表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。

爆縮と体温の機知(11)

変化の奴隷

変えるというのは

物事を変えることだけを

考える行為だけではない

絶対に変えない部分を

考えることでもある

どちらか一つしか

出来ていないのであれば

それは立派な変化とは呼べない


利益の部分だけを考えていると

独裁的な変化となる

一定のグループ内で使えるもので

当てはまらない人間には

全く使えない代物となる

負担はみんなでと成り

負担だけが大きくなる

また変化を望むようになってしまう


それを繰り返すことを

人間にとっては

効率的と呼ぶのだろう

その都度

ヒーローやヒロインが生まれ

その変化に対応して

金やアイディアが回っている

一部の活気を全体化して

「こう変わりました」と

メディアが情報も回す


外側から見れば

実に馬鹿らしい光景である

未来も

変化の意味も全くない

効率という文字が

踊り狂っているだけである

今を生きているという

一種のプライドが見えてこない


いや、利益と一緒に踊ることが

プライドになっているのだろう

実感だけは出来ることだ

時間軸を省いた今という一瞬を

有意義に過ごすことは出来る

変化の効果が一瞬なだけで

また

一瞬の変化を作り続ければ良い

そんなことを考えているのだろう


それに疲れた人間は

他人の作った変化の奴隷だ

「また変わった」と

心の内に感じながら

減っていく道を見ている

アスファルトの道が獣道に変わる

利益追求のみの変化とは

減らされる変化だからだ


人間が行える変化の最大値は

増やす変化であるにも関わらず

その形にしかできない

人の欲望という形が

ブレーキになっているのか

使い捨ての価値観が変わらないのか

いずれにせよ

本当に変えたいものである






評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