表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
悪役王女に転生しました。でも、パパは何故か私を溺愛してきます。  作者: 下菊みこと


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

28/45

ブルローネとフローリア

身分差も

私はブルローネ・レゴラメント。…本名は、ブルローネ・ティターニア。パラディーゾ学園の若き新任の教師にして、妖精の住む第三世界のティターニア国の第三王子。


失われた亡国、ティターニア。ある日突然姿を消した、妖精の国。ティターニアが第三世界に移ったのは、人間が妖精の鱗粉を求めて乱獲を犯したため。でも、私達ティターニアの民は決して人間を見捨たりはしない。過去には手を取り合って生きてきた種族なのだから。だから、人間がもう二度と同じ間違いを犯さないように、鱗粉を定期的に提供したり、ちょっとだけ天候を操ることで人間に手を貸したりしている。人間は昔自らが犯した過ちを認め、反省し、ティターニアからの使者を丁重に扱うようになった。しかし、見かけだけ丁重に扱って、裏で他の魔族を乱獲されては堪らない。私達にとっては他の魔族も仲間なのだから。そこでティターニアは、使者をこっそりと送り出し、誰にもわからないように人間達を見張らせるようになった。今年から三年間…ちょうど生徒達が卒業するまでの間、私はティターニアからの使者として人間達に手を貸す。その後はおそらくティターニア国の貴族の令息達が使者として送られるのだろう。


私は新任の教師だというのに…いや、だからこそか?生徒会執行部の連中の世話も任されている。が、その連中がまた面白い。特に、ジェンティーレ・プリンチペッサ・アポカリッセ王女殿下。彼女は特別だ。なんせ、いつの間にやら私の正体に気がついていたのだから!


他の連中にも結局はばれたが、まあみんな秘密にしてくれるようなので問題ない。あいにく、夏休みに入ってしまったので連中とは離れ離れだが、『合宿』という名の口実を使って会う約束もしている。


「だからな!お前にもあいつらを紹介したいんだよ、フローリア!」


「でも、勝手に第二世界に行っていいのかしら?」


「私が両親から外界許可もぎ取ってきたから大丈夫だぜ!」


「相変わらず行動力がありますわね、貴方…」


こいつはフローリア・ディヴィナツィオーネ。俺の片思いの相手。ティターニアの男爵令嬢。片思いとは言ったが、多分本当は両思い。身分の差故に結ばれることは難しいけれど、俺はフローリアを諦めきれずにティターニアの第三王子でありながら未だ婚約者を決めていない。ようはフローリアと結婚すると両親に駄々を捏ねている。両親も最近は諦めムードで、もしかしたら結婚出来るかもしれないところまで来た。やったぜ。


「わかりましたわ。なら、貴方の『婚約者』として紹介して下さるなら合宿への招待をお受け致しますわ」


「…!フローリア!」


思わず彼女を抱きしめる。


「おーけーおーけー!絶対に両親から婚約をもぎ取ってきてやるぜ!」


「では、時間もあまりないのでしょう?王宮に戻りなさいな」


フローリアに背を押されて追い出される。フローリアが遂に私への想いを認めてくれたんだ!これに応えられなきゃ男じゃないからな!頑張るぜ!

ゴリ押しで乗り越える

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