表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
悪役王女に転生しました。でも、パパは何故か私を溺愛してきます。  作者: 下菊みこと


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

36/45

お友達二人の婚約です!

実は知ってたパパ

御機嫌よう、ジェンティーレ・プリンチペッサ・アポカリッセです。今日は珍しくアル王太子殿下とビビさんが王宮に来ました。なんとなくそわそわしているので、これはもしかしていよいよ婚約の話かと私もそわそわします。


乙女ゲームでの流れなら、三年生の最後の冬に婚約なのですが、まあ今更です。これまでもストーリーと違う箇所が多々ありますし。


「ティーレ王女殿下。国王陛下にお願いがある。アポイントメントを取らせて欲しい」


「じゃあ今会っちゃいなよ。私からお願いしてみるから」


「ありがとうございます、ティーレ様!」


「いいっていいって」


この二人は見ていて微笑ましいし、応援したい。どうか私の断罪フラグに繋がりませんように!


ということで、早速パパの元に向かいます。


「パパぁ!私のお友達とちょっとだけお話してあげて!」


「ふん。いいだろう。呼んでこい」


「もうそこにいるよ!ほら、二人とも!」


二人を引きずってパパの前に連れてくる。


「お初にお目にかかります。クルデーレ・レ・アポカリッセ国王陛下におかれましては、ご機嫌麗しく。俺は、プロフェツィーア王国のアルディートという者です」


「お初にお目にかかります。クルデーレ・レ・アポカリッセ国王陛下におかれましては、ご機嫌麗しく。私は、ノービレ・ジーリョアムレートです。この国の男爵令嬢です」


「ふん。お前達がティーレの話していた…。なるほど、魂の色も悪くはない。発言を許す」


パパは二人の魂の色を見てご機嫌です。


「俺たちは婚約することになりました。しかし身分違いの恋です。父から、ビビがどこかの公爵家の養女になるなら認めると言われました」


「なので、その…お力添えをいただきたくて…」


ドキドキする。パパ、お願い!


「かまわない」


「えっ」


「いいんですか!?」


やったー!パパありがとう!


「ティーレの友人の頼み事ならば、聞いてやる。それに、プロフェツィーアとの友好関係も築けるチャンスだしな」


「ありがとうございます!」


「心より感謝を申し上げます!」


二人ともとっても嬉しそう!


「アルベローニ公爵家に掛け合っておく。待っていろ」


「はい!本当にありがとうございます!」


「感謝してもしきれません!ティーレ王女殿下もありがとう!」


「ううん、私はなにも!二人とも、おめでとう!」


「ありがとう!」


「ありがとうございます!」


ー…


二人が帰って、その後いつも通りリトと過ごして、リトも帰ってお夕食の時間。いつも通りパパと一緒にお食事です。ふと気になったので聞いてみます


「ねえ、パパ」


「なんだ、ティーレ」


「どうして二人のお願いをさらっと聞いてあげたの?」


そんなに二人の魂の色が綺麗だったのかな。


「あの二人はお前の友人だからな。素行調査では特に問題も見られなかったし、魂の色も悪くはない。それに…」


「それに?」


「姪っ子のためだからな」


…え?


「お前の友人という友人には、素行調査をしている。…そこでわかったことだが、あのノービレという令嬢は、お前の従姉妹だ。前王である父にはどうやら隠し子がいたらしい。その娘がノービレとやらだ」


知ってたの!?


「で、でも、それならビビさんには王位継承権が…それに、それを公表すれば公爵家の養女にならなくたって…」


「ティーレ」


パパが真っ直ぐに私を見つめます。


「このことは秘密にしておけ。下手に公表しても、ノービレとやらは幸せになるどころか、お前との王位継承権争いで神経をすり減らすだけだ」


「え?」


「今はお前だけしか王位継承権を持つものがいないから、表立っての貴族の派閥争いはないがな。ノービレとやらのことがバレたら地獄絵図だ」


た、確かにそうかも…。


「その分、幸せになれるように取り計らってやるから。お前は安心していろ」


「うん、パパありがとう!」


パパがこんなに私を愛してくれるなんて…嬉しいです。


ー…


数日後、ビビさんは正式にアルベローニ公爵家の養女になり、アル王太子殿下の正式な婚約者になりました。二人はプロフェツィーアに行き、ビビさんのお披露目会を開きました。私達も招待されましたが、アル王太子殿下がビビさんを全力で守っていて、微笑ましかったです。国民達も概ねビビさんを受け入れてくれているようでした。ほっとしました。


「ビビ、愛してる」


「アル…私も、愛してるよ」


そっと口付けを交わす二人。この二人の幸せが、いつまでも続きますように。

でも黙っておいた方がお互い幸せ

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