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私立叢雲学園怪奇事件簿【第二部 魄王丸編】  作者: 来栖らいか
【序章 『魄王丸』】
1/42

【古伝】

【補足】

 この序章は本編に繋がる伏線になりますが、読み飛ばしていただいても本編に影響はありません。本編中、キーワードとして登場した際に読んでいただけたら嬉しく思います。

 今宵は新月。ぬばたまの夜、訪れ来たる。


 里村人も都人も、淀みたる闇の中、息をひそめ、針ほどの灯も洩らすまいと戸を堅く閉ざしたり。

 その狭間、一頭の獣、空を駆らん。


 猛々しきその姿。

 双眼、爛々と輝き、黄金色の鬣は闇を穿つ。


 鋭く長き爪、一撃のもとに大樹を真二つに裂き岩をも砕く。

 緋の焔を吐き人肉を喰らい、雲を呼びいかずちを放てり。


 人々これを恐れ、あまたの勇者討ち果たさんと挑みたるが叶わず。


 これなるは雷獣、『魄王丸』と人の呼ぶ……。


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