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ドS伯爵令嬢の異世界転生漫遊記(またの名を悪魔のドM下僕受難記)  作者: ねこもどき(ラルク)
雷森羅国の侵攻編
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第51話:ユーエリアの10歳の誕生日パーティー

<ユーエリア視点>


今日、4月4日は私、ユーエリア・アークレイの10歳の誕生日だ。

誕生会を別邸内の孤児院『ホワイトハウス』で行う事にした。

ウィキやリックやノッレやイノーゼやキラ、

ニッキーやマークスやロゼッタのいつものメンバーと

弟のアルフォンスと従者のドーソンとペットのハイにゃん。

晴れて婚約者になった雷信と拓海とおはつちゃんも

急きょ参加する事になった。

雷信と拓海は雷森羅ライシンラ国の外交大使として

エンジェルム王国にずっと滞在する事になったらしい。

陛下と信長の策によれば私との仲を深めるための布石らしい。

孤児院の子供たちと合わせるとかなりのメンバーになった。


「「「「「「「「「「ハピバースデートゥーユー~♪

          ハピバースデートゥーユー~♪

          ハピバースデーディアユーエ~♪

          ハピバースデートゥーユー~♪」」」」」」」」」」


全員の大合唱で誕生日の歌を歌い盛り上がった。

雷信は英語の歌詞の発音が少し変だったのがおかしかったw


パーティーの料理は豪華でチキンの丸焼きやフライドポテト。

お好み焼きやたこ焼きの粉物。

ミソカツやコロッケや海老フライや天ぷらなどの揚げ物。

唐揚げやチキンナゲットや手羽先などもある。

スモークサーモンやローストビーフや生ハムのサラダ。

関西風ソース焼きそばや焼きうどんやあんかけスパゲティ。

ひつまぶしや天むす。

海鮮パエリアやキムチチャーハンや梅や鮭やツナマヨのおにぎり。

あと、スイーツはクッキーやキャンディーやチョコレート。

チョコフォンデュやフルーツの盛り合わせ。

ショートケーキやザッハトルテやモンブラン、

チェリーのタルトやチュコケーキのオペラやレアチーズケーキ。

ムースやゼリーやプリンに至るまで大盤振る舞いだった。


それで、料理をつまみつつ、

私はみんなから誕生日プレゼントを貰った。


「俺からはこの巨大ケーキをプレゼントするぜ!!」


ニッキーからは手作りであろう10メートルはある巨大ケーキをもらった。

まるでウエディングケーキのような高さのあるケーキである。


「まるでウエディングケーキみたいね;」


「まあ、ユーエとライシンが婚約したんだしそれも兼ねてなw

 本番の10年後の結婚式にはもっとすごいのを作るぜw」


「ありがとw」


「えんじぇるむの祝言しゅくげんにはこんな物を作るのか・・・;」


どうやら10年後の結婚式にもニッキーはケーキを作ってくれるらしい;

雷信はこれを見て目を丸くしてた。


「僕から、これ、歴史書」


マークスからはエンジェルム王国の歴史書を貰った。


「作者、建国王のメイド、詳しく、書いてある」


「あとでじっくり読むわwありがとw」


どうやら建国王のメイドの手記らしい。

けっこう詳しく当時の事が書かれているのでレア物らしい。


「私からは私がデザインしたワンピースをプレゼントするわw」


「結構スリット入っててセクシーね」


「ユーエは足が綺麗だから似合うと思って」


「ありがとw大切にするわw」


赤いチャイナドレス風のスリットの入ったワンピースをロザンナからもらった。

結構、斬新でいつか夜会で着るのもいいかもしれない。


「僕からはブーツをプレゼントします」


「けっこうおしゃれねw

 キャラメル色のブーツだわw」


キャラメル色のかかとの高いブーツをキラからもらった。


「お店の人に聞いたらこの色が今年の流行はやりだそうです」


「ありがとうw大切にするわw」


私は大切そうにしまった。あとでいてみよう。


「私からはこれよw」


「銀の薔薇バラの髪留めねwおしゃれだわw」


ノッレからは銀でできた薔薇バラの髪留めをもらった。


「ユーエは髪長いからこれで留めるのもいいと思ってw」


「ありがとうw大切にするわw」


私はさっそく髪に付けてみたwww結構、馴染んでるみたいw


「俺からはこれだ」


「星のピアスねw」


プラチナでできた星型のピアスをリックからもらったw


「姉貴に相談したらこれぐらいが女の子にあげればちょうどいいって」


「ありがとwさっそく付けてみるわw」


私はいつもしてるピアスを取って星のピアスを付けた。

どうやらリックのお姉さんであるエリザベス様の助言で

センスの良いのを選んでもらえたらしいw

脳筋のリックにしてはいいプレゼントだったと思うw


「わたしからはこれw」


「良いお茶の葉だわwジャスミンティーかしら?

 それと桜の花びらが描かれているティーセットもかわいいわw

 ありがとw大切にするわw」


私はイノーゼからお茶の葉の入った缶を渡され

フタを開け良い匂いを嗅ぎながら、

かわいいティーセットのカップをもらったw

後でこのカップでお茶を飲んでみようw


「ハイにゃんからはこれにゃ~www」


「赤い蝋燭ろうそくとプレイ用の仮面?;;;;」


ハイにゃんからはプレイ用の道具をもらった;;;;


「これでさっそくプレイしてほしいにゃ~www」


「・・・;」


黙って仮面を付け、蝋燭ろうそくに火を付けハイにゃんに垂らしてみる。

靴で踏みつけてなじってみる;ハイにゃんは笑顔だった;


「にゃああああああ!!!!熱いにゃwwww

 痛いにゃああああ!!!!!

