飯テロエッセイ〜春キャベツと油揚げ〜
どうも。くまのです。
春キャベツの季節ですね。
ふわふわと重なったキャベツの葉。
買ってきたらすぐに食べてみたいですね〜。
まずは、新鮮な春キャベツを四角に切って、塩昆布をまぶして簡単おつまみ。
シャキシャキの春キャベツに塩昆布の旨みとしょっぱさが合わさって、止まらない。
切り立てのキャベツを口の中にいれて噛むたびに、シャクシャクという音と一緒に甘いキャベツの汁がはじけるように出てくる。
シャクシャク。
じわりじわり。
その甘みにちょっとパンチを与える塩昆布の塩気も、噛むたびに混ざり合い、気がつけば覆いかぶさるように塩昆布の旨みがキャベツを包み込む。
それが薄まってしまう寂しさから、またキャベツの上に塩昆布をのせて、口の中に入れてしまう。
シャキシャキ。
もぎゅもぎゅ。
ちょっと油っぽいのが欲しいかなと、ごま油を垂らしてみる。
さっぱりとしたキャベツの葉っぱに絡みつく塩昆布の旨みが舌の上にあるのに、鼻の先からはごま油の香りが。
ふわっと広がるごま油の香りの下で、口の中ではさっぱりキャベツに塩昆布の旨みがごま油と合体して、じわっと唾液が出てくる。
たまらず噛み締めて、キャベツの中からみずみずしい汁気が出てくる。
その甘みを感じると同時に、すでにあるごま油まみれの塩昆布のほんのりとした塩気が主張して、甘さの中にあるしょっぱい旨み。
すべてを飲み込んだ後にも残るごま油と塩昆布が入り混じったあの味が、口の中に香りと共に残っている。
美味しいですよね〜。
酒の肴にもいいし、ご飯のサラダ代わりにもなるし。
キャベツのみずみずしさに、ほんの少しの塩気がはいると、なんでこんなに止まらないんだろうか。
ごま油がトドメを刺しにくる。
(*´Д`*)……うまぁい。
まだ朝晩は肌寒いので、あったかいものも食べたい。
なので、春キャベツと油揚げの味噌汁が美味しい。
くったりとしたキャベツでも、噛むと甘みが出てくるし、油揚げの油分がほんのりとキャベツを包む感じもまた良し。
ちなみに、この場合は、少し味噌を多めにして味を濃くして、出汁の顆粒も多めに入れる。
そうすると、この味噌汁だけで白飯が美味しい。
気温の変化が激しい時には、それほど重いものを食べたいとは思えない。
でも、油を使わないご飯はなんだか味気ない。
そんな時に、春キャベツと油揚げの濃い目の味噌汁。
出来たてだからこそ味わえる味噌の香りと、甘みのあるキャベツに挟まれて一緒に口の中に入る油揚げを噛むと、じわっと広がるのはすべての味が溶け込んだ味噌汁のあっつい汁。
じゅわぁっと油揚げから出てくる濃いめの味噌が、ほんのり油が入っていて、体があたたまる。
行儀は悪いけど、口の中に白飯を入れたまま、この味噌汁を入れると、米粒のひと粒ひと粒にキャベツと油揚げと味噌の味が絡まりついて、咀嚼するたびに味が舌に染み込む。
口の中が、白飯と味噌汁の熱でじんわりと熱い。
その熱が顔をほころばせる。
鼻から抜ける白飯と味噌の匂い。
あつあつの白飯と、濃いめの味噌汁の組み合わせって、なんでこんなに美味しいんだろう。
(*´Д`*)……ほう。
コンソメスープにもいけますよね。
なんなら、春キャベツと油揚げを炒めて、砂糖と味噌で甘辛い味つけにしてもいいし。コンソメ顆粒に醤油を垂らした煮浸しも美味しい。
なんなら、春キャベツと油揚げを単体で食べてもいい。
千切りキャベツに胡麻ドレッシング、オーブントースターで焼いた油揚げに鰹節かけて醤油。
あらかじめ、指一本分くらいの幅で切った油揚げをオーブントースターで焼くと、スティック状になって、カリカリで美味しいですよ〜。
(*´Д`*)食べたくなったかな?
またね〜