番外 七種族についての資料
二章の番外編は作中に登場する種族の紹介です。
七種族
独自の文化文明を持ち、他種族との意思疎通が可能な7つの種族。人間。人族。
・エアル
体毛の少ない滑らかな皮膚を持つ。金髪に碧眼の特徴を持つ者が多い。
手先が器用で道具の作製を得意とし、七種族の中でもフラットな能力を持つ。
最も数が多く、北部を除いたスカイフォール全域に暮らす。
・ネコ
所謂ネコ。
四足で歩行する者から二足歩行をする者、全身長い体毛に覆われた者からエアルに近い毛の薄さの者、骨格も体長も千差万別と摩訶不思議な人種。共通する特徴は三角型の大きな耳と尻尾。
協調性が高く商いをする者が多い。
エアルに比べて飛力が高い反面、波導適性は低めで波導術士は少ない。
エアルに次いで人口が多く、こちらも北方以外に広く分布する。
・ラクーン
川狸。手足が短く全身が撥水性の体毛に覆われている種族。
水辺を好み、魚を主食とする。小柄な体格に反して体力があり、力の強い者が多い。泳ぎが得意。
波導適性はネコよりも低い。
南部地域トッコ=ルルを中心に、東部地域イストミルにも分布する人種。
・ストルキオ
鳥のような嘴を備えた頭部が特徴的な種族で、全身を羽毛が覆う。手足には翼の名残りが見られる。
森の中に町を作り、自然を好む。
飛力と波導適性が非常に高く、ほとんどのストルキオが波導を操る事ができるが、フィジカル面はあまり強くない。
主にイストミルに暮らしている。
・コッペリア
細長い首や手足、小振りな頭部、ガラス玉のように透き通る瞳、陶器のように硬質な肌が特徴の種族。
見た目も美しい者が多い。頭部に円環状の装飾品を装着する慣習がある。
肉体的に脆く、戦闘行為や運動などは苦手。
文明レベルが高く、刻印術を用いた機械技術を生活の随所に採り入れている。
西部地域ロスメルタや中央国家エイヴス王国に暮らす。
・ユリクセス
外見的、能力的特徴はエアルとあまり変わらない。血色の瞳と白髪が特徴。
長命種族であり、100年以上生きる者が多い。生涯のほとんどを子供や若者の姿で過ごし、死期が近付くと急激に老化する。
その殆どが北部アプテノン=デイテス帝国に暮らす。
アプテノン=デイテスにはエルヒム信仰が存在せず、ただ一人の古き神を信仰する。
過去、エイヴス王国とイストミルの連合軍と北東部のミルレーク諸島の領有を巡って争ったのを切っ掛けに多種族との折り合いが悪化した。
・ドラゴニア
竜との関わりが深いと伝えられる種族。
神話やお伽噺には度々登場するものの、現世での所在は不明。遥か昔に絶滅したとも言われている。




