死体が好きな少年の閉じられた心の中
初めての投稿で、初めての創作です。
読みづらかったり、文章がつたなかったり、意味がわからなかったり、気持ち悪かったりします。
注意してお読みください。
僕、樹合 條の好きな物
それは「死体」だ
なぜ死体を好きになったのか
そのきっかけを話そうと思う
僕がまだ小学二年生の頃
僕には付き合っている子がいた
かなちゃんと呼ばれる特に可愛いということの無い普通の子だった
僕は金曜の学校の帰りに、かなちゃんを遊びに誘う
「かなちゃん!明日土曜日だし、遊ぼー!」
僕の言葉に笑いながら頷き
「じゃあ、公園で一時にまってるね!」
と、手を振りながら家のある方向へとランドセルを揺らしながら楽しそうに帰っていく
そして、僕も明日の事を考え笑いながら帰路についたのだった
家についた後
明日の事を考えて、親にお金を貰った五百円もだ
それは子供からしたら大金だった
「明日はこれでかなちゃんとお菓子を食べよう!」
そう、独り言を呟きその一日は終わったのだ
次の日
僕は十時に公園にいた
別に約束の時間を間違えた訳ではなく、いつもかなちゃんの方が先について待っているから
たまには、僕の方が早くまっていたかっただけだった
だか、流石に早すぎた
「早く来すぎた…」
それでも早くついたことにはかわりないと、気持ちを入れ替え
かなちゃんを待ち続けた
「あれー?ジョウ君の方がはやーい」
と、遠くの方から声が聞こえそちらをみる
すると、見ていることに気がつき
走ってくる
「まだ十一時なのに、はやいね!」
そう言われた僕は、ドヤ顔しながら
「まーね」
そう、答えるのだった
それから僕たちは公園で遊んだり、近くの駄菓子屋で一緒にお菓子を食べたりと
充実した時間を過ごし
「もう遅いし帰らなきゃ」
そうだねと頷き、家の方へ歩いていく
「イヤァ!」
普通では無いかなちゃんの叫び声が聞こえ
僕は反射的に声のした方へと全速力で走っていく
そこで僕は見た
かなちゃんのお腹に刺さる一本の刃
かなちゃんのお腹から滴る血
かなちゃんの前にいる不気味な笑みを浮かべた男の顔を
声は出なかった
恐怖なのか悲しみなのか、理解できない感情が僕の声を抑える
動けない僕をその男が見た
腰が抜け動けなくなる
しかし、男はかなちゃんに刺さった刃を抜くと何処かへ走り去って行くのだった
男が居なくなって暫くして動けるようになった僕は
「かなちゃぁぁぁん!」
声を張り上げながら、涙を溢れさせながら、足を震わせながら
かなちゃんの元へ近づいて行くのだった
あの後、僕の叫び声を聞いた近くにいた人が救急車を呼び
僕とかなちゃんを運んだらしい
らしいというのは僕自身はそれを覚えていないからだ
かなちゃんの上に多い被さるように気絶していたらしい
それと、かなちゃんは既に死んでいたということだった
そして、今日はかなちゃんの葬式だ
最後にかなちゃんの姿を見るらしい
このお経の後とのことだ
辛いけど、最後に言いたいことがいっぱいある
お経が終わった
かなちゃんが入った白い箱のようなものの中にお母さんが花を入れる
白い箱の中を覗き込み、僕は固まった
そして、小さく誰にも気付かれないように笑った
かなちゃんの死体があまりにもきれいだったから
皆が悲しんでる中、僕だけが笑う
そして、かなちゃんを殺した男に感謝した
こんなにも美しいものを見せてくれたことに
かなちゃんの死体の美しさに気づかせてくれたことに
そして、ここ迄はきっかけのきっかけでしかない
それから二年たった小学四年生の時
その頃の僕はいじめに遭っていた
それは別にどうでも良かった
馬鹿にされてもどうとも思わなかったし
殴られても痛いとも思わなかったからだ
まぁ、それは置いておこう
この年にお母さんが死んだんだ
ここ迄は来れば予想がつくだろう
葬式だ
そして、人生で2度目の死体だ
それも、お母さんの
お母さんは若かった
あの時は二十七歳だった
高校生の時は学年で一二を争う美人だったらしい
でも、僕にはただのお母さんだった
若いと思ったことはあったけれど、美人だと思ったことはなかった
けれど、お母さんの死体を見たとき
美しいと思った
綺麗だと思った
そして、わかった
かなちゃんの死体だから美しかったんじゃない
かなちゃんが死体になったから美しかったんじゃない
死体が美しいんだと
死体だからよかったのだと
これが僕が死体を好きになったきっかけです
ここまでお読み頂き有難うございます。
批評はあまり好みませんが、アドバイスや感想などを教えて頂けると
とても有難いです
本当に有難うございました。