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ドS伯爵令嬢の異世界転生漫遊記(またの名を悪魔のドM下僕受難記)  作者: ねこもどき(ラルク)
エリザベス様の結婚式編
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第63話:エリザベス様とジークハルトの結婚式 後編

<ユーエリア視点>


荘厳な聖歌斉唱が終わり、

エリザベス様とジークハルトの結婚式は進み結婚の誓いに移ります。


「汝、ジークハルト・シュナイダーは、

この者、エリザベス・サムエル・エンジェルムを妻とし、

良き時も悪き時も、富める時も貧しき時も、

病める時も健やかなる時も、

共に歩み、他の者に依らず、

死が二人を分かつまで、愛を誓い、

妻を想い、妻のみに添うことを、

神聖なる婚姻の契約のもとに、

誓いますか?」


「誓います」


大教主の誓いの言葉にジークハルトは堂々と誓いました。


「汝、エリザベス・サムエル・エンジェルムは、

この者ジークハルト・シュナイダーを夫とし、

良き時も悪き時も、富める時も貧しき時も、

病める時も健やかなる時も、共に歩み、

他の者に依らず、死が二人を分かつまで、

愛を誓い、夫を想い、夫のみに添うことを、

神聖なる婚姻の契約のもとに、誓いますか?」


「誓います」


続いてエリザベス様も笑顔でそう誓いました。


「皆さん、お二人の上に神の祝福を願い、

結婚の絆によって結ばれた このお二人を

 女神が慈しみ深く守り、助けてくださるよう

 祈りましょう」


大教主は静かに言い、

そして両手を組んで全員で祈り新郎新婦の誓いは終わりました。

次は指輪の交換に移ります。


エリザベス様は白薔薇のブーケや手袋を

介添人のシュナイダー前公爵に預けます。

そしてジークハルトが大主教から指輪を受け取って、

エリザベス様の左手薬指にはめます。

続いてエリザベス様もジークハルトに指輪をはめます。


そしてメインの誓いのキスです。


「エリ愛してる・・・」


「私もよジーク・・・」


そうしてジークハルトはエリザベス様のベールをあげて、

キスをしました。

「おおおおおお!!!!」と出席客たちが立ち上がり、

パチパチと拍手して大聖堂内は盛り上がりました。

そして大教主が新郎新婦の手の上に手を重ねてお祈りし、


「世界の創り主である救世の女神よ、

あなたはご自分にかたどって人を造り、

夫婦の愛を祝福してくださいました。

今日結婚の誓いをかわした二人の上に、

満ちあふれる祝福を注いでください。

二人が愛に生き、健全な家庭を造りますように。

喜びにつけ悲しみにつけ信頼と感謝を忘れず、

あなたに支えられて仕事に励み、

困難にあっては慰めを見いだすことができますように。

また多くの友に恵まれ、結婚がもたらす

恵みによって成長し、実り豊かな生活を

送ることができますように。

わたしたちの主、救世の女神によって。

これでお二人は無事夫婦になりました。

救世の女神の祝福あれ!!」



大教主はふたりの結婚が成立したことを宣言しました。

拍手が鳴り響き、結婚式は最高潮になりました。

そして結婚証明書に署名に移ります。


「では結婚証明書に署名を」


「「はい」」


新郎新婦はシンフォニア教と

エンジェルム王国の結婚証明書にサインします。

シンフォニア教である宗教の婚姻届と

エンジェルム王国の婚姻届両方に

サインしないと王家では結婚が認められないらしいです。


「では、再び聖歌を斉唱します」


全員起立して、聖歌を歌います。

再び同じ聖歌が大聖堂内に響きました。

光が同時にステンドグラスからさしこみ

2人の結婚を祝っているようで幻想的でした。


「これでエリザベス・サムエル・エンジェルム様と

 ジークハルト・シュナイダー様の結婚の儀式は終了となります。

 では、良い祝福をお祈りいたします」


大教主はそう言い結婚の儀式は終了しました。


新郎新婦のエリザベス様とジークハルトは腕を組み、

バージンロードをゆっくり歩いて退場します。

介添人の陛下と前公爵があとに続いて退場し、

最後に参列者が退場しました。

さて、結婚式も終わったので大聖堂のバルコニーで

エリザベス様とジークハルトの民衆への結婚のお披露目が残ってます。

私たちはそれを見るため外に出るため歩いていました。


「綺麗な結婚式だったわねw」


「熱々だったな」


私とウィキはさっきの結婚式の様子を思い返してました。

たしかに誓いのキスは熱々だったわw


「エリザベス様、綺麗だった」


「ロマンチックよねw」


「姉貴、超綺麗だったな」


イノーゼとノッレとリックもエリザベス様のドレス姿を

思い返しうっとりしてた。


「さすが王家の結婚式だな;

 俺、まだ緊張してるよ・・・」


「でも、すごかった」


「乙女の夢よね~w」


「ホントに夢のような結婚式でした」


ニッキーはまだ緊張してるのか手が震えてた。

マークスはすごかったと結婚式に感動してた。

ロザンナは夢見がちに結婚式に憧れを見せてるようだった。

キラも感動したのか良い式だったと笑顔だった。


「俺たちの式もエリザベスに負けないようにしないとなw」


「はいw」


リチャード様とスーナ嬢も結婚式に感動したのか

いつか彼らの式も負けないように頑張るみたいだ。

王妃様はまだ大聖堂の中にいて陛下の所に向かったようだった。


「ウィキさん~www

 いつかウィキさんを落としますから結婚しましょうねw」


「な、アンナ;結婚はまだ早いんじゃないか?

