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零度

作者: カワラヒワ
掲載日:2020/09/27

挿絵(By みてみん)


冷たい空気 夜の匂い

ぽっかり浮かぶ大きな月


カモーン、カモーン・・・

遠くで呼ぶのは さまよう小さな魂たち


人の役にたつためだけに 生まれて来た

クワの葉を食べ まゆを作り たくさんの卵を産む


羽があっても飛べやしない

自分で食べ物を探すことすら・・・


人がいなければ生きられなかった

生きるすべが何もなかった


生かしてくれた優しい大きな手

ぼくは覚えている


だから わかっているよ 自分の仕事

しなければいけない あてがわれた役目


どんなことだって命令されれば やり遂げる


ただ それだけ

他には何も


悲しいこと 怖いこと 楽しいこと 幸せなこと

何にもなくていい

このまま時が過ぎていけば


それ 本当に?


人にきかれれば


ワカラナイ・・・


体に生える 緑の葉っぱ

命を救ってくれた天使の血


ぼくはこの体で しばらくは生きていこう


自由になれる その日まで


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