表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
スズラン  作者: コロポックル
1/5

プロローグ

いつの事だっただろうか…


朧気にしか思い出せない。

しかし、忘れられない。忘れてはいけないとさえ

思えるそんな


          「思い出」


見事なまでに咲き誇った花畑で、

一人の女性が私の事を呼んでいる。

聞いていると自然と落ち着く。そんな温かい声に

つられて駆け寄って行く。


勢い余って飛び込んできた私を

その人は優しく、それでいてしっかりと受け止めてくれた。

(温かい、良い匂い)

そんなことが頭の中に浮かんだ。


「―――――」


その人が私に何かを言っている。

そして優しく私に微笑んでいる。


このときに言っていた言葉がどうしても

思い出すことができない。

そこがどこであったのか何時の事だったのか。


ただ思い出すことができるのは、

咲き誇った花々とそのひとの笑顔だけだ。


あぁ、この夢をいつ思い出すことができるのか。

そんないつもと同じ夢を見ながら

いつもと同じ朝を迎えた。







評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