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黒いギター

登場人物

神宮寺 玲  高校3年 メジャーデビューを目指す青年。ギター担当。作曲を担当。

       愛車はカワサキ叔父から貰い受けたGPZ900R。

御手洗 侑吾 高校3年 ベース。陽気。

       愛車はヤマハTW200。

マイコ    高校3年 ボーカル。漫画をこよなく愛すオタク。

       愛車はジャイアント アルミロード コンテンド。

コバちゃん  高校3年 ドラム。汗かき。

       徒歩、電車。

「新曲は、各々また考えといてや。とりあえず、できてる5曲流そか。じゃあ、1曲目から通しで。」


 僕は、曲全体を把握するためにスマホで録音を始めた。


 古馬ちゃんの規則正しいハイハットのカウントにギターとベースが合わせる。


 静かに俯いていたマイコにもイントロが終わるとスイッチが入り、目を見開き歌い始める。


別人のように。


 ギター、ベース、ドラム、そしてボーカルは重なり一つの楽器になっていた。


 コーラスや決めのフレーズを確認しながら休むことなく繰り返すとスタジオの壁に掛けられた丸い時計は、すでに15時を回っていた。


「ちょっと休憩して、最後に1回通して終わろかもう喉が限界っぽいしな。」


「そやな。その前に、喉潤わせにコンビニでドリンク買おてくるわ」


 と、マイコが汗だくになった金色というよりは白に近い髪をクシャクシャにしながら言った。


 マイコが扉を開けたとき生暖かい液体が鼻の奥から流れ出るのを感じた。僕は、鼻水を右手の甲で拭った。つもりだった。


 しかし、僕の意図に反して手の甲には、一筋の紅の線が引かれていた。


皆に気付かれないように、僕も、そっとスタジオを出た。


「ティッシュある?」

「玲くん、鼻血か?」

「うん。ちょっとテンション上がりすぎたんかな。」

「あんま無理したらあかんで。」

「大丈夫、大丈夫。大した事ないよ。」

「俺より、坂田さんのほうが無理しすぎないようにしないと。」

「何を言ってるねん。俺のことはいいから」


坂田さんは、黒いギターを壁に掛け大きく一呼吸した。


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