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黒髪の乙女

作者:畑々 端子
「お面の乙女」に密かに想いをよせる私は、夜は狐どもと不毛な決戦をして敗れ、昼は甘い乙女との懇ろへの誘惑をお断りし、秋風が吹き抜けては凍てつく早朝に猿沢池を走りまわり、そして不治の病に万年床にて生と死の狭間をさまよった。
 
それも全ては意中のお面の乙女と懇ろとならんがため。「面白い方」と彼女が微笑めば万事万歳!
 
 これは男子阿呆たれと奔走した私の記録であり、淑女たる彼女の記録でもある。
 
 ほのかに楽しい恋愛ファンタジーをとくとご賞味あれ!
縁は異なもの味なもの
2017/02/05 21:57
2017/02/05 22:01
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2017/02/05 22:06
2017/02/05 22:07
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