表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。

あなたが主人公になる瞬間を想う

作者: 白氷

少し常識からは外れた作品だと想います

けれども常識から外れた作品こそが評価されるきっかけになれば嬉しいです


初めて投稿する作品になります


私は物語の主人公に憧れている


物語の主人公には必ず何かが起こるのだから

何も起こらない人生なんて私には耐えられない


ある日、私は味覚を失った時があった

何を食べても味がしない

飲み込む瞬間だけ鼻から抜ける匂いを味と錯覚して飲み込む


私はワクワクした

誰でもいいから伝えたかった



その瞬間、私は物語の主人公になった気分だった



私は結婚には憧れていない

けれども子供には憧れている


時々想像してしまうのだ

私に子供ができたなら主人公にしてあげたいと


養子を引き取ろう

早くに母が亡くなったことにしよう

男手一つで育てるんだ

その時は嘘偽りのない最大級の愛を注ごう


私が結婚などしていないことはすぐにわかるだろう

あなたを引き取った時の書類などを棚に隠そう

あなたの本当の親の情報も添えて


そしてあなたが高校生になる年になったら

私は重い病気にかかるのだ


そして死ぬ直前

あなたに伝えるのだ

「お前は俺の子供じゃない」


その瞬間あなたは主人公になる




最後まで読んでくれてありがとうございます。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