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ドS伯爵令嬢の異世界転生漫遊記(またの名を悪魔のドM下僕受難記)  作者: ねこもどき(ラルク)
ハイにゃんのドMな正月編
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第99話:ハイにゃんのドM初め(後編)

<ユーエリア視点>


ああ!!なんでこのハイにゃんはドMなんだろう;

ハイにゃんは別邸の壁をストレスで壊したらしい。

しばかれないとストレスが溜まる猫って聞いたことないわ;;

私はムチを振り回しながらこれからする

お仕置きプレイをハイにゃんにする事にした。


「まずはこれよ!!」


「熱湯攻めにゃか~わくわくするにゃw」


ハイにゃんをしばって熱湯の沸騰したお湯の中に入れる事にした。

バスタブにはぼこぼことお湯が煮たっている;

ハイにゃんは水の精霊でもあるからちょっとやそっとじゃ死なないだろう;

ぼちゃん!!

ハイにゃんを熱湯の中にぶちこんだ!!


「熱いにゃああああ!!!!!!!!

 ひさびさの刺激にゃあああああ!!!!!」


ハイにゃんは熱湯の中で悶えている。

・・・笑顔が腹立つわね。


「なんか見てて気持ち悪いな;」


「・・・なんでこの猫は拷問されて笑顔なんだ?」


「変態ですね」


ウィキと父とアルフォンスはハイにゃんを見て引いていた。

義母はプレイが始まると悪影響が出るのを恐れて

イノーゼを連れて本邸に戻っている。


「・・・次はこれよ!!」


「にゃ~wwwアイアンメイデンにゃw」


私はアイアンメイデンでハイにゃんをプレイする事にした。

このアイアンメイデンは普通のとは違って

中にイバラの棘がある仕様になっている。

本物だと死んじゃうからね・・・;


「・・・お嬢様さすがにそれはないんじゃないか?」


「・・・ゆ、ユーエリアが恐ろしく見えてきた;」


「・・・変態猫がやるのはいいけど;

 お姉様が汚れるのは僕イヤです!!」


拷問器具のアイアンメイデンを見て

さすがにウィキと父とアルフォンスは止めるように言った。


「・・・じゃあやめるわ」


「えええええ!!!!!!!!

 せっかくあるのに生殺しにゃあああああ!!!!」


私がやめようとするとハイにゃんは叫び声をあげて嫌そうに叫んだ。


「でもねえ・・・;」


「ハイにゃん、平気にゃ!!!

 とことんプレイしたいにゃ!!!!!!

 やらないといじけてやるにゃああああ!!!!」


ハイにゃんはダダをこねてごろごろ転がった。

泣いてるし・・・・;

私は仕方なくハイにゃんをアイアンメイデンの中に入れた。


「イバラの刺激がきもちいいにゃああああ!!!!!!」


「・・・もうコメントできない;」


「・・・この猫はもうダメな猫だな;」


「・・・こんなペット僕、嫌だ!!」


「私もむなしくなってきたわね・・・;」


ウィキと父とアルフォンスは

喜びの叫びをあげるハイにゃんにため息をついた。

私もこうまで喜ばれるとむなしい;

