電車
掲載日:2015/01/18
朝、混んでいる電車に乗ると、暖房と人の暖かみが
混みあう人の中を何とかすり抜け、少し空いたスペースに立つ。僕の右隣のおばさんは、「早くこの席空かないのかしら」といった表情で、席に座る若者を見ていた。
僕の左隣の若い男はひたすら携帯をいじっている。
僕は窓から見える流れる景色をただ見ている。
押されながら押し返しながら。
なんだか虚しくなって泣きたくなった。
でも泣いたら何て無駄な涙だろうと思う。
突然の感情で流す涙ほどもったいないものはない。
この感情が終点の駅に着くまでに無くなればいいのに、渇いてしまえばいいのに。
毎朝この時が辛い。人生で一番辛い時期かもしれない。僕は死にたい。これはいつもある感情だ。
これはもしかしたら僕の叶えたい夢なのかもしれない。




