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スズラン  作者: コロポックル
3/5

狩りと鍛錬

朝から何をしてるのかというと、

狩りと鍛錬だ。

狩りは近くにある山の中に入り

野ウサギや野鳥を狩りにいく。


山の中に通っている川なんかでは

川魚などが捕れる。


他には山に所々生えている山菜や薬草が

採れる。

こうしてとった肉、山菜薬草を

街まで行き商品として売って稼いでいる。


後は普通に自分たちの食卓に

並べられている。


鍛錬は何をしているのかというと

決まった事をしてる訳ではないが、主に剣術をよくしている。


鍛錬といっても木剣で打ち合ったりする程度で

とても鍛錬とはいえないものかもしれないが、

いつのまにかこれが俺達の日課と

なっていた。


「やっ!はっ!!」

「なんの!」


今日やっているのは剣術だ。

削り出した木剣でただ打ち合うだけだが。


しかしどうやら彼女、レティシアには

剣の才能があるらしい。

女の身でありながら力でも押し負けることもなく

それでいて速く動きが鋭い。


男の自分でもなかなか勝つことができない。


以前どう剣を振っているのかを聞くと、


「感覚よ感覚!自分の一番良いって

 思ったときに振って一番良い動きを

 すれば良いのよ!!」

「クリスは剣を振るときに

 いつも考え過ぎてるんじゃないの?」


と言われた。俺には感覚というのが

全くわからない。


天才と凡人の差を見せつけられているようだ。


そんな事を考えていると、

「やぁっ!!」

いつの間にか押し倒されて握っていた剣

もどこか飛んでいて顔の横にはレティの

剣が刺さっていた。


「今日も私の勝ちね!」


そう誇らしく言ってくる彼女を

見ていると悩んでいる自分がアホらしく

思えてくる。


「レティは強いな。

 俺はもう勝てないかもしれん。」


そう言おうととしたときに


「良い勝負だったわ!またやりましょう!!」


先にそう満面の笑みで言われた。


本当に敵わないな。


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