ある程度、ハイにゃんを楽しめさせると私は棘を抜いて

ハイにゃんを回復魔法で回復させた。


「にゃあ!ユーエたん!!次はなんのプレイにゃ?」


「水攻めなら水の精霊だから耐えられるかも・・・;」


次は優しめに水攻めを行う事にした。

まず、傾斜した板に足を上にしてハイにゃんをを固定した。


「にゃ~wwwこの恰好すごく好きにゃw」


「無理な体勢でもよろこぶのね;」


ため息をつきつつ私はハイにゃんの口と鼻に水魔法で水を注ぎつづけた。


「がぼごばごぼぼぼぼwwwww」


「・・・だからなんでうれしそうなのよ;」


うれしそうなハイにゃんに呆れつつ

両手を縛って頭上に上げさせたまま30分間そうしてみた。


「楽しかったにゃwwww」


「・・・もう何も言うまい;」


水攻めした後のハイにゃんはすっきりとした笑顔になってた。

私を含めみんな絶句して呆れている。

この調子でハイにゃんに次々にいろいろなプレイをする事にした。


イモ虫状態に縛られたまま、木に逆さまに吊るす吊るしプレイ。


「頭に血が上って気持ちいいにゃあああああ!!!!!」


私は黙ってムチでしばくのをプラスした。

次にギザギザの木の上に正座させられて、膝の上に石を乗せる重石プレイ。


「板と重さの2重プレイにゃああああああ!!!!!」


私も黙ってムチを振りつつも悶えるハイにゃんが変態だった。

次は氷プレイだ魔法でハイにゃんは首から下を完全に氷の中に閉じ込められ、

紫色になった唇を寒さで震わせている。


「寒い刺激が溜まらないにゃああああああ!!!!!」


次は唐辛子を練り込んだまんじゅうをハイにゃんに食べさせた。

この唐辛子はハバネロで世界一辛い物である。


「辛い刺激がたまらないにゃ!!!!!!」


「口にかなり押し込まれてる;;;」


辛さで悶えるハイにゃんは笑顔だった。

しかも私に辛いまんじゅうを押し込ませる徹底ぶりだった。

他にもさまざまなプレイ用の道具でお仕置きしたが

ハイにゃんはうれしそうだった。


「お姉様ちょっといいでしょうか?」


「何アルフォンス?」


「このままこの猫をお仕置きしても逆効果だと思います」


アルフォンスは的を得た発言をしていた。

たしかにハイにゃんはドMだから喜ばせるだけである。


「私もこの状況は腹立つわね・・・;」


「僕もこの猫嫌いです」


「この冷たい視線ぞくぞくするにゃああああ!!!!」


私とアルフォンスが冷たい視線でハイにゃんを睨むと

ハイにゃんはうれしそうに悶えていた。


「・・・ハイにゃんを見てるとドMというのが恐ろしく感じる;」


「・・・たしかに」


ウィキの言葉に父も恐ろしげにハイにゃんを見た。


「お姉様、僕にいい考えがあります」


「へ?何?」


「お耳を貸してください。ごにょごにょ」


アルフォンスに耳打ちでアドバイスをもらった。

確かにそれはいい考えかもしれないわね。

私はニヤリと笑った。


「ハイにゃん、こっち来なさい!!」


「にゃ?ムチにゃ?ムチ来るにゃあああwwww

 わくわくw」


私はムチを振り上げてハイにゃんをしばく・・・

振りをした。


「にゃ?な、なんで止まるのにゃ?」


「じゃ、行くわよ」


私は再びムチを振り上げてハイにゃんをしばく・・・

振りをした。


「にゃあああ!!!なんで来ないのにゃあああ!!!!」


「これがお仕置きよ!!」


「にゃ?お仕置きって・・・;;;」


ムチが来ない事にハイにゃんは心底嫌そうな顔をした。

私がこれがお仕置きだと言うとハイにゃんは「え?」って顔をした。


「このまましばいてもハイにゃんは反省しないでしょ。

 だから寸前でしばく振りをするだけ」


「にゃあああああ!!!!!!!

 そんなの嫌にゃあああああ!!!!!」


「ほら、どんどん行くわよ!!!!!!」


私も数時間にわたってハイにゃんをしばく振りをした。

しかも、寸前にムチを止めるので性質が悪い(ハイにゃんがらすれば)。

ハイにゃんはいつまで経っても来ないムチに涙目になっていた。


「こんなの!!こんなの嫌にゃああああ!!!!!」


「別邸の壁を壊した罰よ!!!

 しかもロザンナのデザインしたドレスもダメにしたそうね」


「にゃああああ!!!それは!!!

 ごめんなさいにゃああああ!!!!!」


ハイにゃんはようやく自分のした過ちを反省したようだった。

土下座して謝っている。


「もうストレス溜めて暴れたりしない?」


「しないにゃ!!しないにゃあああ!!!!」


「だったら、反省しなさい!!!

 みんなにも謝るのよ!!!」


「わかったにゃ!!!!!

 ロザンナたんたちにも謝るにゃあああ!!!!

 だからムチでしばいてにゃあああああ!!!!!」


ハイにゃんは大泣きしてみんなに謝ることを約束してくれた。

なので私もムチを持ってにっこりと笑った。


「じゃあ、しばいてあげるw」


「にゃあああwwww早く早くにゃあああ!!!」


「分かったなら跪きなさい!!!!

 この変態猫おおおおおおおおおお!!!!!!!」


バチーーーーーーーーーーーーーーン!!!!!!

私はハイにゃんを思いっきりしばいた。


「にゃああああああ!!!!!!!

 やっとにゃ!!やっと来たにゃあああ!!!!!!!!」


ハイにゃんは笑顔で吹っ飛ばされた;;;;

なんか、ものすごくイヤである。


「・・・この猫の笑顔すごく嫌いです」


「俺もなんかイヤだな」


「はぁ・・・伯爵家のペットがこれでいいのだろうか;」


ハイにゃんの顛末にみんなドン引きしていた。

私もハイにゃんのドMさがここまでくると嫌になった。


「にゃ~・・・。

 ユーエたんごめんにゃ。

 ハイにゃん、今度からは考えてストレスをコントロールするにゃ;」


「はいはい。期待しないで待ってるわ」


「その冷たさが溜まらないにゃw」


ハイにゃんの猛反省に私は冷たく返した。

ハイにゃんはその私の冷たさに悶えて喜んでたw


「で、お嬢様、この庭に置かれた拷問器具どうするんだ?」


「あ・・・;」


ウィキに言われてプレイ用の拷問器具が庭に置かれたままだと気がついた。


「ひ、人に見られたら近所の目が・・・・;;;;」


「父上落ちついてください;;;」


父もこの惨状に頭を悩ませていた。

確かにこのまま人に見られたら大スキャンダルである;;;


「ウィキ、なんでもいいからすぐに片付けなさい」


「えええ!!!俺?」


「あなたしかいないでしょ;GO!ハウス!!」


「俺は犬かよ!!!!しかたないな;運ぶか;」


下僕も犬もそう変わらないでしょうに;

ウィキはしぶしぶプレイ用の拷問器具を片づけ始めた。


「ウィキたんw犬扱いされてうらやましいにゃw」


「・・・お前猫だろ;犬になりたいのか?」


「はっ!!そうだったにゃ;」


ハイにゃんにうらやましそうに見つめられるウィキ。

ハイにゃんは犬でもいいのだろうか?

ペットという事には変わらないけどね。

小1時間で庭にあったプレイ用の拷問器具をウィキは片付けた。

魔法ってこういう時便利ね。

こうして、ハイにゃんのドM初めは終わったのであった。

ハイにゃんは

「またドM初めするにゃwwwww」と言っていた。

正月に毎回これをするのは嫌だな;;;;

ハイにゃんが癖にならなければいいけど・・・・;

私は疲れてため息をついた。


つづく

ハイにゃんは反省したのでしょうか?

ドMだから痛めつけても反省しないし;

癖がついてまたドM初めしなければいいけどね;

次回は新章ですw

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