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愛と孤独とトラウマと

昔から冷たい人間だ。



『涌井さんはいつも優しいよね。ありがとう。』

『吉池サンにだけですけどね。』と私が素っ気なく返すと吉池さんは『そんなことないですよ。』と笑って言った。


好ましい人間だから、私は優しくする。

ただそれだけだ。


『涌井さん、今度映画行きません?』

金の細いチェーンが揺れるピアスをつけた彼女が私を見あげて笑った。

『吉池さんとならいいですよ。』


彼女を見ずに私は答えた。

彼女の笑顔が綺麗で彼女がとても眩しかった。



わたしが同性愛者だと知ったら彼女はわたしに笑いかけてくれるだろうか。


嫌いになるだろうか。


レズビアンだと影で笑うだろうか。






苦しいほど愛しているのに


愛することが難しすぎる


死ぬほど愛し合いたいのに


そんなこと無理なのはわかってる


もうバカにはなりたくないから1人でも構わないと私は思った。

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