少女アリスは 理不尽と不平等に立ち向かう
もう一度いいます
人によっては気分を害する可能性もあります
さらに言えば、不思議の国のアリス、鏡の国のアリスの世界のイメージが変わるかもですが
それでも構い人だけ見てください
不自由の国のアリス
昔々 アリス・リデルと言う 人物がいたしそうな
彼女は人権の大切さを世界に訴えかけた
今回はそんな彼女の過去のお話
アリスは奇妙な森に迷い込んだ
楽しげに歌う花に 自由に空中を泳ぐ魚
全てが自由気ままに楽しんでいた
アリスはその奇妙な情況を楽しんでいた
『アリス隠れるんだ』 と、声が聞こえた 気のせいだろうか
しかし、また聞こえ 『そこの岩に隠れるんだ 早く!』
アリスは声に言われるがままに岩に隠れる
『おい、貴様ら何をしている』
トランプの様な兵士が歌う花、空を泳ぐ魚に怒鳴りつける
『誰の許可を得て自由にしている』
『無許可で自由にするとは 反乱だ 大罪だ』
ドタバタと音が鳴る
しばらくすると 音がやむ
『アリスもう大丈夫だ』
アリスはそっと岩から顔をだす
さっきまで居た魚や花が消えている
ふと後ろを見ると ネコの頭が浮いていた
アリスは腰を抜かす
ネコはニヤニヤとバカにした様な笑顔を見せながら こう言った
『人権もへも無くなったもんだよ あの赤の女王のせいで・・・』
アリスはネコに色々と教えてもらった
ここが自分の本来住んでる世界では無い事
この世界は一つの国である事
そして、自由が禁止されてる事を
ネコはさらに 『森の先を行けば 帽子屋が居る 彼等はきっと協力してくれる なぁに、適当に歩いてれば森が勝手に連れてってくれるよ』
ネコはニヤニヤと笑いながら 目の前から スッと消えた
森が勝手に連れてってくれるとは意味が分からないが アリスはそれを信じ森を歩く
しばらくして、何やら賑やかな音と共に笑い声が聞こえた アリスはその方向へと走る
そこには シルクハットをかぶった男と
こげ茶のウサギがいた
『ハハハァー 三日月ウサギ お客様だよ』
『そうだね、ハッター さぁさぁ そこのお嬢さん こちらの席にお座りなさいって』
アリスが言われるがままに椅子に座ると
ブッと音がなる どうやらブーブークッションが仕組まれてた様だ
2人は大爆笑している アリスは少し腹が立ったが 釣られて笑ってしまう
シルクハットの男はマッドハッター
こげ茶のウサギは三日月ウサギと言らしい
なんでも、マッドハッターはこの国随一の帽子屋らしい 何故かって? それは、マッドハッター以外に帽子屋は居ないからだと 何故か自慢げに話す
そんなふざけた 二人組と共にお茶をするアリス
時間も忘れて楽しんでいた 自分の置かれてる状況すらも 忘れて
不意に、2人の様子が変わった 緊張感に包まれた お茶会の会場
ガサガサと木の葉が揺れる
次の瞬間
森から トランプ兵が現れたすると
マッドハッターが『招かれざる客さんだ 三日月 ケーキをサービスしてあげなと言う』
すると 三日月ウサギがトランプ兵が声を出そうと口を開くと 三日月ウサギが口にケーキをぶっこむ
途端に、トランプ兵は顔を青くして 倒れた
何をしたのかと アリスが問いかける
ハッターが答える『答えは簡単 私のお手製のお酢ケーキをサービスしたのさ・・・ おや?』
森の奥からさらにゾロゾロとトランプ兵が現れる
マッドハッターが 『まだまだ、パーティーは続く様だ 諸君 派手に行こうでは無いか 招かれざる客さんに盛大なサービスを提供しようでは無いか‼︎』
と、言った
3人はティーカップやケーキ フォークを駆使し トランプ兵の群れに挑む
