に降りロングマントを適当なところに掛けて

乾草に腰掛けた。

年は10代後半で唐紅の長い髪で目鼻立も整っていて同じ色の瞳何より・・・意外と胸がある。

「あなたは?」という僕の問いに彼女は

「私はアウロラ。旅人よ。こんな嵐なんだもの。一晩だけ止めて頂戴?」と答えた。

両親に伝えてくると小屋を出ようとすると

「それだけはしないで、明日にはここを出るから。」というから

何か人には言えない事情があるのだと思い、伝えるのはやめた。

「今日は夜ご飯小屋で食べる」と両親に伝え

小屋で彼女と夜ご飯を分けようとしたが「私はいらない」と断られてしまった。

その晩、久しぶりに家族以外の人と話すのは楽しいものだった。

知らない街、知らない人種。

この世には動物の体をした人がいたりするのだと。

ラジオではそんなことを一言も聞いたことがなかったのに・・・外の世界を見て見たくなった。

彼女はそこから迷い込んで来たという。故郷に帰りたがっていた。

僕は僕の話をした。

愛馬のコーネリアスや愛犬のサンダース、この辺の野山を駆け回った話とか。

しかし、外の世界を知って僕の世界がいかに小さいのだろうか?思わず呟いてしまう。

それでも彼女は面白そうに僕の話を聞いてくれた。

「ねぇ、あなたはとっても純粋なのね。素敵よ。食べちゃいたいくらいに。

ねぇその綺麗な瞳を片方私に分けてくれないかしら?とっても美味しいと思うわ」

「えっ何の冗談ですか?」突然アウロラは変なことを言い出した。

「私、好きな言葉があるの。

”命は命を食べて生きている

命を食べた私はいつか命に食べられる

私が美味しいといいのだけれど”ってね。大丈夫よ。あなたは絶対美味しいわ」

彼女はおもむろに血のついたナイフをロングマントから取り出して僕に斬りかかって来た。

やばい!まだやりたいことがいっぱいあるのに・・・殺される?いや食べられるのか?

続き書こうと思います。

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