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土龍と呼ばれた男  作者: アナホーリ三世
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3

周辺探索に出発前に装備の確認をする。

まずクナイと棒手裏剣、マタギ刀、ロープ、後は...コンビに袋。

何か採れるかも知れないからな!

ざっと眺めてみる。

降りたところに10m程度の川。後は300m四方程度の草原と森。

それを囲むように

30m位高さのある崖。

様は崖に囲まれた平地みたいな感じ。川が流れているところは切れ目になっているが、

両岸ともやっぱり崖になっている。外から入ろうと思ったら、

川の中を歩いてこなければこの崖で囲まれた場所には入ってこれないだろう。

でもその前に、この崖階段を作って簡単に上り下り出来る様にしないと。

イメージイメージ!

[階段]

ゴロゴロ......

よしっ!階段が出来上がった。

何気に便利すぎ?

階段を降りてきたが良いが、階段を削った際に削った分と穴を掘った際に処理をしたグリ石が

それこそ進行を妨げるが如く大量にある。

そして目の前にあるのは、川だ!

水深は50cm程度だが、流れは速く渡るのに厄介だ。

・・・・材料はある!川幅10m水深50cm、立派な橋は出来ないが、とりあえず1m毎に橋桁を作って

そのあと丸太を掛けるか更に石で作るか考えよう。

イメージ!(上流側は水の抵抗を受けないように、また下流側も流れをスムースにしないと

掘れてしまって崩れる原因となりそうだから...角を無くした・・・長円状に。

[成型]....高さ1m幅50cm長さ80cmの橋桁が10本出来た。

次に川の中、10箇所橋梁が出来る所を1m四方で30cm掘り下げる。

[掘削]ヨシ、出来た!

後は橋桁を[移動]ゴゴゴゴゴゴ・・・・。

......イメージで出来るってのはスゴスギル!一直線に並んでレベルも問題なく取れてる...。

我ながら怖いわ…橋桁を飛んで対岸に渡る。

川沿いに上流に進んでいく。1本大きな木があり何か実がなっており、よく見ると

胡桃?の様だ。チョイと木登りをして揺らしてみる。かなりの量が地面に落ちたので、

日当たりのいい箇所に一纏めにして置く。どうせ表皮が腐らないと意味無いし。

更に川沿いを歩いて行く。壁で行き止まりとなった。渡河地点から200m程度。

ここから壁沿いに歩く事になる。

んっ!今度は栗の木だ。山栗で小粒だが、物凄い量がなっている。

小一時間程かけコンビニ袋一杯になった。未だ未だあるが、

とりあえず今日のところはこれぐらいにしといてやろう!

トイメンに寝ぐらが見える。約半分制覇したので、今度は直線で寝ぐらに向かう。

ここから右側が森、左が草っ原という感じだ。

栗を手に入れたので、多少食料事情は改善されたが、それも3食程度だ。

一日2食としても10日持てば良い方だ。否、山鳥を捕ったり、魚を釣ればもう少し持つかも知れない。

とりあえず昼飯は帰って竈を作って焼き栗にでもして食べるか・・・。

このエリアと言うかこの崖に囲まれた地域には、どうやら熊や猪などの大型哺乳類は

居ないようだ。他からの進入を拒むような地形だから当たり前か。

外敵が居ないということは住み易いということだが、食料のない状況では問題だ。と一抱え程集めた

薪を抱えながら歩いていたら、河原に到着した。

川を渡り岩棚に上り早速簡単な竈を作る。

側面の壁に穴を掘り、天井には煙道を設ける。これもイメージングでサクサク製作する。

薪をくべ火を起す。ある程度燃えてきたら、刃を入れた栗を投入する。

焼ける間に朝方掘った穴倉に入り座禅を組む。

大気中から気を取り込み練り上げる。深い深層に降りていく………………。

ふぅぅぅ。

続いて瞑想。感覚が上がってくる。

凄い!今までは曖昧な感じで周りの状況を感じていたのだが、簡易的な地形マッピングになっている。

そのマッピングに赤く光っている箇所がある。場所はすぐ近くだ。誰かが岩棚に進入したのか?

パンッ!銃声?すわっ敵襲か!




っと思ったら、焼き栗が爆ぜた音だった…。刃を入れたはずなのに(°_°)

昼飯にしよっと!











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