表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
141/142

呼応

 小牧山。


徳川家康「忠次。これを見よ。」

酒井忠次「……佐々様からでありますか?」

徳川家康「うむ。我らに加勢したいと言って来た。」

酒井忠次「それは何よりであります。」

徳川家康「秀吉に一泡吹かせる事は出来たが、如何せん兵数に差がある。まともにぶつかるわけにはいかぬ。」

酒井忠次「はい。」

徳川家康「そこで……。」


 徳川家康は先のいくさにおける勝利を使い、各地の勢力に書状を配送。その効果は……。


酒井忠次「紀伊の雑賀衆に四国の長宗我部。それに……。」


 森長可亡き後の東美濃からも。


酒井忠次「殿に呼応する動きが見られています。これに森長可に追われ、我らの下に居ました者共も現地に入り旧領の回復。更には森の本貫地兼山の攻略を指示しています。」

徳川家康「北条からも加勢の話が来ている。」

酒井忠次「うまくいけば……。」

徳川家康「秀吉と相対す日も近い。ただこれだけでは不十分。秀吉を完全に押し込めるためには……。」


 毛利を動かす必要がある。


徳川家康「故に長宗我部に対し伊予の安堵は認めていない。」

酒井忠次「毛利への恩賞として?」

徳川家康「それもあるが狙いはもう1つある。それは……。」


 長宗我部の目を大坂に向けさせるため。


徳川家康「雑賀衆だけで大坂を攻略する事は出来ない。頑張って和泉までと考える。それではいづれ秀吉に潰されてしまう。これを打開するためには長宗我部の水軍は不可欠。ただ彼が目指しているのは四国統一。仮に讃岐に居る秀吉方を倒したとしても海を渡るとは思えぬ。大坂に比べれば伊予を攻略する方が容易であるのだから。そこに……。」


 毛利を入れる。


徳川家康「逆に毛利が大坂を目指すのは面倒。理由は秀吉後の事。これ以上東進されては厄介。故に彼らには伊予を餌として与える考え。秀吉を心配させるだけで十分。」

酒井忠次「ここに越中の佐々様も。」

徳川家康「うむ。可能であれば美濃に乱入して欲しい所ではあるが、西を前田。東を上杉に挟まれている手前難しいであろう?」

酒井忠次「仰せの通り。」

徳川家康「故に彼には柴田勝家が管轄していた北陸を委ねる事にする。」


 富山城。


佐々成政「坪内。」

坪内勝長「……ほう。」

佐々成政「信雄様が私に北陸を任すと!」

坪内勝長「遠くまで使者を出した甲斐がありました。」

佐々成政「新発田の方はどうなった?」

坪内勝長「蘆名に乱れがありますが、津川の金上が引き続き新発田を支援するとの事であります。」

佐々成政「以前に比べれば?」

坪内勝長「はい、後ろ盾は弱くなっています。しかし一方その蘆名の協力者に……。」


 佐竹義重が名乗り出ました。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