祈り姫
旅立ちの日僕らは違う明日を夢見て
不確かな道で歩み進めてく
この瞳に映る隠しきれない不安を
閉じて嘆きの歌を
この空にとかして行く
あと一歩踏み出せるのなら
また君と行けるのに
膝をつき手を合わせ
ここで届かない祈りを
捧げることしかできない
このこわれた羽根を動かして
君に会いに行くよ
たとえここで墜ちたとしても
君に近づいてたいから
もう会えないと分かってるのに
分かりたくない自分がいて
手を伸ばし触れあったはずの君は
光となって消えていく
この手の中に残った
温もりだけを置いていき