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心的外傷と回復、心理療法としての創作について  作者: 坂崎文明


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武田鉄矢『精神障害は治そうとするな』その真意、「狂気という異世界」が「集合的無意識」である

武田鉄矢『精神障害は治そうとするな』その真意

https://youtu.be/E2Aw28mOrVc


社会福祉法人浦河べてるの家

http://www.urakawa-bethel.or.jp/


べてるの家

https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%81%B9%E3%81%A6%E3%82%8B%E3%81%AE%E5%AE%B6


べてるねっと

http://bethel-net.jp/



「治りませんように――べてるの家のいま」 単行本 2010/2/18 斉藤 道雄 (著) みすず書房

https://www.amazon.co.jp/dp/4622075261




 武田鉄矢の今朝の三枚おろしという朝のラジオ番組ですが、「治りませんように――べてるの家のいま 単行本 – 2010/2/18 斉藤 道雄 (著) みすず書房」という本の紹介です。


 「べてるの家」というのは精神障害の人間が自分自身で病を研究し治そうという試みです。

 幻覚妄想大会があったりして、一番凄い妄想が幻覚妄想大賞として選ばれるようです。


 幻覚=お客さん、幻聴=幻聴さんと名づけて、幻覚、幻聴と対話していくらしいです。

 僕も幻覚、幻聴の話を聴いたこともありますが、意外とワンパターンというか、ちゃんと秩序があります。


 C.G.ユングも患者の話を聴いていくうちに、ある秩序があり、これは「狂気という異世界がある」という結論に至ったようです。

 患者の話と全く同じ数千年前の神話が見つかったりする。

 そこから「狂気という異世界」=「集合的無意識」なんではないかという心理学理論が出来上がります。


 「べてるの家」のリストカット、自殺未遂する人にリポートを提出させたら、その理由が「悩む」「疲れ」「暇で」「寂しい」「お金がなく」「お腹がすいた」であり、この条件が揃うと、死の衝動が生まれるそうです。


 この条件の頭文字を繋げて、狂気を人格化して「なつひさお」というきつね顔のマスコット人形を作って客観視してるそうです。

 人格化することで狂気と対話してる訳です。



 小説書いてる時も、実はこういう感情の人格化によってキャラクターが生まれるし、実は小説書きは自分の妄想と対話してるんじゃないかと思います。


 何か他人事ではない感じがしています。

 結局、精神病が心の断片化ならば、精神の統合の度合いによって健常者と精神障害を区別してるだけのように思える。


 僕の場合も、冬季うつ病期においてはパワー不足で小説は書けないが、パワー回復して精神統合(心の統合)が上がると小説書けるようになる。

 ノリノリになると躁病のようになる。



キューブラー・ロスによる5段階モデル(死の受容モデル)と、それへの代表的な批判について 

http://kaigolab.com/care/7018 


 人間の心理パターンには「否認と孤立→怒り→引き取り(神との取引)→抑うつ→受容」というものがあるのですが、うつ病(抑うつ)とか、統合失調症(怒り)だとかはその感情のサイクルの一部のように思える。


 このサイクルが生まれる原因というのは自分の感情の否認、無自覚で最終的にそれを受容できたら納まるべきところに納まると思います。


 うつ病(抑うつ)とか、統合失調症(怒り)という症状ばかり見てると、本質、原因は見えなくて、そこを一枚めくると「悩む」「疲れ」「暇で」「寂しい」「お金がなく」「お腹がすいた」などの感情が隠されているのではないか。


 そういう感情や記憶を見失うと、人は心の病に罹るのではないかと思う。

 ということで、個人的には、冬季うつ病気の抑うつ期は苦しいが、結構、楽しみだったりします。

 自分の心の新たな面を発見するチャンスでもあるから。

 

 とはいえ、仕事を抱えてる人が精神障害の人を抱えて生きるのは現実的には難しい。

 やっぱり、精神科は必要で、精神科医やカウンセラーなどの頑張りに期待するしかないだろう。 

 あーでもない、こーでもないと悩むので、抑うつになる。

 解決策とか、まあいいかと思えると治っていくのかもしれないですね。






自分の愛着対象であった人や物が喪われたことをきっかけに抑うつ期に入るのが普通ですが、それによって喪失した対象を自己の一部に取り入れることができ、自分が成長します。斎藤学 「斎藤学ネットグループカウンセリング」

https://twitter.com/iff_co_jp/status/969282380195229696

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