表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
5/7

登校と激闘(レント視点)

ありがとう。


ヴィールは目の前で深々と頭を下げる。


そんな、頭を下げないでください。私からしてもリオは大事な友人なんですよ!


ヴィールの頭は上がらない。この雰囲気のなかでケンが一石を投じてきた。


今の話はわかったが、ヴィールの能力で勝てないのはおかしくないか?

ヴィールは対象者よりも少し強くなるはずだ。それなのにレントに勝てなかったのはなんでなんだ?


 私は今までの経験から意識した相手の能力をよりも少しだけ強くなる能力。だと思っていたのですが、レントさんを意識したときに強くなるような感覚が全くありませんでした。


 私は国が能力を管理し始める前に能力がわかっていた上に、この学園にいて身分が明らかになっていたので、詳細な能力は自分でもわかっていないのです。

 

レントさんが対象に選ばれなかった。この理由についてもなにもわかりません。


ただ、レントさんが今日、リオール王族から守ってくれると約束してくれた。それは確かなことです。


レントが裏切って王族側についたときは俺とヴィールじゃどうしようもできねぇってことだよな。


そのときは私がレンちゃんを止める。


リオールは笑顔でそういった。確かにリオールのあの力にはかなう気がしない。

それこそ、私がリオールの能力が気になるくらいだ。


それでは、来週からレント、リオールは同じクラスで頑張ってください。


私たちも全力でサポートします。



 あれから登校当日までリオールと同じ空間で過ごした。

本来、寮生1人に対して、1人なんだろう、この部屋にはシングルベッドが1つしか配置されていない。


こんなにかわいい子とおんなじ部屋にいたら変な気持ちになる


頬をつついても嫌な顔せずに安眠してるのが悔しい。


-登校当日-

 S等級と書かれたクラス看板が目に付く、前世での学校では差を感じさせないような数字等を振られていたが、この国の能力至上主義の背景がこういったところにも反映されているということが直ぐにわかる。


迷わず、クラスの扉に生徒手帳をかざす、ガチャと、施錠が解かれた音が聞こえる。

扉を開けて、クラスのなかに入ると、後ろについてきたリオールも続いて入る。


 見渡すとクラスメイト全員席についていた、20人ほどだろうか、看板に合った通りS等級の生徒がこんなにも集まっているのか。


この中にはリオを狙う王族もいるはず、、敵意、悪意を見逃さずリオを守らないといけない。


 席については学園長の計らいで後ろの席で隣にしてくれた。目の届く範囲にいてくれるのは嬉しい。自分たちが座る席を確かめてそこへ向かう。


席に座りしばらくすると、教室の扉が開き長身の女性が入って教壇に立つ。


 

おはよう、選ばれた未来ある王族たち、知っている人もいると思うが担任のガーミラ・ジャスティスだ。

 

さっそく皆の実力を私に見せてくれ、私は実戦を通して、成長させていく。ついてこれなかったらそこまでだ。

ではよろしくな。


ガーミラと名乗った女性は最後に鋭い視線で私をにらみつけてきた。

ジャスティスの姓は、4派閥の王族の1つ、王族至上主義の色が特に強い。


このクラスには少なからず、私以外にも数人は平民がいるはずだろう。

なのに敢えて”王族”と発言した。


幸先が悪そうだ。


しばらくして外で実技が始まった。


まずは、簡単な魔力の使い方を学んでもらう。お互いに魔力壁を生成して、押し付けあってみろ。

 

ガーミラの声を聴いた生徒たちは、実技を始める。


私たちも始めよっか


私はリオの前に魔力壁を生成して近づけていく。


リオと私は実戦をこなせるくらいの実力だと思う。私とリオは例外的に魔力の扱いを習得している。だからこそこの実技が自分たちにとっては当たり前にできることだ。


うなづいたリオは目の前に手をかざす、

 

