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ドS伯爵令嬢の異世界転生漫遊記(またの名を悪魔のドM下僕受難記)  作者: ねこもどき(ラルク)
伯爵令嬢転生編
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第2話:1年の成果

エンジェルム王国の名門貴族「アークレイ伯爵家」。

私、ユーエリア・アークレイは悪魔を下僕にしました。

悪魔の名前はなんか知識はありそうなので

ウィキリード・ハートフィリアと名づけました。

ウィキリードという名前はネットの大事典をもじりました。

ウィキリードでは長いので普段はウィキと呼んでいます。

苗字のハートフィリアは初代執事の苗字を調べて後付けで付けたしました。

ハートフィリア家縁者ということにして表向きは孤児ということで

ごまかしました。

本当はハートフィリア家は失われていて現在の行方は不明です。

ウィキを雇う際、ウィキが父に催眠魔法を掛け書類に細工して

雇用の権利をもぎ取りました。

当初、別邸の数名の使用人に紹介した時。


「俺、ウィキリード・ハートフィリアっす。よろしくっす」


と軽く自己紹介したので

私の執事の白髪交じりのナイスミドルなアドバーグ(49歳)が

ウィキに対し。


「喋り方がなっとらん!!!!!!」


と渇を入れていました。

アドバーグは昔、アークレイ伯爵家の筆頭執事でした。

現在は筆頭執事の座は息子さんに譲って、私専属になっています。

苗字が無いのは平民だからで(別邸の使用人は全員平民)

平民ながら執事としての力は一流で近隣の貴族の認めるほどの実力です。


「まあ、まあ、どうやらお屋敷の仕事は初めてみたいですし

多めにみたほうが・・・」


ベテランメイドで亜麻色の髪を一つに結っていて

瞳は茶色で恰幅の良いメイドのクレア(35歳)がフォローを入れています。


「クレアは甘いのだ!!由緒あるアークレイ伯爵家の使用人として

 これではいかん!!!!」


とアドバーグは怒り心頭!!

・・・たしかにうちは名門貴族だし軽い男ではダメだね。


「でもでも~美形でカッコいいですよね~www」


別邸の使用人の中で一番若いメガネを掛け

茶色の瞳でピンクの髪に二つ結びのおだんご頭の

メイドのアンナ(25歳)が目をハートマークにしながら

くねくねとウィキに見とれてます。

体が揺れてアンナの巨乳も揺れてますね・・・。けしからん乳です。


「カッコ良さと使用人の心得は関係ない!!

 おい!ウィキリードといったな!

 お前の根性叩き直してやる!!!!来い!!!」


「え?ちょ!!うわあああああ!!!!!」


「合掌」


アドバーグに首根っこ掴まれ連れ去られたウィキは

こってりと礼儀作法からお茶の入れ方まで

執事教育を骨の髄まで受けさせられたのでした。

私はその様子に思わず合掌するのでした。


それから1年。


私は6歳になり。ウィキもなんとか使用人して調教・・・

じゃなくて、教育され言葉使いも大いに直りました。


「お嬢様!!隙がございます!!

