この世界に希望なんてない2ndSTAGE-1stDAYS
この世に希望なんてない2ndSTAGE-1stDAYS
『ここは何処だ?』
と俺は思った。
数分経ちここは夜の学校だということがわかった。
『なんで俺はこんな時間に学校にいるんだ?』
と思って校内をふらついていると見慣れた顔が職員室の前に立っていた。
そいつは零次だった。
『零次‼︎生きていたのか‼︎』
と零次に駆け寄っていくと、
零次の腹にはランスで貫かれた穴が空いていた。
その零次が、
『ごめんな、清吾。先に行ってるよ』
と言って闇の中に消えようとしていた。
『零次‼︎行くなぁぁ‼︎』
と零次の腕を掴もうとした時、目が覚めた。
『夢かよ...それにしても俺にとっては悪夢だった』
一息ついて時計を見ると丁度8時だった。
ここで俺は状況を整理して、一つの結論に辿り着いた。
あれ?俺寝坊したんじゃね?
『やべぇぇぇぇ‼︎遅刻だぁぁ‼︎』
慌てて着替えを済ませ俺の部屋がある2階から1階のリビングに駆け下りていった。
『あっ、お兄ちゃん。おはよう‼︎』
『おはよう、藍。って寝坊して急がないと行けないから朝飯いらねぇよ』
『はーい。わかったよ〜
それじゃいってらしゃ〜い』
『おう、いってきまーす‼︎』
と慌ただしく支度をして家を後にした。
てか俺間に合うのか?今は8時30分だ。
そして電車が来るのが40分
着くのが50分
そっから10分ぐらいで着くから
このまま順調に行けば間に合う‼︎
が俺は信号に嫌われているようだ。
駅に来るまで信号が全て赤ってなんだよ‼︎
一応俺は駆け込み乗車でなんとか間に合った。
やばい、くそ疲れたwww
とりあえず俺はこの電車が次の駅に着いたら猛ダッシュで走り目的地のプールまで行かなくてはならない。
なぜ俺がここまで急いでるって?
理由は葉月がとてつもなく時間に正確な奴だからだ。
あいつと遊んだ時、
俺は何回か集合時間に送れた。
そしたらあいつは時間について意味わからんことを言い出して俺を説教した。
挙句にはその説教の時間が長い‼︎
まぁ、こんなことがあったから俺はこうして急いでるわけだ。
そして電車は目的地の最寄りの駅に到着した。
時刻は8時50分きっかりだった。
よし‼︎これなら間に合う‼︎と思った俺が馬鹿だった。
案の定俺は信号に嫌われていた。
というか呪われているんだなと思った。
その信号地獄になんとか勝った俺は、干からびそうになりながら目的地の《サンシャインアミューズメントプール》に辿り着いた。
時刻はギリギリの8時59分だった。
『遅ぇぞ、清吾‼︎』
ふと顔を上げるとそこには葉月とクラス全員が待っていた。
『あ、清吾くーん‼︎おはよう‼︎』
と元気にあいさつしてきたのは凛花だった。
そして、凛花を囲むように人だかりができていた。
それはどうやら凛花の親衛隊らしく
見てるだけで暑苦しい。
『よ〜し、それじゃここから今日一緒に行動するペアを決めるよ〜』
凛花の掛け声からいきなりなんかゲームが始まった。
『ペアの決め方は簡単男子と女子のクジ引き箱があります。
もちろん、男子は男子の女子は女子のクジを引いてもらうよ〜
そしてそのクジには番号が書かれています。
その後互いに同じ数字でペアを組んでもらいま〜す。
丁度このクラスは半分で異性が分かれているからね、誰もあまらないからこの方法でペアを組むと都合がいいからね。
そしてそのペアは一日行動を共に過ごす‼︎
以上が今日のルールだよ。
それじゃ〜みんなに引いてもらおう‼︎』
『頼む‼︎案外普通な奴よ来てくれ‼︎』
と俺は切実に思いクジを引いた。
だが運命は俺を受け入れてはくれなかった。
結果俺はほとんどの男子を敵に回すことになってしまった...
初めての方もずっと読んでくれてる方も
こんにちは‼︎YONAです‼︎
やっと日常編が書けました‼︎
出来映えは一応うまく行ったと思います
皆さんが好きかどうかわかりませんがw
それではこの辺で次回も会えるのを楽しみにしています。
では‼︎
12月2日追記
長らく更新出来なくてすいませんでした。
私は少し小説でのうつになっていたので全く持って書いていませんでした。
ですが今週には出すと思います。
本当にすいませんでした‼︎
私は決して小説を書くことが嫌いじゃありませんので応援お願いします。
それでは。