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俺も私も生きている  作者: 高槻博
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引っ越し

反抗期真っ最中の中学2年生の夏、俺は地元東京で信号無視をしてきたトラックに轢かれる事故に遭った。

本来、俺が直撃していただろうトラックから身を呈して守ってくれた、名前も知らぬ同年代の女子のおかげで俺は骨折程度の怪我で済んだ。

しかし、俺を守るために飛び込んできてくれたその子は俺より遥かに重症に見えた。


俺はそれからの記憶は曖昧でその後その子がどうなったのかさえ分からない。

父さん、母さんに聞いても分からないの1点張りだったが、かなりの動揺が見て取れた。

そんな両親の反応から俺より重症だったことは明らかだった。


俺は飛び込んでくる際に見えた可愛い顔と綺麗な黒髮を参考にその子を3年間探し続けたが、見つけることはできなかった。いつかは見つけられると思っていたが、父の仕事の都合で茨城に引っ越さなければ行けなかったので、もう探すこともできなくなってしまう。


そんな後悔を残して俺は高2の夏に茨城に引っ越していった。

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