 もっと脇をしめてストレートに殴りなさい」


ウィキの指導に私は拳に魔力を乗せて彼を殴ります。

空気が裂けるような鋭い拳をガードされて。

カウンターでウィキが殴りかかってきました。


「くっ」


それを避けて蹴りの連打を掛けます。

それを防御するウィキは余裕と言った雰囲気でした。


「『散華連撃さんかれんげき』!!」


ウィキが蹴りや拳による三連撃を繰り出します。

それを避けて私は空中で回し蹴りを繰り出します。


「『燕尾脚撃えんびきゃくげき』」


ウィキを弾き飛ばすとお互い拳を構え、

龍のオーラを発すると


「「『戦龍咆哮せんりゅうほうこう』」」


闘気と拳がぶつかり合い、足元に少しクレーターが出来、

お互い反発し合って弾き飛びました。

距離を取って着地すると、


「お嬢様!ウィキリード!武芸の稽古はそれぐらいにして

お茶にいたしましょう」


アドバーグがティーセットを武道場の隅にあるテラスに用意したのか

声を掛けてきました。

今日のおやつはクロカンブッシュ。

ここ1年でおやつは作りすぎたのでレシピか使用人のみんなにも

伝授してあるので。

交代で作れるよう別邸全員が作れるようになりました。


「おつかれさまです」


「ありがとう」


私はメイドのクレアからタオルを受け取ると汗を拭きました。

それで、テラスのテーブルとイスに腰掛けて、レモネードを飲みほしました。

クロカンブッシュをフォークで食べ、これもいい焼き加減。


「おいしいですわ」


「ありがとうございます。私もお菓子作りを精進してますゆえ

 それでもお嬢様にはかないませんですが」


アドバーグは恐縮しているようだ。

謙遜するのが彼の良い所である。


「それにしても、その武道服珍しいですな」


「ああ、ウィキの特注品です」


実は私が着ているのは実は高校のジャージだったりする。

前世で通っていた高校のジャージをイラストで説明して

ウィキに魔法で作らせた特注品である。

大昔は服飾魔法があったらしくウィキもできるとのこと。

自然に布に針と糸が通ってくのがすごかった。

ミシン並みに刺繍が出来るのがすごい。

右胸に高校のマークが刺繍されているのは芸が細かい。


「ウィキリードに針子の才能があったなんて。

 今度ドレスでも縫わせて見ましょう」


「かんべんしてください」


クレアの言葉にウィキは変な事で使われても困るとため息をついてます。

悪魔が夜なべして縫物するのも面白そうです。

想像すると少し笑えた。


「あ~私もウィキさんに刺繍とかしてほしいです~www

 ハートマークで愛の刺繍なんて・・・きゃ~wwww」


「困ります」


アンナがウィキに愛の刺繍をねだってます。

見ての通りアンナはウィキに惚れているようです。

アンナには姿形がイケメンなウィキがストライクだったようで。

ウィキは困っているようだけど・・・。


「ぶ~。それにしてもウィキさんって

 武芸も魔法も果ては錬金術まで使いこなせてすごいですw

 お嬢様もメキメキと才能を伸ばされているご様子ですしw」


「お嬢様との約束ですからね」


この1年ウィキから魔法、武術、錬金術など教わる日々が続きました。

おおよそ大半は習得できたと私は自負しています。

まだウィキが魔力不足で教えてもらってないものもあるのですけどね。

1年色々あったと使用人たちも想いを馳せています。


「この別邸もいろいろ充実しましたね」


「薬草園にお風呂に野外の武道場と設備も増えましたな」


「新しい調味料のしょうゆや味噌で作る『ニホンショク』もおいしいです~w」


別邸には新しい施設が増えました。

私有地にある森の薬草を採取して庭に薬草園をつくりました。

ポーション(怪我の治癒と体力回復ができる薬)や

マジックポーション(魔力回復薬)や

ボディソープや洗剤などを作る原料の薬草が取れ、

錬金術の材料の宝庫になっています。

とくにマジカルウィードと呼ばれる薬草は汎用性が広いです。

基本の材料にそれが含まれていてお花で香り付けすると

全身洗えるボディソープが完成します。

肌荒れせずに済むのでお肌がつるつるのピカピカになります。

魔力の調整をすると洗剤にもなるので汚れ落ちも良く好評です。

本邸の使用人にも分けてあげると好評でした。


次にお風呂ですこの王国のお風呂は井戸から汲んだ水を温めてから

バスタブに10cm貯めて服だけという簡素なものです。

それをまず別邸全体に水道を行きわたるようにしました。

私が書いた現代にあったポンプ図面

(ポンプの仕組みは前世のTVでやってた。うろ覚え)を見せて

ウィキと改造して魔道自動ポンプにして自動的に組み上げるようにしました。

(魔道自動ポンプは現代のポンプに風と水の魔道石をポンプに埋め込み、

 ポンプ本体に魔法陣を印刻し複雑に構成されている。

 実は現在では魔法陣を印刻する技術は難しく手彫りで

印刻する人が多いらしいです。

 ウィキの技術だと光魔法で指からレーザーを発生させて印刻するので

機械並みに複雑なものが可能となっています。

 魔道石の形状を変える技術もウィキと私しかできません)

