第8話 頭角を現す?
レイがスキルを獲得します。
「それでは訓練を始めます。ですが、その前に冒険者の等級について説明致します。」
ヒエムスさん曰く、冒険者の等級は次のようになっているらしい。
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SS級、、、気候・地形を変える、又は操る程の力を持つ。
世界から英雄・又は神(天使なども含む)として崇められる。(その力故に恐れられてもいる。)
S級、、、、魔王級の生物を討伐した実績がある、国を壊滅させるほどの力を持つ。
複数国からその実力を認められる。
A級、、、、龍の純血種を討伐した実績がある。
国から優遇される。
B級、、、、上位悪魔・上位龍を単独で討伐した実績がある。
国からその実力を認められる。
C級、、、、下位悪魔・下位龍を単独で討伐した実績がある。
ギルドから優遇される。
D級、、、、キメラ『キメイラ友呼ばれる』やオーガなどのD級の魔物を狩る実力がある。
E級、、、、初心者。基本的に薬草採取や町の清掃など。
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、、、うん。俺の知ってる等級と違う。
(めっちゃハードやないかい!っっと思わず突っ込んでしまった。、、、それにしても、等級のあげ方難しいなぁ、、、この世界の生物はそんなに強いのか?だとしたら俺死ぬんじゃね?)
「ちなみに、SS級は過去にたった一人いたとされています。しかし、世界中から恐れられ続け、自ら命を絶ったとか、、、」
「なるほど。」
「しかし、S級は今現在この世に一人だけおります。それは、勇者 カグツチ・ヤマト 様であります。」
(ん?カグツチ?それって日本の神話に出てきたよな?ってことは、俺のほかにも転写がいるのか?)
「等級を上げるためにはどうすればいいのですか?」
「ギルドからくる依頼は、自分の等級の一つ上まで受けることが出来ます。そこで上の仕事をこなせば等級を上げることが出来ます。ですが、たいていの冒険者はD級で停滞しますな。」
「ヒエムスさんって本当に凄いんですね!」
「おっほっほ、ありがとうございます。」
「ところで、レイ様のその剣技はなんというのですかな?あのような動きは見たことがありませぬ。」
(そういえば、この世界にけんどうってあるのか?正直に言わないほうがいいかもしれないな。)
「奴隷商に捕まる前に師匠から教えてもらいました。」
「レイ様の師匠というのはいったい誰ですかな?」
「、、、覚えていません。何せ俺は5歳になっていませんでしたから。」
「それほどに幼かったというのに、何故それ程の剣技を扱えるようになったのですかな?」
「体に叩き込まれました。独房の中でもそのことを忘れずに鍛え続けていましたから、それのおかげだと思います。」
「ふむ、、、分かりました。しかし、レイ様の動きは剣を使うこと想定した動きではなかったようにお見受けしましたが、、、」
「俺が師匠から教わった剣技で使うのは、《刀》というものを使います。」
「《刀》ですかな?それはどのような物なのですかな?」
「剣のよう両刃ではなく、片刃で、少し反りがあります。切れ味が良く、長いです。師匠はそれを《太刀》と呼んでいました。」
「ふむ、興味深いですな、後日鍛冶師の下に出向いた時はその《太刀》というのを作れるか相談してみましょう。」
「えっ!良いんですか!ありがとうございます!」
「ほっほっほ、問題ありませぬ、レイ様には今より強くなっていただかねばなりませんからな。」
「確かに、そうですね。頑張ります。」
「ふむ、では訓練を始めます。ではまず、アクア様とレイ様で一度手合わせをしてみて下さい。」
「え!?私がレイさんとですか!無理です勝てません!」
「そんなことは無いですよアクア様。あなたも依然と比べて見違えるほどに強くなられました。いい勝負が出来るかと。」
「む~~!、、、ハァ、分かりました。レイさん!手合わせお願いします!」
「はい、よろしくお願いします。」
(アクアは王国の学園に入るために訓練をしていると言っていた。それにヒエムスさんの指導をずっと受けていた、つまり対人戦は得意なはずだ。、、、まぁ、さっきヒエムスさんと手合わせしたときに西洋剣の使い方も少しわかったとこだし何とかなるだろう。)
「それでは、、、始め!!」
「ハァぁ!!」
始まると同時にアクアは突っ込んできた。
「ハッ!・・・セイ!・・・うりゃぁ!」
掛け声はともかく、鋭い連撃を打ち込んでくる。これが女の子の体から出る力とは到底思えない。
『一定の熟練度に達しました。ーーースキル:思考加速Lv1を獲得しました。』
(ん?スキル?思考加速?あれか、感がいるのが早くなるというあれか。、、、今のは天の声ということにして、あとで考えるか。)
「八ッ!、フッ!、ヤッ!はぁぁぁぁっぁぁぁぁぁあ!!」
アクアの剣がさらに早くなった。しかし、スキルを獲得した俺にとっては、たいして早く感じなかった。
(なんで!なんであたらいのですか!先ほどヒエムスと手合わせした時よりも動きが早くなっているじゃないですの!)
