0ゲーム、プロローグ
お久しぶりだと思います、羽翠清使改め、カラーコーン人間という名前に変えました。
いつの間にかすごく読んでくださったみたいで、本当に嬉しいです! 実は前から、リメイクしたかったです。もう少しだけ主人公たちのスペックを上げたい、過度なパロディは控えるということで、リメイク版を作らせて頂きます。
基本的に展開は変わらないと思います。情報過多な内容をできるだけ整理してみたつもりです。改めて読んで頂けると嬉しいです、宜しくお願い致します。
「ねえみんな……、もう諦めようよ!」
舞台は荒れ果てた戦場、敵であるモンスターは彼方まで存在していて完全に戦意喪失している、二丁拳銃を持ち戦う女医がいた。
「何言ってるのよジョイ、ここまで来て踏み出さないんじゃあ、男か女以前に、ゲーマー失格よ……!」
「ラパンの言う通りですわ! ここを乗り越えれば……、私たちに勝機はありますわ!!」
「お前も誇り高き『E-ZONES』の一員ならば、諦めるくらいなら最後まで戦い散ることを選びな!」
「おぉ、シビレますねヒーラ! 元ネタが想像つきますが!」
「分かってるじゃねぇかハーミー!」
「「「アハハハハ!!」」」
鞭を持ったカウガールのヒーラ、杖を持ちローブを着た魔法使いのハーミー、そしてリーダー、二刀短剣を持ったバニー耳のようなアクセサリをつけたカッター制服姿のLapin。
彼女らの瞳には諦めない闘志の炎が宿っていた。
「あ、見て! 皆の士気が高まって、祝福まで……、絶対無駄にするわけにはいかないわよ!」
「も、もうだめだこの人たち……、深夜テンションでおかしくなってるんだ……!」
「行くわよ、E-ZONES、」「「「ゴー!!」」」
「3人ともいい加減にしてよぉぉぉ!! あと1時間で学校だよぉぉぉ!!」
彼女ら……、いや、彼らは夏休みが終了し2学期が始まった朝っぱらからゲームをしていた。
E-ZONES、ミルチューブという動画共有サイトにて動画配信・制作を行う4人組ミルチューバ―グループ。Lapinやヒーラといった自身のゲームアカウントの容姿をそのまま3DCG化して配信しているので、実質バーチャルミルチューバ―とも言う。
そんな彼女たちの中身はただの男子高校生、現在9月4日月曜日7時、少し遅めの2学期が始まるというのに、登校間近までライブ配信をしていた。
コメント欄には、昨日の23時から始まっていても離れることのないファンからの応援、それを皆の士気が高まるなどと言い、投げ銭のことを祝福など、本当に没頭していることが良く分かる。
しかしさすがにもう限界なジョイは、彼女らを見限ってゲームから抜けてしまう。
回復担当の要であるジョイが抜けてしまったことで最後のクエストはクリアとならず、渋々3人はゲームと配信を止めて登校の準備を始めた。
これが彼らの日常、現実とゲームの世界を楽しむ4人の物語……、になるだろうか。
【プチメモ】
主要人物の4人組は、衣食住・娯楽というモチーフにしております。