水道のラインは水属性の魔道石でパイプの中の水流の流れを

調整できるようにして行きわたらせる事に成功しました。

これで格段に水洗いが楽になったとクレアとアンナは喜んでました。

ちなみに魔道石は魔力が結晶化したもので

「火」「水」「風」「土」「氷」「雷」「光」「闇」「無」などの種類があり、

自然に結晶化したもの(魔道石の鉱山もあるらしい)や

魔道師が自作するもの(かなりの実力の魔道師しかできない)があるとのこと。

魔道石を自作するには地面に魔法のレーザーで複雑な幾何学模様の魔法陣を

描かないとできないので、かなり知識が必要です。

(最初、複雑すぎてウィキのお手本を映すのに苦労しました)。

その魔法陣に普通の石を置いて魔法陣を発動すると魔道石ができます。

属性ごとに違う魔道石を作るにはなんだか属性ごとに

他に変な踊りをしなければならないそうです。

属性ごとに踊りも違い、腰を使うキ●キタ踊りのような

コミカルな変な動きのお手本を見せるウィキを寒い目で見てたら、


「俺、これやる時、虚しいんだ・・・」


とウィキは夕日にたそがれていました。


「・・・哀れだわね。」


って私が返してたら。ウィキは泣いてました。


ちなみに踊りが華麗なほど純度の高い魔道石ができるそうです。

私もマスターした時、嬉しさよりも虚しさが勝ちました;

他に魔道石を得る方法として鉱山があります。

鉱山を王国の貴族の領内に持っている貴族ももちらほらいて、

高値で取引されるため鉱山を持っている貴族は幸運です。

ちなみにアークレイ伯爵家は光属性の魔道石の鉱山を所有していて

かなりリッチです。

光属性の魔道石はダイヤモンド並みの価値なので高値です。

(ただし、あまりに高価な魔道石がとれすぎるので市場の混乱を防ぐため

国からの命令で少量しか取引できず制限されていますが;)

そんな家に生まれた私はラッキーでしたわ。

ちなみに魔道石はウィキと私は形状をさまざまな形に変化する加工が出来ます。

これでより複雑な魔道具が開発できるわけです。

お風呂を沸かす技術は火属性の魔道石を応用して

屋敷の地下に設置されている貯水タンクに水を貯めた物を温められる形に

しました。(将来を見越して大浴場ができるぐらいの貯水量)

タンクの底が魔道石の石盤で加工されていてそこの熱でお湯になります。

石盤は魔法陣が彫られているので40度にお湯の温度が保たれています。

それをバスタブに水道のパイプを通じてお湯を入れる感じにしました。

時間があればバスタブじゃなくて大浴場に改造したいです。銭湯並みに。

ちなみに、トイレも改造しました。

この王国のトイレは貴族はボットン便所で平民はおまるだという;

しかも、拭くのはトイレットペーパーじゃなくワラという苦しみ。

衛生状態が悪そうな感じなので、

別邸は陶器製で水属性の魔法陣を印刻して水洗に改造しました。

トイレットペーパーが無いので風と水の魔道石でウォシュレットと乾燥が

できるようにしました。

陶器に刻まれた魔法陣の印刻の力でできましたわ。

汚物はスライム入りの浄化槽に流し込み、

浄化してから川に流してクリーン使用です。

スライムは何でも食べても浄化できるので便利ですね。


次に武道場です。

森を少し魔法で開墾して(風魔法で木を切って、土魔法で整地した)

レンガや材木等材料だけを用意し建築魔法で組み立てました。

事前に模型で練習して建築の構成などを確認してから建てました。

外壁はレンガで内装は木製のものにしました。外見は普通の洋風で

内装が日本風です。

ちなみに建築魔法は王国でも汎用している技術で魔道師が建てるらしいです。

それなりの魔力と腕がないと建てられないらしいのですが。

(少なくとも風魔法で材料を浮かせて移動させたり、

土魔法で土台を作る技術が無いと無理)

