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黒箱  作者: 真弥
5/7

死人の山

僕は、車を止め、エンジンを切った。辺りは暗闇に包まれ、風に靡く木々の葉の音以外聞こえない静寂だった。

「着いたぞ」

健は僕に小さな声で言った。

「ここは……」

僕は辺りを見渡した。知っている。この場所は僕も何度か訪れたことがある場所だ。人もいなく、星が綺麗なこの場所に、僕もよく女の子とこっそり来ることがある。

「ここが噂の場所だ」

噂。健は言った。

なんでも、この○○山は、死人の山とネットで騒がれているらしい。僕は、その場所がここだと知って、唖然とした。

二人で夕飯を食べにファミレスで食事をしていた時、急に健がそこへ言ってみないかと言われたときは、まさかこの○○山に来ることになるとは思わなかったから。

「この場所に、死体がいっぱい埋まっているんだ」

健の言葉に、僕はゾッとした。

「それも、女性ばかり…」

健の低い声が、車の中で響く。

「とある殺人鬼が、この場所で夜な夜な、女性を殺し、ここに埋めるんだ。まるで死体をコレクションにするかのように」

僕は恐怖した。健がなんでこんなにも詳しいのか…。

「何で知っているかって?」

僕の心を見透かすように、健は言った。

「それは…俺が殺人鬼だからさ!」





携帯を見ると、ネットのページが開かれ、○○山の噂が並んでいた。昔から人里離れた場所であるためか、そんな噂は山ほどあった。


死体の山。そんな噂もそのページに書かれている。こんなの、人を驚かすための作り話でしかない。

携帯を車の中に投げ捨てると、車の中にスコップを積み、さっきまであの開いていた、地面に目をやった。

「ごめんな。本当は女の子だけにしたかったんだけどね…」

そう呟いて、車に乗り込んだ後、ついさっきのことを思い出した。

「あいつが嘘つくからいけないんだ」

僕は車のエンジンをかけた。



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