Hero
ねぇ、私の大切なヒーローさんへ。
馬鹿で、騙されやすくて、悲観的で。
すぐに「死にたい」と漏らしてしまう、弱くて意気地無しな私だけど。
大切なヒーローへ伝えたい言葉。
最後まで聞いてくれたら、とても嬉しいな。
ねぇ、貴女はいつも私が落ち込んでいる時に
「どうしたの?」
って
「愚痴っても良いよ?」
って
「貴女だけが悪いんじゃないよ」
って、いつも言ってくれたよね。
普段は照れ臭くてなかなか言えなかったけれど。
本当は、とっても嬉しかったよ。
私が失恋した時も。
他の人と喧嘩した時も。
陰口を言われたときだって。
―…貴女はいつだって、黙って傍に居てくれた。
それが私にとってどれほど心強かったか、当たり前にそんな行動が出来てしまう貴女は、きっと解らないでしょう?
貴女が傍に居てくれて。
いつだって傍で笑っていてくれて。
―…貴女に出逢えたことは、きっと神様からのプレゼントだと思うんだ。
お互いにすれ違って
誤解をして、避けてしまって。
それでも、貴女はいつだって笑っていてくれて。
…ねぇ、気付いてる?
貴女はいつだって、私の中で『ヒーロー』だったんだよ?
強くて、優しくて。
ほんの少し、口が悪い貴女。
人に気を遣いすぎる、優しい貴女は
―もう少し、我が儘になっても良いんだよ?
ねぇ、不器用で、優しくて。
私の大切なヒーロー(友 達)へ。
悲しい時は、沢山泣いて良いんだよ。
苦しい時は、「助けて」って、叫んでも良いんだよ。
―…それが、貴女だから。
どんな貴女も、大切だから。
ねぇ、不器用なヒーローへ。
私は、永遠に貴女の味方で居るよ。
―だからどうか、沢山泣いて。
大丈夫だよ。
―…傍に居るからね。
此処までお付き合いくださり、本当に有難う御座いました。