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この世界に希望なんてない1stSTAGE-5thDAYS


この世に希望なんてない1stSTAGE-

5thdays


『なぁ、清吾って復讐遂げたら何がしたい?』急に零次がそんなことを言ってきた。

『なんでそんなこと今聞くんだよ、

死亡フラグ立つぞw』

『まぁなw だけどさ、こういうことを考えてた方が俺ら戦いやすくなんじゃんw』

『それにさ、やっぱ彼女作ったり

部活とか青春を謳歌したいじゃんw』

『なぁ、清吾って好きな奴いる?ちなみに俺が好きなのは凛花かな?

俺はああいうオットリとした感じが好きなんだよ‼︎』

『いや、お前の好みなんて聞いてないよw まぁ今は好きな奴はいないかなw』

『なんだよー、つまんねぇな』

『あ、そういやあの馬鹿な斎藤にハンドガン二丁もらったぞ。

なんかあいつコレクションしてたみたいでさ、

「こいつを役立ててくれ」だとよ。』

『よく、警察に見つかんなかったなw』

と敵地に乗り込んでいるのに軽い会話をしてると、唐突に携帯のブザー音がなった。

学からの着信だった。

『お前らの姿が見えたからこっから

サポートしていくわ。』

『あぁ、よろしく。』

『お前らは今1階の放送室に近い階段から上がって2階にいるんだよな?』

『そうだぜ。』

『じゃあ、この長い廊下を右方向へ

まっすぐ進んで非常階段に一番近い部屋が職員室だ。そしてその部屋の前で清吾は見張っててくれ、

零次は職員室に入ったらお前から見て職員室の出口から3つ右に行った机が古馬の机だ、出来るだけ年密に探してくれ。

2人とも頼んだぞ。

俺は引き続きサポートするから、

困ったらこの番号にかけてくれ。』

『了解‼︎』


俺らは言われたとおりのルートで、

音を殺し慎重に職員室まで辿りついた。

『じゃ、見張ってるから頑張ってこいよ‼︎零次‼︎』

『行ってくるよ、ちゃんと見張ってろよ‼︎』と言い残して暗闇の戦場へと

零次は踏み込んで行った。


《職員室の監視カメラの映像》

『えーと、出口から3つ目の机だから、この机か‼︎』とつぶやいて古馬の机を見つけた。

『んじゃまぁ、漁っていきますか‼︎』

とは言ったのはいいが、

でてきたのは辞典や教科書類等の堅苦しいものばかりだった。

『はぁ〜、収穫無しかよ』

とその場を立ち去ろうとしたら、

古馬の机の棚にメモらしきノートがあった。どうやら校長からの朝礼の話らしい。

前半の部分はあの入学式をどうやって隠蔽したかっていうことが書いてあった。

これだけでもかなりの情報だ。

だが、それよりも重要な文章が次のページに書いてあった。

『なんだよ..これ..