リオとの力比べは始めてた、魔力の行使を見るのは、ケンさんと戦っているときだ。

リオは魔力でケンを早々にねじ伏せた。


リオは一体、なんの才能なんだろう…


そう思っている間にリオの魔力壁と接触、


瞬間、私の魔力壁だけが押しつぶされて行く、、瞬間的に出力を最大にあげる。

結果、爆音が鳴り響いて、爆風が吹き荒れた。数メートル吹き飛ばされてしまった。


必然的にクラスの注目が集まる。


クラスではざわざわと話し声が聞こえる。なにが起こったかわからない困惑からくるざわめき、才能の行使を疑うものなど様々だ。


お前ら、なにをした!!


ガーミラがすごい剣幕で近づいてきた。


魔力壁同士をぶつけただけです。


リオールは魔力量が高いことは聞いていたが、レントのほうは適正不明だって聞いていた。


魔力適正S以上が全力でぶつけたときに起こる現象がおこった。適正不明がこのクラスにくるって聞いた時から、きな臭いにおいはしてたが学園長が一枚かんでるんな。


そういって顔を覗き込んでくるガーミラ。


どうであれ、私はこのクラスにはいった。だからクラスメートとして平等に扱ってくれませんか。


そうかもしれない、でも適正不明なら、力量を見せてもらわないと話にならない。

お前ら!今から私とレントで模擬戦をする。もらい玉を受けないように魔力壁を試してみろ!!ここでけがしてるようじゃ、一人前にはなれないぞ。


そういわれると、クラスメートは私たちを囲うように集まった。


リオ、見てて…


母上、ジャスティス家の実力を見せてあげてください!


クラスメートの1人が声をあげる。

おそらく王家であるジャスティス家なのだろう。


いいわ。先に仕掛けてきてどうぞ。銃撃の才能、王家の女にふさわしいかどうか示してみろ。


(王家の女になる気なんて毛頭ない。なんて身勝手な話なんだ。余計に負けられない)


先生、ケガしないでくださいね。


最初から全力でいく、パイファーを顕現させて、狙いを定めて銃声が鳴り響く。


それに反応するかのようにガーミラの前に、業火があがる。


授業をしてやる。才能、魔力適正。どっちが欠けてもだめだが、お前のような遠距離攻撃を仕掛けてくる相手に対して、有効なのは魔力適正から繰り出す、才能。つまり両方だ。

ケンにダメージを与えたと聞いていたが、遠距離戦ならそうだろうな。でも私には通じない。これから行うのは授業だ。私の相手をしたことを後悔しろ。


そういうと駆け出して距離を瞬時に詰められる。

この距離まで近づかれると、銃撃が間に合わない。瞬時にパイファーの顕現を解除して魔力壁を前に飛ばす。


浅い!!!


胴体に強い衝撃を受けて、吹きとび、クラスが展開した魔力壁に衝突する。


これは魔力壁を遠くに出して、横に飛ばす技術だ。威力は落ちるが、女相手には十分すぎるほどのダメージを与えることができる。


はぁっ、はぁ…痛い。


視界がぼやける。


次は魔力の応用を見せよう、魔力の生成、分解を高速で繰り返すことで、第二の手足のように自由に扱うことができる。これが手本だ。


そういうと首が締まり体が宙に浮く。苦しさにじたばたもがく。


そして、これを巧みに使えば、何本でも理屈では可能だ。よくみておけ。


そうすると、首が締まることに続いて、下半身が強く引っ張られる。


強い痛みと苦しさにもがく。すぐに苦しさの限界を迎え、下半身から足に温かいものが流伝う感覚を感じ、私の意識は落ちる。


こんな醜態を晒して、死ぬなんてお前の母親も悲しむだろう-----


いいかけたその瞬間にレントを掴んでいた。魔力が消えさる。


発生元のガーミラの体にはリオールが触れていた。


どうやって近づいた?魔力の相殺をどこで覚えた?


その問いに応えず、リオールは拳を振るう。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