トランプ兵も負けじと槍や弓矢で応戦する
しかし、お茶会コンビは槍や弓矢をスラスラと避けながら戦っている
その避け方は まるで 王宮で踊る華麗なダンスの様である。
知らず知らずのうちにアリスはこのふざけた闘いを楽しんでいた
そして、最後のトラプ兵が倒れ
周りはケーキのクリームや 矢などで散らかりに散らかっていたが
『このパーティーは我らが制した わっはは〜』
帽子屋とウサギは陽気なテンションで大声で笑いしながら お茶を飲む
そんな2人をよそに アリスは天に昇る煙を見つけた
ハッターは あの煙はトランプ兵が仲間を呼ぶノロシと言った
ハッターはすぐさま 荷物をまとめ 足早にその場を離れた アリスもその後を追っていく
そして、とある洞穴に着くと
『ここは安全だ しばらくここで 隠れよう』
ハッターはそう言うと腰を下ろした
三日月ウサギもその場に座る
アリスは赤の女王の話を聞いた
国民の人権を奪った事おのれの望むままに政治 行っている事を
アリスは怒った
そして、『 私が直接乗り込んで来るわ!』
と言った ハッター達が止めるよう説得するも アリスは聞く耳をもなかった
赤の女王の城に着き忍び込こんだが
見回りに見つかり 地下牢にいれられた
地下牢には 先ほどの花や魚の他にも色んな者が居た
中には手足が不自由な者、目の不自由な者も
彼等は 赤の女王により 保護と言う定で捕まった者だった
これでは、保護では無く 拘束ではないかと 思い より、一層怒りがこみ上げる
ふと、声が聞こえた 1人で乗り込むなんて
『無茶をするよ 全く』
牢屋の外にあのネコが現れた
アリスはネコに牢屋を開けるとよう頼んだが ネコはそれを拒否したなぜなら、『もうすぐ牢屋の外に出る事になるから』だと 言うのだ
コツコツとハイヒールのような足音が聞こえる
ネコは姿を消す
護衛と共に来たのは 赤の女王だ
赤の女王は 『反乱者のアリスか 貴様はすぐさま打ち首だ 帽子屋に協力した罪は重い』と言い トランプ兵に連行する様に指示した
アリスは抵抗する間も無く捕まり
城の中心の広間場にあるギロチンにかけられた
アリスは赤の女王にこう言った
『人権の大切さを知ら無い貴方が女王だなんて ふざけてるわ』
女王はその言葉に腹を立て すぐさま
ギロチンの刃を落とした
ジャキン と刃が鳴る
気がつくと自分の寝室で 外からは暖かな日の光が差していた
あれは、夢だったのか しかし、夢にしてははっきりしてる
彼女の頭はパンクしそうであった
けど、彼女は一つ賢くなった
人権の尊重する大切さを知ったからだ
そして、彼女は大学を卒業後に 人権の尊重をうたい 世界人権宣言と言う案を出した
世界は皆平等で無ければならない
彼女は世界の首脳達に伝えた
その時
『アリス 君は大変な事をしたよ そのおかげで世界は平和に向かってくだろう』
そんな声が聞こえた気がした
アリスは窓を見たそこにはあの夢に出てきた猫に瓜二つの猫がいた
ネコはすぐに窓から降り姿をくらます
それから、数十年
アリスは人権の尊重の為の活動をしていたが
彼女は結核に倒れ
人生の最期を迎え様としていた
その事は世界中に広まり 世界は悲しみにくれた
そして、最期の時が来た
また、あの奇妙な国で奇妙なお茶会をする事を密かに願いながら
アリスは安らかに息を引き取ったとさ
終わり
いかがでしたか?
ほとんどフィクション
不思議の国のアリス、鏡の国のアリスを骨組みに書き上げた この物語
もし、貴方の周りで困ってる人がいたら?
アリスのように優しく健気に接しますか?
それとも・・・・