建てる建物の構成を理解して風と土の魔力で材料に呪文をかけて発動して。

建築する建物の部位ごとの骨組みをイメージして魔力を

操る必要があるので大変です。

建築材料が自然に浮かび上がり魔道師自体の思考の設計図通りに

組み上がるので

しっかり設計を理解してないと欠陥住宅になるので

細心の注意を払いましたわ。

ウィキと手分けしてやったのでなんとか完成しました。

モデルは日本風の道場です。

歴戦の侍が居そうな雰囲気でした。なんちゃって神棚も設置しました。

隅にアドバーグが運んだ洋風のテーブルとイスが休憩する時に

並べられていて今ここで休憩していますわ。

壁には木刀が飾られていていつでも剣技が練習できます。

(ウィキ用でたまに私も使います)

なんちゃってなのはウィキが悪魔なので神棚は効果が無い物にしたからです。

「変に神の力があるものはイヤだ!!」とはウィキ談です。


最後に味噌としょうゆです。

たしか材料は大豆と塩を発酵させたものだったはず。

チーズやワインなど発酵技術はすでに王国にあったので

それを参考にするため農家に出向き発酵技術を学ばせて頂きました。

なんと、発酵魔法が存在するらしいので。

熟成させる期間が短縮できるらしいです。

しかし、その発酵魔法の精霊補助で呪文の言霊に込める魔力の作業が

上手くいきません。

つまり発酵を呪文で命令し精霊そのものにやってもらうのです。

普通の人は魔法を使う時は呪文で精霊に頼んで魔法を発動します。

精霊と相性が悪いウィキは苦労していました。

失敗すると当然腐ります。何百キロの大豆が犠牲になりました。

この世界の大豆が比較的激安なのが救いでしたが;

半年は掛かったのでウィキは泣きそうになってました。


「錬金術の変質の魔力込めと比べてかなり難しいじゃねえか!!

精霊のバカヤローーー!!!」


と夕日に向かって叫ぶほどです。


農家の人によればこ発酵魔法が出来てチーズ農家は一人前になるらしいです。

発酵魔法は錬金術の変質と似ているけど

錬金術の変質は材料のほうに精霊補助なしでも魔力を込めれるため

発酵魔法より簡単です。

発酵魔法は大豆など作る材料と大豆の精霊の魔力が変化しやすいので

錬金術とは微妙に違うのです。

ちなみに錬金術の変質とは魔力を材料その物を

繊細にコントロールして込め錬金術の材料を煮て物質変化させる技術

だそうです。

もし錬金術の変質で大豆に魔力を込めしょうゆ類を作ろうとすると爆発します。

普通の錬金術の材料だと魔力反応は一定なのに・・・。

大豆そのものが魔力と相性が悪いためで、

だから発酵魔法は精霊補助で呪文の言霊に魔力を込め

精霊に発酵させてもらうのです。

(発酵できる材料はすべて魔力と相性が悪い)

発酵魔法の呪文の魔力込めは錬金術の変質と違いただ魔法を込めるだけでなく

大豆の精霊(土精霊の亜種)との相性が合う事が必要で、

悪魔であるウィキはその精霊から嫌われてるようで、

だから発酵魔法が失敗しやすいらしいです。

そもそも魔法というものは普通の人は呪文で精霊の助けを借りて

魔法を使う人が多く(発動には術者の魔力は少しでいい)、

普通は精霊依存で己の魔力をあまり使わず

それなりの魔法の威力しか出せないらしいです。

(威力を高くするには自らの魔力をプラスしなければならず、

高い魔力量の人間でないと無理)。

ウィキは精霊に嫌われているので普通の魔法は

精霊の補助なしの己の魔力だけでムリヤリ魔法の呪文の言霊を発動しています。

私は自分の超多い魔力と精霊の補助でチートな威力が

ものすごくあるのを使ってます。

ちなみに私もウィキと一緒に発酵魔法に挑戦しましたけど

大豆精霊と相性が良くても普通の精霊と違い時間によって変わる

大豆の精霊の魔力反応の波動変動の扱いが難しく

呪文で命令するのに失敗しました。

あまりに命令無視するので大豆の精霊をムチで脅したのですが

ここまで言う事聞かない存在は初めてでしたわ;