 それに、つきあってもないし;」


「ううう;長期戦になりそうですね;

 でも、負けませんからw」


アンナはウィキに抱きついてそう宣言した。

ウィキもいいかげんアンナに落ちればいいのに。


「ウィキリードもアンナの想いを受け入れればいいのですがね」


「2人が上手く行くといいですね」


アドバーグとアンナもウィキとアンナを温かい目で見守ってた。


「えんじぇるむの祝言も良いものだなw

 ライよ、お前と優絵殿の式も楽しみだな」


「はい////」


「俺もわくわくしてきたw8年後が楽しみだなw」


信長はエンジェルムの結婚式も良いものだと思い返したようだった。

雷信も真っ赤になりながら頷いた。

拓海もわくわくしながら8年後を楽しみにしてるようだった。


「の、ノブナガ殿、やっぱりユーエリアも結婚するんですかね;」


「当たり前だろう、グレン殿。

 えんじぇるむ王国の祝言だけではなく

 雷森羅ライシンラ国の祝言もあるから

 長くなるぞ。8年後、楽しみじゃなw」


「ああああ・・・・(涙)」


父が涙目で私の結婚を疑問視してると信長はノリノリで

8年後の私と雷信の結婚の計画を立ててるようだった。

父は今からその様子を想像したのかまた泣いてた。


「父上、心痛お察しします(涙)」


「アルフォンス!(涙)」


「お二人ともお気を確かに;」


アルフォンスも涙目で泣く父を慰めてた;

ドーソンはそんな2人にドギマギしていた。


「あなた;アルフォンス;

 いいかげんにしなさい;

 はぁ・・・。8年後が不安にになって来たわ」


「旦那様、忍耐で乗り越えてください」


義母と筆頭執事のカイルは父達にため息をついた。

ホントに忍耐で乗り越えてほしいものである。


「いつか私も雷信と拓海と結婚するのよね・・・」


私もいつかの未来に心馳せていた。


「そうだな、優絵の白無垢姿が楽しみだ。

 イノーゼとおはつとも祝言するんだから豪華になるな」


「結婚・・・////w」


「楽しみです////」


「俺は優絵のウェディングドレス姿が楽しみ、

 俺も側室としてダブルで結婚するんだからなw」


雷信と拓海はうきうきしながら私との将来の結婚を夢見てた。

イノーゼとおはつちゃんも将来の結婚式の様子を

思い浮かべたのか顔を真っ赤にしてた。


「うううう・・・・!!!!

 ユーエリア!!!!!

 今からでも遅くない!!結婚はやめにして・・・」


父はそう言って私に抱きつこうとした。



ごいん!!


「あなた!!いいかげんになさい!!

 娘離れしないと伯爵家当主の恥ですよ!!」


「ううう・・・はい;」


義母にげんこつで父はお仕置きされていた。

はぁ・・・。まったく、娘離れしてよねお父さん。

そんなやりとりがありつつ大聖堂の外に出て

エリザベス様とジークハルトの出現を待った。

そしてバルコニーに2人が出てきた。

日の光に照らされて2人とも綺麗である。

手を民衆に向かって振り、周りも


「「「「「「きゃあああああああ!!!!!」」」」」


ラブラブな様子に騒いで2人を祝福してるようだった。

そして、2人は口づけを交わし、


「「「「「「わぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!」」」」


盛り上がる民衆たち。

盛り上がりは最高潮となった。

そしてエリザベス様は白薔薇のブーケを投げた。


「きゃっ!!あ、受け取ってしまいました///」


「よかったなスーナw」


どうやらブーケはスーナ嬢が受け取ったようだ。

それをリチャード様は喜んでいる。

エリザベス様はスーナ嬢に向かってウインクしてたから

わざと狙って投げたんだろうね。

こうして結婚式の第一幕は大成功に終わった。

素敵な式だったわねw

私もいつかそんな結婚式ができるといいわねw


つづく

無事、結婚式が終わりましたw

長くなったので2回更新ですw

ユーエリアのエリザベスの結婚式を見て少しはあこがれてるようですw

まぁ、その辺は女の子ですからねw

次回はエリザベスとジークハルトの結婚披露宴ですw

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