「X因子の発現のレポート」だと?』

気になったからその次のページをめくろうとした次の瞬間背後から

『何をしてるのかな?零次君?』

と聞こえたので振り返るとそこには

担任の古馬が立っており、

零次の腹が古馬の手から伸びてる槍?見たいなもので突き抜かれていた。

『お前....どっから出..てきた...?』

零次が血を吐きながら言った。

『あぁ、あそこだよ。物音がしたからね。邪魔なネズミを退治しに来たんだ。』

古馬が指を指した先には

「教師仮眠室」があった。『く...そ...』

『おやすみ、零次君w』

と古馬が言い槍で零次の腹をさらに深く貫かれた。


『遅いな零次、ちょっと様子を見に行って見るか』とつぶやいて職員室に入った。

そこには零次が古馬の手から伸びた槍で深く貫かれた後だった。

『うわぁぁぁぁぁぁ‼︎』と叫び零次のそばに走って行った。

『零次‼︎零次‼︎聞こえるか⁉︎』

幸いまだ零次の息はあったが今にでも死にそうだった。

『清...吾...?』

『そうだ、俺だ‼︎清吾だ‼︎』

『良かっ...た。最...後に、

友...の顔が見れて。』

『ふざけんな‼︎まだテメェまだ青春を謳歌してねぇじゃねぇかよ‼︎まだ楽にはさせねぇぞ‼︎』

『はは、それは無理..かな..』

『無理じゃねぇ‼︎、今すぐに病院へ連れていけば‼︎..』

『なぁ、最後にさ、ワガママ言って..良い..か?』

『なんだよ、もったいぶらずに言え‼︎』

『必ず、この復讐を遂げて来れ‼︎』

と言った瞬間零次の体の力が一気に抜けた。

『あぁ、必ず。』と俺は言い残した。


『美しいね〜、友情ってのは。』

と古馬が俺らを馬鹿にしたように笑いながら言った。

『覚悟は出来てんだろうな、

古馬ぁぁぁぁぁぁぁぁ‼︎』

と言い俺は叫びながら斎藤からもらったハンドガン二丁を両手にもち、古馬のふところに瞬時に潜り込み、弾丸を1発ずつ古馬に打ち込んだ。

たしかにやった感触はあったが、

そこには騎士のような鉄の鎧と槍をもった傷一つない古馬が立っていた。

『何故お前は傷一つ付いてない⁉︎

そしてその体はなんだ...?』

『これがX因子が覚醒した力だ‼︎』

『X因子とはなんだ⁉︎』

『あははは、これから死ぬ反逆者に言うことは何もない‼︎』

古馬が槍を俺に向かって高速で突き抜こうとしたので、

俺はひたすら逃げ、ハンドガン二丁で応戦したが、

鎧が硬過ぎて弾が全て弾かれてしまった。

ついでに言うと、応戦し過ぎて弾が全て切れてしまった。

その上逃げ回ってる内に壁に行き着いてしまった。

『さぁ、そろそろ死んでくんないかな?清吾君?』

と古馬がそう言って俺のこめかみに槍を突きつけた。

『なぁ、先生ようあんたって

「奇跡」って信じるか?』

『ふっ、何を言い出すかと思ったら

「奇跡」だと笑わせるな。そんなのはまやかしだ。まぁ、どっち道お前は、

「奇跡」が起きる前に死ぬけどな‼︎』

と言い古馬はこめかみに突きつけてあった槍を思い切り振りかざして、

俺を貫こうとした。

俺はその時もうダメだなと思った。


だが、俺は何故か電脳空間っぽいところにいた。

だがここを何故か知ってるような感じがした。

そしてそこにはとてつもなく大きい門があった。

唐突にその扉がしゃべりかけてきた。

『我はX因子、汝は何のために戦おうとしてる?』

『俺は...友情ためとかじゃない。ただ自分の私利私欲のために戦うだけだ‼︎』

『自分の魂を売ってでもか?』

『あぁ、友と約束したからな「絶対に復讐を遂げろ」って。そのためには俺の魂でも売ってやるよ‼︎』

よかろうとその門は言ってきた。

『汝よ我が力を受け取れ、我が名はflameだ。』

『flame?』

『我が力の発動条件は汝が良く知ってると思うぞ。』

そりゃ、そうだ。今思い出したここが俺の脳内だということを。

『さぁ、汝よ我が力を使い目の前の敵を倒せ‼︎』


そして、時は動き出した。

とっさに俺はあの攻撃をよけた。

『チッ、ちょこまかと動きやがって、次で終わりにしてやる‼︎』

『コードflame継承モデルをハンドガンへ‼︎』

と俺が言った瞬間俺の体から炎が出て、ハンドガンへ炎が装填された。

『まさか、X因子が覚醒したと

言うのか...?俺は認めない、認めないぞォォォォォ‼︎』

と古馬が俺を貫こうとした。

『なぁ、あんたさ「奇跡」を否定したよな、だがなその「奇跡」が俺に力を貸してくれた、

これでもあんたはまだ「奇跡」を否定するのかぁぁぁぁ‼︎』

と言い放った。

そして俺はさっきハンドガンに装填された炎の弾を鉄の鎧目掛けて撃った。

その炎の弾は鉄の鎧をを溶かし、

古馬の体を撃ち抜いた。

『グワぁぁぁぁ⁉︎

腹が焼けるようにいてぇぇ⁉︎』

『形勢逆転だな。』

と俺は古馬のこめかみにハンドガンを打ちつけた。

『さぁ、テメェが知ってることを洗いざらい吐け‼︎』

『チッ、仕方ない。吐いてや..る..?』

そういった時にはもう死んでいた。

原因は脳出血だった。

『ふざけんな‼︎何のために俺はテメェを生かしたかわかんなくなっちまったじゃねぇか‼︎これじゃ零次に向ける言葉がない。』

と絶望に浸ってると俺のSNSに零次からのメッセージが時間差で届いた。

そこにはメモらしき物の画像と簡潔に書かれた、メッセージがあった。

ただ、

『こんな俺と友になってくれて

ありがとう。』と。

『おいおい、どんだけ死亡フラグ建ててんだよ』俺は泣きながら零次の検討をたたえるように笑みを浮かべた。

その後俺は数分泣きまくった。多分人生で一番泣いた。

その後、俺は誓った。

『こんな犠牲者はもうださせない、

だからこんな復讐は早く終わらせよう。』


1人の友の犠牲により、

少年はまた一歩強くこの世を

歩いていくことを決意した。


始めての方も

ずっと読んでくれてる方も

こんにちは‼︎YONAです‼︎


今回初めてバトルを書かせていただきました。

どうでしたか?

出来れば今回や今までの感想を書いていただければ幸いです。


それでは次回も会えるのを楽しみにしてます。


では‼︎

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