人生初の点滴を受けた話
タイトルの通り、物心ついてから初めて点滴を受けました。そうなった原因も含めて自分用に備忘録的なものがあった方がいいなと思ったので書き上げてみた。
エッセイにあげたのは、こんなんでもどこかで誰かの役に立つことがあればなーと思った次第です。
では、どうぞー。
事の始まりは、喉の違和感から。朝起きてちょっと乾燥してるかなと思ったけれど、水飲んだら気にならなくなったのでそのまま出勤。夜は一応濡れタオル干して乾燥対策。
次の日。飲み込むときに引っかかる感じ。イソジンでうがいしておけばいっかーと思って出勤したら痛みが増してきて、上あごが引きつるようになったので早退。終業1時間前だからいいよーって言ってくれた上司ありがとう。
病院では、腫れもあるし、引きつっている上あごにはでっかい炎症がどーんと鎮座していると言われ、でも熱もないし今はやりにはやっているヘルパンギーナではないでしょうと診断され。
とりあえず炎症抑える薬とたん切り、うがい薬などを出されて帰宅。
シャワー浴びて、ご飯食べてから処方された薬を飲み。金ロー見たかったけど次の日も仕事だし、早めに休むかってなったらさあ大変。
両手が、かゆいのです。それも尋常じゃなく。ひとまず保冷剤ー! と思って冷やしながら様子見たけれど一向にひかない。むしろ、足の裏までかゆくなってきた……?
薬飲んで30分位してるし、外用薬も使ったからどれが原因かわからない。
けれどこれはまずいと、夜間に具合が悪くなった時用のフリーダイヤルで相談。応急処置はしてもらえるということで、急病センターに駆けこんで問診あれこれ。
そうこうしているうちに、動悸も激しくなり、この場でマラソンでもしましたかくらい心臓はバクバク。
かゆみは全身を襲ってきて、くたびれたTシャツでも擦れるとかゆい。なにより、全身真っ赤。お酒飲んでもここまで染まることがあろうかというくらい真っ赤。
自分でもドン引くくらい赤かったけど、看護師さんもお医者さんも冷静に点滴ですねっててきぱきと準備を始めていく。さすがですね、夜間の人員少ない中で動くにはこう、無駄のない行動が必要です。職場で無駄に動き回って備品に体をぶつけるわたし、見習わねば。
別室に移動して、いざ点滴!
……全身、真っ赤になってかゆいだけじゃなかったんですよ。むくんでいたのです。わたしの体。
献血でも採血でも、いい血管だと言われ続けたわたしの腕、血管取りづらいくらいに赤いしむくんでて。それでも一発でいれてくれました。さすがですね。痛くないですか、気分悪くないですかって心配してくれた看護師さん、ありがとうございます。
薬剤一本、30分かけて入れようねって話だったけど、かゆみはまだまだあるし、赤みも全然ひいてない。そして、入っていくのが遅かったそう。
あ、動悸は治まってきましたーなんてヘロヘロの顔で言われてもってことでもう一本追加。
これでダメだったら救急搬送も考えてくれていたようですが、来た時よりも赤みは引いていたそうなので、帰宅OKになりました。
点滴受けている間、具合悪い患者さんをさばきながらちょくちょく様子を見に来てくれたお医者さん、看護師さん。本当にありがとう。気分紛れるような世間話までしてくれて、かゆみに気を取られずに済みました。
点滴中、自分の体を写真撮ったり友人にLINEしたりしていたけれど、赤みが引いているか、かゆみはまだあるかという判断が正常には出来ていなかったんだなと今になって思いましたが。
翌日、赤みもかゆみも引いていたけれど、肝心の喉の痛みは治っていなかったので昨日かかった病院を再度受診。先生からも、どの薬かは分からないけれど、内服薬は全部やめて外用だけでゆっくり治しましょうと言われました。
もうしばらく、喉の炎症とはお付き合いが続きそうです……
かゆみが出始めた時点で自分で運転できたし受け答えもまあ出来ていただろうし、なにより即座に動くという判断をしたことは、自分で自分をほめてもいいかと思って今日の夜はナゲットパーティーにします!
今は点滴刺したところに傷があるくらいで、元気に回復しましたー!
ナゲットはマスタードソース派ですが、今は喉にしみるのでケチャップです……