 そしてムチでしばいてにゃああああ!!!!」


バチーーーーーーン!!!!!


リクエスト通りにムチでハイにゃんをしばいた;;;


「今日も萌えだにゃああああああああ!!!!!!wwww」


「やっぱりあの猫の妖怪は変態だ!!!!」


「噂には聞いてたけどあんだけ喜ぶドMは珍しいな;」


ハイにゃんは今日もドMだと思う;;;;;

それを見て雷信と拓海は引いていた;;;;

拓海は私に何か聞いてきた。


「なんで優絵はそんなプレイに手慣れているんだ;」


「前世の母が神社の巫女の傍らそういう系のクラブで働いてたから。

 私もバイトでこっそり参加してたし」


「やっぱ高校の噂はホントだったのか;;;」


拓海はなぜか納得した表情をしていた。

噂って前世の高校時代、何の噂が流れてたのかしら?;;;


「ごほん;

 僕からのプレゼントはこのドレスです」


従者のドーソンがマネキンに飾られたあるドレスを運んできた。

それがアルフォンスからのプレゼントらしい。

流行りの光沢のあるクリーム色の布の生地に

ピンクのリボンとフリルがかわいらしいドレスを贈られた。

胸には大きな濃いピンク色のコサージュが飾られていて

かわいいデザインだった。

マネキンの頭には羽根付きのクリーム色な大きな帽子が被ってある。


「帽子は父上と母上からのプレゼントです。

 渡してほしいと頼まれました」


どうやら帽子は父と義母からのプレゼントらしい。

思わぬプレゼントに私は笑顔になった。


「ありがとう大切にするわねww

 父上と義母上ははうえにもありがとうと伝えといてw」


「はいw」


私がそう言うとアルフォンスは笑顔で喜んでくれた。

ちなみにドーソンからは花柄の扇子センスをもらった。

いつか夜会で使ってほしいそうだ。


「俺からはこれだな」


「ネックレス?」


ウィキからは翼が開いた形の金のネックレスをもらった。


「これは念話魔法の補助ができる機能が付いてる。

 そのネックレスには真ん中に無属性の念話の魔法陣が

 印刻された魔道石がはめ込まれている。

 これを付けると世界中どこにいても念話が繋がる」


これは便利そうね。ケータイをもらったようなものだわw


「ありがとwさすが私の下僕ねw」


「下僕って;;;;;

 ・・・お嬢様から聞くと褒め言葉に聞こえるから不思議だな;」


そうよ、あなたは私の下僕ものだから褒めてるのよ。

ウィキは照れて少し笑ってた。


「私からはこれです」


「あら花のしおりねw

 私、本を読むからうれしいわwありがとw」


はつちゃんから桜の押し花の和紙でできたしおりをもらった。


「い、いきなりだったから俺らからプレゼントはないぞ」


「優絵が誕生日って今日知ったからな;」


雷信と拓海からは誕生日プレゼントはないようだ;

まぁ、出会って1週間も経ってないもんね;;;


「そんなら、お嬢様にチューでもすればいいんじゃないか?」


ウィキからそんな提案を2人に伝えた。


「ちゅちゅちゅチューだって?!!」


「拓海、チューとはなんだ?」


慌てる拓海に雷信は良く分からないのか聞いてきた。


「せっ、接吻せっぷんの事です;」


「な////////なにーーーーーー!!!//////」


拓海からキスだと聞かされ雷信は顔を真っ赤にした。


「そ、そんな、人前ではしたない///////」


「そうだ////そうだ//////」


「え~?お嬢様と結婚するんだろ?それぐらいしろよ」


「恥ずかしがってるとこの先ユーエと付き合えないぞ」


「チューしろ!!チュー!!!」


真っ赤になる雷信と拓海に向かって

ウィキとリックとニッキーがはやししたてる。


「「「「「「「チュー!!チュー!!チュー!!」」」」」」


全員が雷信と拓海に向かってチューしろと大合唱したw


「ああああ!!!!分かった!!分かった!!!

 ほっぺでいいだろ?!」


「両側からするから///////」


どうやら雷信と拓海はチューする決心をしたらしい。


「なんだよ~?くちびるじゃないのかよ;」


「ヘタレだ;ヘタレ;」


「男なら口でしろよ」


ウィキとリックとニッキーは2人に向かって野次を飛ばした。


「うるさい!!!俺はこれで限界なんだ!!!」


「ヘタレでいいよ!!もう!!!!」


そう言って雷信と拓海は両側から私のほっぺにチューをした。


「「「「「「おおおおおお!!!!!!」」」」」」


「なんだよ///////見るなよ////////」


「ううう・・・羞恥プレイだ/////////」


みんなから見られ雷信と拓海は顔を真っ赤にしてた。


「お嬢様は恥ずかしくないんだな」


ウィキは私を見て全然恥ずかしくなってないのを気が付いたようだ。


「これぐらいで照れてもね~。

 もう少し男なら積極性を持ってほしいわね」


「「グサッ!!!!orz」」


私の言葉に雷信と拓海は傷つき床に突っ伏した。

純情なのね~。

もう少しリードする男ならいいのに。

まぁ、そのほうが調教し甲斐があっていいけどさ。

なんて、考えつつ私の誕生日会はつつがなく終了したのであった。

それなりに楽しい誕生日だったわねw


つづく

ほっぺにチューで雷信と拓海は真っ赤になるとは;;;

かなり純情ですねwww

10年後、結婚するころにはチューぐらいは慣れてほしい物ですねw

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