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最良の結末  作者: 上方葵
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第4話

あっという間に月日が経ち、あの別れた日になった。

あの時彼に指摘された、気に入らなかった点も、直しながら付き合ってきた。

そのおかげもあってか、あの日には無かったデートの予定が入っている。

いつもの待ち合わせ場所に行くと、彼は先に来ていて、笑顔で私を抱きしめた。

私はタイムリープしてやり直せてよかったと、心の底から嬉しくなった。


デートが終わり、解散の時、あの告白をされた時と全く同じシチュエーション。私はその事を思い出して、照れてしまった。

そんな私に気づいて、彼もまた照れてる。抱きしめてくれる。

彼が私の耳元で言う。

「君と出会えて本当に幸せ。大好き。」

私は確信した。正しい道を選べば、必ず幸せになれるんだと。

「私も大好き。愛してる。」

私は彼の顔に自分の顔を寄せ、キスをする。今まで何度もキスをしたけれど、こんなに幸せを感じる瞬間は初めてだった。この時間が続くことが「最良の結末」だと私は思った。




けれど、1週間後に、それは思い違いだったことに気づかされるのであった。

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