(レイ様、先ほどよりも剣筋が正確になっている。そして落ち着いてる、、、まさか!?スキルを獲得した?、、、いや、まさかそんなに簡単にスキルは獲得できますまい。)
(、、、遅いな。これもスキルのおかげか?だとしたらこれはチャンスだ。アクアの動きを見て吸収して、対人戦の参考にさせてもらおう。)
俺が戦いながらそんなことを考えていると、、、
『一定の熟練度に達しました。ーーースキル:並列思考Lv1を獲得しました。』
(またスキルか?並列思考?つまりあれか、、、パソコンでタグをたくさん出して一気に調べるみたいなことが出来るようになったのか。それは凄いな!)
それから3分ほどが経ち、アクアには疲れが見えてきた。
(そろそろ終わらせてもいいかな?疲れてると動きが悪くなるしな。)
「シッ!」
「キャッ!」
「そこまで!」
「ふぅー、、、流石に強いですわねレイさん。しかも途中から動きが良くなりましたよね?」
「楽しくなると集中してしまう体質でして、、、しかし、俺も疲れました。」
「フーン?その割にはレイさん息が切れていないようだけど?」
「ウッ!、、、やっぱり、筋トレの成果ですかねぇ、ははは」
「そういえば、さっきいてましたわね?3秒以内に息を整えると。あの話本当だったのですね、、、私がスキルを使ってまで勝てないなんて、、、」
「アクアさんのステータスってどのくらいなんですか?」
「そうね、、、ヒエムス?レイさんになら話してもいいですわよね?」
「そうですな、、、レイ様なら構いません。レイ様、誰にも言わないようにしてくださると助かります。」
「分かりました。誰にも言いませんよ。」
「ありがとうございますレイさん。それで、私のステータスはですね、、、」
《アクア》 ステータス
姓:ローズ 筋力:15
名:アクア 体力:11
職業:無し 素早さ:18
レベル:10 魔力:10
加護:無し 知力:10
《スキル》
・身体強化Lv1
《耐性》
無し
《魔法》
無し
「身体強化?動きが早くなるということですか?」
「その通りでございます。ちなみに、スキルにはレベルという概念がありまして、一定のレベルになるとスキルが進化します。進化するレベルはスキルによります。」
「なるほど、、、。」
「あのぉ、レイさん?私が見せたのだからあなたも見せてください!ステータス!」
「分かりました。」
(ステータス!、、、ピロン!)
《レイ》 ステータス
姓:無し 体力:40
名:レイ 体力:36
職業:奴隷 素早さ:30
レベル:15 魔力:1
加護:無し 知力:3
《スキル》
・暗視・思考加速Lv1・並列思考Lv1
《耐性》
・苦痛耐性Lv4
《魔法》
・無し
「れ、レイさん?昨日からスキルが2つも増えているんですけど、、、」
「そういえば、アクアさんと手合わせしている時に声が聞こえてきたような、、、」
「そ、そのとき何を考えていましたの?」
「えぇっと、、、アクアさんの動きを見て、対人戦闘の参考にさせてもらおうと、集中してました。」
「レイ様は恐るべき才能をお持ちになられている。本来スキルというのはそうそう手にはいらないものなのです。特に今あなたが獲得したスキル、『並列思考』、、、これは戦闘中にほかの事を思考しながら戦わなければなりません。下手をすると命の危険にさらされる可能性もありました。おそらくレイ様はそれほどに落ち着いて動きを見ることが出来ていたということでしょうな。」
「はぁ、良く分かりませんが、ありがとうございます。」
「それでは二人の実力が分かったところで、訓練を再開します、本日は体力づくりでございます。」
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