大豆の精霊はいつもニコニコニコニコしてスルーしてるし。

大豆の精霊恐るべしでしたわ・・・;

大豆と同じく大豆の精霊はランダムで魔力の波動が変わります。

(普通の精霊はそんな変動しない)

なので奴は気まぐれで言う事聞かないのですわ;;;

お菓子でつってようやくでした。

ウィキもお菓子と土下座で大豆の精霊を操る事に成功しましたわ。

ちなみに錬金術の変質は材料の魔力波動は変わらないです。

なので発酵魔法は難しい魔法です。チーズ農家の人は

チーズ精霊の補助が長年の勘でできるらしいです。

ちなみに私は錬金術は大体の錬金術の薬品ができましたが

薬の最高峰のエリクサーが上手くいきません。

ウィキはエリクサーは魔力が全盛期の時にできたらしいです。

そのエリクサーよりしょうゆや味噌を作るのがウィキには難しいらしいです。

発酵魔法と錬金術の変質技術は似て非なる物と言ってました。

で半年後、私とウィキがみそとしょうゆが完成したのはグッジョブでした。

すぐ、肉じゃがと味噌汁を作りました。

みりんと調理酒がないじゃないかと思われる人も多いと思いますが。

南の隣国のレオンバロン皇国で似たようなのがあるとのことで

輸入品で代用しました。

それで完成。ちなみに味噌汁の具は大根ときゃべつです。

さすがに豆腐はまだ作れません。

いつか作れとウィキに命令してあるので泣きそうになってました。

発酵魔法は泣くほど辛かったのかな?

話を戻して、肉じゃがと味噌汁は個性的ですがおいしいと

使用人たちに好評だったようです。

この調子でサバの味噌煮や天ぷらやトンカツや筑前煮など

さまざまな日本料理を作りました。

本邸の料理人に食べさせたところ「味の革命だ!!!」

と衝撃を受けたそうでレシピをねだられるほどでした。

私は米がないので白米が食べられないのが悔しいです。

いつか探し出して銀シャリを喰う!!それが私の野望なのです。


以上がここ1年の成果です。


「それにしても、奥様もご主人様もお嬢様を本邸に呼び戻せばいいものを」


「それは欲というものですよ、アドバーグ」


「お嬢様が生み出した別邸の技術や料理は革新的と言ってもいいですぞ!!

 伯爵家に必要です。

 ご主人様たちがお嬢様を評価されてもいいのではないですか?!」


アドバーグが本邸の父達に憤慨している様子を見て私は


「しょうがないわ。最新鋭の技術よりも感情が納得しないですよ。

 特に義母上は・・・」


「お嬢様・・・」


私の顔が父の亡き前妻に似ている以上、無理だね;

なんかしんみりしてしまった。


「・・・人間の感情は理解できないものだな」


「ウィキさん、まるで人間じゃない言い方じゃないですか~」


「ぎくっ;そ、そんなことないよ・・・;」


ウィキがアンナに突っ込まれてドキマギしてる。

私は立ちあがってパンパンと手を叩いた。


「ティータイムは終わりにします。

 さて、次は魔法の授業だったわね。

 ウィキ行きますよ」


「はい」


私はイスから立ち上がりウィキを連れて本邸の自室に戻る事にした。

ともかく、私は半分自立しているので父母は関係ないんだけどね。

う~ん、もっと別邸を充実させるためにはお金が必要ですね。

王都へ行って見ましょうか。


つづく

いろいろあったねって話w

魔道石は自作すると某キ●キタ踊りをしなければならないので

プライドを捨てないとできませんね(笑)

作者にはムリだ;

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