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爆縮と体温の機知(12)

朝日に焼べる

龍の足跡みたいな夕日に

砂の風と青い植物の香り

雲は右回転をしながら

夕方の月に挨拶をしている


夜に乗る様は

屈服した騎士のようで

首を垂れて歩く人の影を

星達が助けることは無い


深く埋もれて

見えなくなることを理由にして

愛情を疑い始めたら

動くパズルの絵みたいに

完成することの無い音楽を

聞かされているのと同じになる


貫けないから

朝になることに恐怖を感じる

絵空事は彼方此方にあり

信用と嘘と本当の三者が

生きている間中

睨み合っているだけである


火を付けようか

壊してしまう理由は無いが

壊れてしまった方が諦め易い

それを

くだらない理由としているなら

燃やして仕舞えば良いのである

朝日に焼べる意思を持て






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― 新着の感想 ―
[良い点] 前半だけ見ると美しい風景を詠った詩であるようにも感じられましたが、途中から段々と雰囲気が変わってきてゾクゾクしました。 最後の段落が特に好きです。「朝日に焼べる意思を持て」の苛烈さには、…
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