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感情

作者: ともたろす

短め。

自分の不幸話をするのが好きな男がいた。不幸話をしながら、彼は、よく笑った。


ある日、男の前に精霊が現れ、「ふたつ願いを叶えてやろう」と言う。精霊の提示した一週間を期限に、様々なことを想い、それと共に、絶望的なことが連鎖するように連続して起こり、一週間後、「自分より幸せな人間を全員殺せ」と精霊に祈るが、誰も死なず、「何故だ」と、精霊に問うと、精霊は声高らかに笑いながらこう答えた。


「君は悲劇のヒロインでいたいんだろう?一週間は君の心を見る時間なんだよ。君はこの絶望的状況下に置かれている自分に陶酔しているんだ。最高に不幸で、幸福だ。」

それを聞いた男は、

「最後の願いだ。俺を殺せ。」と言う。


狂気に満ちた彼の屈託の無いほどの悦びに満ちた顔は、彼の1番の狂喜なる凶器だった。


そして、精霊は屍を一瞥することもなく、その凶器を愛おしそうに撫でた。


精霊の仕事は人の感情を集めること。

そして今日も精霊は、感情を、ばら撒くのだ。

これ、友達に見せたら、「超意味わかんねぇ」っていわれたんだけど、どうだった?

面白くね?面白くねこれ?だべ!?面白いべ!?

な~だから言っだんだよ~。

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